エピソード62の感想一覧

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[一言]
ベースは人間なんですね…過去のリオンとは直接関係がない感じでしたか。

生焼け肉様いつもありがとうございます!
゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜

最初のほうの謎が明かされました♪

「リオンってリオン編のリオンと関係あるの?」
→名前だけ拝借した全くの別人でした。


ベースは人間です。
心臓なんてただの臓器なんだからそれが普通の人とちょっと違うくらいで人じゃない、なんて言うのはおかしいですよね!

でも「そう思わない者もいる」んですよね。

難しいお話なのでこのシリーズでは深堀りは避けます!(別のシリーズ=百年前のロデスティニア・セレスティニアの戦争を描くSKYED10ではこれが命題となりますが、書くのはいつになることやら…苦笑)

ちなみに魔導人形の詳しい作り方は、

①妊娠4週目を迎えた赤ちゃん(胎芽)を取り出します。
②精隷石(出来れば握りこぶし以下の大きさが望ましい)と同じ人工子宮に入れ微弱な電流を流し続けます。
③妊娠5週目の赤ちゃんの心臓を撤去し精隷石と赤ちゃんをくっつけておきます。
④死なずに癒着して6週目を迎えたら第1段階は完了です(殆どがここまでで結合手術の拒絶反応や感染症を引き起こし廃棄されています)。
⑤6週目から3ヶ月までの間は微弱な電流を流し続けます(安定期ですが、研究者の勘や、より良さそうな胎芽が手に入ったら間引かれることもあります)
⑥3ヶ月から8ヶ月まで約6回、成長に伴って心臓の位置に精隷石を埋め直す手術を行います(この時期以降の赤ちゃんは精隷石の影響なのか多少雑に切っても直ぐに元通りに治癒します)
⑦微調整し10ヶ月を迎えたら完成です。

こんな感じでまるで人間らしい扱いじゃないです。
前話でも少し言及しましたが、百年前は人間爆弾とか頭部だけを搭載した偵察機(オルフェンスもこれです)とか作っちゃっていた戦時中なので倫理観なんて糞くらえなのです。

リオンは人だ、という意見はシェザード、シュリ、マーガスの間でも一致していますが、年齢と人生の差なのか、少しずつ考えが違っていますね。

シュリはアシュバル人を信じ、ネイの遺志を継いでリオンを連れて帰りたいです。だからマーガスに休眠を提案されそれに従っているリオンに苛立ちと失望を覚えてしまいました。

マーガスは自分の人生にも似たリオンの境遇に同情しています。

シェザードは両方の考えがなんとなく分かりますが、双方の架け橋になってやれるような悠長な時間はどうやらなさそうです。

一方、当のリオンは短い期間とはいえ寝食を共にしたシェザードやシュリの元からあっさり離れマーガスを選びました。
「望まれた存在(王家の末裔)ではないことに対する失望」と、「また利用されるかもしれない恐怖」で逃げたくなったからです。
↑ちなみにシェザードたちの隙を見て逃げたいという心境に変わったのはメドネアにいた時に既にそうなっていました。実はその描写もちゃんとあります。さて、どこでしょう☆

余談ですが、フリーダンがおばけのくせに意識がはっきりしていてリオンを遠くに連れていって欲しいとシェザードに頼む事が出来たのは、リオンの護衛としてずっと傍にいて、娘くらいの歳の少女に対する自分を含めた周囲の処遇の外道さをずっと悔やんでいたからです。
彼は化身装甲使いですが魔法使いではないので魔法の力を利用している棺の運用など知る由もなく、物理的に棺を開けることは出来ますが再度稼働させることは出来ませんでした。
ネイの魔法で目覚めてからは地下を探査する官憲たち(敵のロデスティニア兵だと誤解)が棺の場所まで到達しないように暗躍していましたが、シェザードと出会い、シェザードに思いを託します。
自分が主体になって動かなかったのは本編でも述べましたが目立ちすぎるという点に加え、自分には今更いい子ちゃんぶる権利はないと考えていたからです。

結局フリーダンは「敵」からリオンを逃がすために命をかけて足止めしましたが…先にシェザードではなくマーガスに会っていたらシェザードの運命は大きく変わっていたでしょう。
それこそ、代わり映えのない学園生活の中で新聞か何かで「傭兵商会の若い男女が事故死した」ことを知るだけの普通の人生を過ごしていたかもしれません。

とまあ、お漏らしし過ぎたでしょうか(笑)

次話もなにとぞ宜しくお願い致します☆
(〃´ω`〃)
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