感想一覧
[一言]
石河翠様の「冬童話大賞2021」から拝読させていただきました。
>「大切なものなんて、瓶の中に仕舞い込んでおくものじゃないんだね」
>「自分でちゃんと持っていなくちゃいけないんだね」
この言葉は凄い重みがあると思います。
だけど、露店の主、こんな危険なものを年端のいかない子どもたちに売ってはいけないだろとも思いました。
楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。
石河翠様の「冬童話大賞2021」から拝読させていただきました。
>「大切なものなんて、瓶の中に仕舞い込んでおくものじゃないんだね」
>「自分でちゃんと持っていなくちゃいけないんだね」
この言葉は凄い重みがあると思います。
だけど、露店の主、こんな危険なものを年端のいかない子どもたちに売ってはいけないだろとも思いました。
楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。
水渕成分さん、感想ありがとうございます!
この露店で売っている瓶のほとんどは実はただのガラス瓶で、その中にいくつか万象永久保存瓶が混ざっています。それを選んで買うことが当たりなのか外れなのかは買った客の使い方次第で、露店の主もどれが万象永久保存瓶かはわからなくなっています。
ただ、この瓶を露店の主は面白半分で売っており、買い手がどんな使い方をしてどんな結果を迎えようとも興味がないので、子どもが買おうが大人が買おうが気にしないのだと思います。
作品を楽しんでいただけて嬉しいです。
ありがとうございました!
この露店で売っている瓶のほとんどは実はただのガラス瓶で、その中にいくつか万象永久保存瓶が混ざっています。それを選んで買うことが当たりなのか外れなのかは買った客の使い方次第で、露店の主もどれが万象永久保存瓶かはわからなくなっています。
ただ、この瓶を露店の主は面白半分で売っており、買い手がどんな使い方をしてどんな結果を迎えようとも興味がないので、子どもが買おうが大人が買おうが気にしないのだと思います。
作品を楽しんでいただけて嬉しいです。
ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2021年 03月24日 00時31分
[良い点]
読みながら「このお話の時代はどのへんだろう」と思っておりました。
昭和か平成の頭ぐらいでしょうか。
>そして次は何を食べようかと様々な食べ物の匂いと煙に誘われるようにして人波の中をさまよっていたところ
ここの描写が好きです。
食欲をそそる美味しいものの匂いに、焼き鳥の煙がまじった空気。人の流れに合わせて歩く、あの少し不自由な感じ。常よりいくらか明るく感じる人々の声など、いっきに「お祭り」を思い出しました。
今はコロナで色々難しいですけど、文章で浸れてよかったです。
>あの小瓶に五百円なんてぼったくりだね、と杏樹が笑った。
普通に考えてありえないほど破格なんですが、でもこの二人なら、そう言いそうだな、そう思っていてほしい……と読者の多くが思うのではないでしょうか(*´ω`*)
[一言]
翠さんの『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2021』から来ました。
私の感覚では、このお話は童話じゃないと思うのですが、童話を選択されたことで、こうして出会えました。
面白かったです!
読みながら「このお話の時代はどのへんだろう」と思っておりました。
昭和か平成の頭ぐらいでしょうか。
>そして次は何を食べようかと様々な食べ物の匂いと煙に誘われるようにして人波の中をさまよっていたところ
ここの描写が好きです。
食欲をそそる美味しいものの匂いに、焼き鳥の煙がまじった空気。人の流れに合わせて歩く、あの少し不自由な感じ。常よりいくらか明るく感じる人々の声など、いっきに「お祭り」を思い出しました。
今はコロナで色々難しいですけど、文章で浸れてよかったです。
>あの小瓶に五百円なんてぼったくりだね、と杏樹が笑った。
普通に考えてありえないほど破格なんですが、でもこの二人なら、そう言いそうだな、そう思っていてほしい……と読者の多くが思うのではないでしょうか(*´ω`*)
[一言]
翠さんの『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2021』から来ました。
私の感覚では、このお話は童話じゃないと思うのですが、童話を選択されたことで、こうして出会えました。
面白かったです!
こたかんさん、感想ありがとうございます!
