感想一覧

[一言]
繊細な感性のとても美しい情景描写だと思いました。

それぞれの四季の素晴らしさを見事に書いていて引き込まれました。
また、いつも帰れるはずの故郷へ帰ることのできない強い郷愁の思いが心に響きました。
素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました。

[一言]
身につまされる思いを感じました。
また故郷への愛を強く感じさせる素敵な文章を読ませて頂いてありがとうございます。

[一言]
都会の中で無意識に故郷を探している、という文章に「はっ」としました。
言われてみれば、私も、就職で上京した時に、通勤電車沿線の緑や公園の桜を自然と目で追っていました。
あと、アパートも、近くに畑のある地域に借りたかな。
田舎っぺなのでコンクリートジャングルが嫌だったのだろうと思っていたのですが、故郷と同じ環境を無意識に求めていたのかもしれませんね。

[一言]
美しく、そしてどこか物悲しい物語でした。

故郷というものは、あって当然のもの。
両親や兄弟姉妹が明日突然死ぬことなど普段は考えもしないように、ふるさとに帰れなくなる日が来るなんて、コロナ禍以前には考えもしませんでした。

地震や津波、台風など今までも「帰りたいけれど、帰れない」ことはあったのですよね。けれど物理的に分断されていない、金銭的に困窮していないにもかかわらず、帰ることを選択できない時代が来ようとは。

目の前にないからこそ、愛おしいものがあります。
記憶の中で繰り返されるからこそ、鮮やかに蘇る風景があります。懐かしい、寂しいという感情がなくなることが少しだけ怖いです。記憶の手触りを失うほどの時間が経ってしまったら、私たちはどう変わってしまうのでしょう。

大切な場所へ自由に行き来できる日々が、早く戻ってきてほしいものです。