感想一覧

[一言]
初めまして。
寒天さんが恋愛というものに関して、好感情を持っていて、どちらかというとポジティブなものとして捉えている一方で、ざまぁに悪感情を持っているということはわかりました。
そして、悪感情を充足させたいのか、好感情を充足させたいのか、とい分類で考えると、ざまぁという悪感情と、恋愛という好感情を混ぜることが難しいという主張もわかりました。

ただ、それは随分と精神年齢を低く見積もっているのではないでしょうか？

現在のなろうの流行りとか、そういうことではなく、「ざまぁ」と「恋愛」、つまり油と水を混ぜることだけで考えてみれば「相性が悪い。」という結論ではなく、「内容が大人向けになりすぎるので、ターゲットにから逸れるのでは？」という結論になると存じます。

というのも、前回のエッセイで取り上げた、王子がバカすぎな件も、王子の知能を上げたり、魅力的な悪にすると、その攻略が難しくなったり、そもそも創作カロリーが増えるので大変、というお話をされていたと思います。ですから、わかりやすい勧善懲悪に持ち込むギミックとして、王子はバカで、泥棒猫の頭も股も緩々になる、というような主張だったと思います。

今回も、そのように読者年齢を高く見積もるような改善をすることで「ざまぁ」と「恋愛」を混ぜられるじゃないですか。

具体的には、主人公の悪役令嬢なりを、きちんと「悪」もしくは「一癖も二癖もある人物」として書けば良いだけです。
というのも、今のランキングトップ周辺の「ざまぁ」し返す主人公たちは、精神年齢が低すぎるような気がします。はしゃぎすぎている、と思うのです。

もっとしっとりと、「あと腐れなく主人公の悪役令嬢を貶めて切りたい王子」vs「それに気づいて、よりスマートに切り返したい悪役令嬢」の物語とか。
それだけですと、あまりにもシックで重いので、「初めは本当に愛そうと思った王子の裏切りに気付いて、傷心を隠しながら協力者と反撃を仕込んでいる内に、その協力者のイケメンのことが気になってしまった主人公の悪役令嬢」のストーリーを挟むとか、クライマックスで「それでもわずかに残った王子への恋愛の情を、婚約破棄の逆転シーンの場に残して、協力者のイケメンの手を取って去る」みたいな感じにまとめ、ラストのシーンで「落ちぶれた、かつての王子に会うも、すでにあの頃の感情を忘れた主人公の悪役令嬢は、朗らかに『どなた？』と笑う」みたいに締めれば、きっちりと「ざまぁ」しながら「恋愛」できますよね。

要は、創作カロリーの問題と、あと、そんな物語の対象年齢の高さから、もっとはっきり白黒して安心安全な「ざまぁ」と「イケメンとイチャイチャ」を読みたい方向けじゃない、というのだと思うのです。

ですので、ジャンル的に「ざまぁ」と「恋愛」の相性が悪い、というよりは、現在の流行っている物の対象精神年齢を考えるに、きちんと「ざまぁ」と「恋愛」を両立させた物語は対象精神年齢から逸脱してしまう、ということではないでしょうか？

そのように、私は思うのです。

[気になる点]
最初から傲慢王子そうだけど主人公と一緒にいることで劣等感を抱いて歪む王子は主人公以外と相性が良い場合があるからそっちなら恋愛でいいんじゃない？
後は主人公の恋愛感が重要
婚約解消は主人公の自由恋愛解放て意味もあるからな

[一言]
「ざまぁ」というジャンルそのものが今やメインになっているの気がします。ファンタジーや恋愛要素にはそういうテンプレがあるから入れているだけで、徹底的にざまぁされる対象を不幸にするのが物語の根幹となっているパターンが多いです。この情勢でストレスの溜まっている人が多いのも流行の助けになっているのかもしれないですね。
私は悪意が強いものはほとんど読まないので、「ジャンル要素が取ってつけたような状態」はランキングが当てにならなくて苦しめられます。

[一言]
全く関係ないけどシンデレラってカボチャで馬車作るようなセンスの魔女が作った衣装着てたんだよな……絶対シンデレラの美貌のせいじゃなくて奇抜(笑)な衣装のせいだと思う、ドレスの中にバニーガールとかで混ざってたんじゃ。

と思ったせいでとても恋愛ものだとは思えなかった。

[良い点]
気持ちはすごくわかるとこ。
[気になる点]
憎愛復讐劇も恋愛に入るからなんとも・・・。
どちらかといえば、
①『ファンタジー要素がある作品は、他ジャンルの要素があっても、ファンタジーカテゴリーとする』
②『ＳＦ要素がある作品は、他ジャンルの要素があっても、ＳＦカテゴリーとする』
と、規定した方が、スッキリはするかもしれぬ。
[一言]
『恋愛ざまぁ』かぁ・・・。
　自分は恋愛ジャンルそのものをターゲットに読んでいませんが、ランキングではなく『小説検索』から小説を探しているので、結果的にそういうジャンルを読む事もあります（とはいえ、さすがに悪役令嬢モノは余りにも似たり寄ったりなので昨年から除外にしましたけども）。

　で、作者殿の言う通り、『恋愛モノ』として読まないです。どっちかというと、『勧善懲悪』『成り上がりモノ』として読みます。
　つまり、悪い男を踏み台にして成功する物語っすね。とはいえ、それだけなら単なるミサンドリーな嫌な作品になるので、イケメン善人な男性というトロフィーは重要。
　すると、王子様を獲得するシンデレラな物語になる。

　シンデレラの物語は、恋愛というより、意地悪なお姉さま方ではなく主人公が王子様と結ばれることで「（読者が）ざまぁ」するのがポイントだから、まぁ、構造としては同じだと思う。
　でもシンデレラは、一般的には恋愛ストーリーとされているんだよね。

　でも個人的には、小説における恋愛といえば、現実を舞台にしたモノという観念があり、ファンタジー恋愛はファンタジーなんですよね。

[良い点]
読み手としては好き。書こうとすると無理。
全く同じで親近感が湧きましたｗ
[一言]
実際に書いたり、書こうとしてみたりしてわかったんですけど、ジャンル選択まで難しいんですよねこれ。

恋愛？　いや、恋愛ではないよな……。
ハイファンタジー……でもないような気がする。
ヒューマンドラマ？　ドラマと呼べるほどドラマしてないと思う……。

と散々に悩んだあげく、貴族なら現実にもいたしローファンタジーだろ！　とかいう初心者丸出しの勘違いをして初の投稿をしてしまいました。ちなみにローファンの概念は今もよく理解していません。

最近の「ジャンル：恋愛」って「その他諸々」みたいな扱いな気がします。
なんかジャンルに恋愛ってあるのに「この作品には恋愛要素はありません」みたいなこと書いてる人もいますし。

[良い点]
真に同意します。
[一言]
裏切り部分とかにもうちょっと恋愛要素有っても良いと思うんだよね、王子が好きだったとかさ。最近の作品だともともと国や王子に愛着無いから裏切りに報復してざまぁって感じじゃないんだよね。

ちなみに昔、首になった後しばらくして会社がつぶれた時に思った事は「ざまぁ」じゃ無くて「巻き込まれなくてよかった・・」だった。

[一言]
そもそも小説とあまり相性良く無い気はする、だって勝手に自滅するだけだし。追放が無くたってどうせ数十年で潰れるでしょう。
落語とかにおなじようなネタあるし、短い笑い話に使う位が丁度良いんじゃないかな。