この物語はもともと数年前に書いたもので、さらに作者が小学生の頃の地方のお祭りの景色をそのまま描写しています。
わたしはいまでの屋台で五百円もするのは高いな、と思ってしまいます。
最近は、たこ焼きの一舟がかつての二倍近くに高騰していたりするので、四半世紀で物価がかなり上がっていることをひしひしと感じています。
近頃の小学生はおこづかいをたくさん貰っている子も多いようなので、五百円くらいならそう高い買い物ではないのでしょうが、お祭りの雰囲気の中で買った物って翌日になると魔法がとけたように「これってあの金額で買うほどの物だったかな?」って感じることがわたしは結構ありました。
LEDのライトが元気よく点滅している感じではなく、裸電球の明かりの下に屋台がある雰囲気なので、冒頭は完全に平成の始めです(^^)/
この物語を童話とするかどうかは最初は迷ったのですが、イベントが面白そうだったので無理矢理童話ということにしてイベントに参加したところ、予想外にたくさんの方に読んでいただけたので、自分としてはとても嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この物語はもともと数年前に書いたもので、さらに作者が小学生の頃の地方のお祭りの景色をそのまま描写しています。
わたしはいまでの屋台で五百円もするのは高いな、と思ってしまいます。
最近は、たこ焼きの一舟がかつての二倍近くに高騰していたりするので、四半世紀で物価がかなり上がっていることをひしひしと感じています。
近頃の小学生はおこづかいをたくさん貰っている子も多いようなので、五百円くらいならそう高い買い物ではないのでしょうが、お祭りの雰囲気の中で買った物って翌日になると魔法がとけたように「これってあの金額で買うほどの物だったかな?」って感じることがわたしは結構ありました。
LEDのライトが元気よく点滅している感じではなく、裸電球の明かりの下に屋台がある雰囲気なので、冒頭は完全に平成の始めです(^^)/
この物語を童話とするかどうかは最初は迷ったのですが、イベントが面白そうだったので無理矢理童話ということにしてイベントに参加したところ、予想外にたくさんの方に読んでいただけたので、自分としてはとても嬉しい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2021年 03月20日 14時20分
[一言]
読みました。面白かったです!
永久に保存できる瓶かあ。お話の中では、お互いに一番大切な気持ちを閉じ込めてしまったために、大変なことになりましたが、何か大切な物を入れていつまでも眺めていられる、というのは、ちょっとだけ魅力的だと思いました。
あと、物語の小道具としてもとても魅力的だと思いました。その発想力に脱帽です。
八年もの間、当人たちも周囲の人たちもどのような気持ちで生活していたのかを想像すると、ちょっとこわいですね。
読みました。面白かったです!
永久に保存できる瓶かあ。お話の中では、お互いに一番大切な気持ちを閉じ込めてしまったために、大変なことになりましたが、何か大切な物を入れていつまでも眺めていられる、というのは、ちょっとだけ魅力的だと思いました。
あと、物語の小道具としてもとても魅力的だと思いました。その発想力に脱帽です。
八年もの間、当人たちも周囲の人たちもどのような気持ちで生活していたのかを想像すると、ちょっとこわいですね。
ノイジョンさん、感想ありがとうございます!
瓶というものは、空っぽでもほんのすこしだけなにか入っていてもたくさん入っていても、空間にその存在感が結構あるようにわたしは思っています。
なにを入れようか考えているだけでも楽しいですし、いったん物を入れた後はいつ取り出すか考えたりするのも楽しいものです。
瓶に手紙を入れて海に流したら何十年も経って誰かの手に拾われて…のような「瓶の中で入れられたものが誰かの手に渡るのを永久に待っている」というのが最初のイメージだったはずなのですが、作品ができあがってみればちょっと違う方向の物語になっていました。
物語の中で、ふたりの関係が突然変わってしまったことを周囲はかなり困惑していたはずですが、ふたりはそのことにほとんど気づいていなかったはずです。
家族や友人の心配や不安はかなりのものだったと思いますが。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
瓶というものは、空っぽでもほんのすこしだけなにか入っていてもたくさん入っていても、空間にその存在感が結構あるようにわたしは思っています。
なにを入れようか考えているだけでも楽しいですし、いったん物を入れた後はいつ取り出すか考えたりするのも楽しいものです。
瓶に手紙を入れて海に流したら何十年も経って誰かの手に拾われて…のような「瓶の中で入れられたものが誰かの手に渡るのを永久に待っている」というのが最初のイメージだったはずなのですが、作品ができあがってみればちょっと違う方向の物語になっていました。
物語の中で、ふたりの関係が突然変わってしまったことを周囲はかなり困惑していたはずですが、ふたりはそのことにほとんど気づいていなかったはずです。
家族や友人の心配や不安はかなりのものだったと思いますが。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2021年 02月23日 23時36分
[良い点]
深いお話ですね……すごく考えさせられる、興味深いストーリーでした。非常に難しく複雑なテーマに負けないくらい、文体にいい意味での重さがあって、それが日常に潜むファンタジーを受け止めている感じで、すごい完成度だなぁと感動しました(^^♪描写も丁寧だから引きこまれるように一気読みできました♪
[一言]
素晴らしいお話をありがとうございます(^^♪
深いお話ですね……すごく考えさせられる、興味深いストーリーでした。非常に難しく複雑なテーマに負けないくらい、文体にいい意味での重さがあって、それが日常に潜むファンタジーを受け止めている感じで、すごい完成度だなぁと感動しました(^^♪描写も丁寧だから引きこまれるように一気読みできました♪
[一言]
素晴らしいお話をありがとうございます(^^♪
小畠愛子さん、感想ありがとうございます!
この作品は、自分の日常の隣でこんな出来事があるかもしれない、という感じで書いたものなので、ファンタジーなのか童話なのか自分でもよくわかっていないのですが、楽しんでいただけて嬉しいです。
たくさんのニセモノの中に紛れ込んだ数少ないホンモノを手に入れたことが発端だったのか、使い方を間違えたことがいけなかったのかは書いた自分でもわからないのですが、怪しいものには手を出さないという選択肢がない雰囲気がお祭りにはあるように思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この作品は、自分の日常の隣でこんな出来事があるかもしれない、という感じで書いたものなので、ファンタジーなのか童話なのか自分でもよくわかっていないのですが、楽しんでいただけて嬉しいです。
たくさんのニセモノの中に紛れ込んだ数少ないホンモノを手に入れたことが発端だったのか、使い方を間違えたことがいけなかったのかは書いた自分でもわからないのですが、怪しいものには手を出さないという選択肢がない雰囲気がお祭りにはあるように思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2021年 02月23日 23時17分
[良い点]
発想が凄すぎて、読みながらドキドキしました。
「ああ、その瓶はたぶん本物だから入れてはいけない」と読者がどんなに思っても作中人物たちには届かないこの感覚、本当に本を読む醍醐味ですね。
石河翠さんの活動報告のリンクから読み始めていて、あらすじも作者さんも何も確かめずに読んでいたんですが、これはどこかの公募に出してみた方が良いのでは? と書きそうになり、はじめて作者さんのマイページを見てきました。挑戦なさっている方なんですね。どうぞ頑張ってください。ここ最近読んだ短編の中でも本当に良い作品だと感じました。
発想が凄すぎて、読みながらドキドキしました。
「ああ、その瓶はたぶん本物だから入れてはいけない」と読者がどんなに思っても作中人物たちには届かないこの感覚、本当に本を読む醍醐味ですね。
石河翠さんの活動報告のリンクから読み始めていて、あらすじも作者さんも何も確かめずに読んでいたんですが、これはどこかの公募に出してみた方が良いのでは? と書きそうになり、はじめて作者さんのマイページを見てきました。挑戦なさっている方なんですね。どうぞ頑張ってください。ここ最近読んだ短編の中でも本当に良い作品だと感じました。
- 投稿者: 有沢真尋@12.8「僕にとって唯一の令嬢」アンソロ
- 2021年 02月03日 18時53分
有沢真尋さん、感想ありがとうございます!
この作品は元々、手元にある外国のアンティーク風の瓶になにを入れたらしっくりくるのかと考えているうちにできたものでした。
結局わたしの手元にある瓶はいまだに空のまま飾ってあるのですが、十代は怪しげなものほど試したくなる年齢だと自分では思っています。
もし永遠になにかを保存できる瓶などというものが売られていたら「絶対ニセモノだよ。でも、もし万が一ホンモノだったらどうする? とりあえずやってみようよ」みたいにわたしは手を出すと思いますが、現実ではニセモノしか手元にこないという安心感みたいなものが不思議とあるような気がします。
石河翠さんの活動報告でご紹介いただいていたとは気づかず、なろうのイベントも終了したのでなろうの数多ある作品の中に埋没したと思っていたのですが、楽しんでいただけてとても嬉しいです。
ときどき公募に参戦しては、結果が出なかったものの自分では気に入っている作品をなろうに公開しています。
作品をお読みいただき、本当にありがとうございました!1
この作品は元々、手元にある外国のアンティーク風の瓶になにを入れたらしっくりくるのかと考えているうちにできたものでした。
結局わたしの手元にある瓶はいまだに空のまま飾ってあるのですが、十代は怪しげなものほど試したくなる年齢だと自分では思っています。
もし永遠になにかを保存できる瓶などというものが売られていたら「絶対ニセモノだよ。でも、もし万が一ホンモノだったらどうする? とりあえずやってみようよ」みたいにわたしは手を出すと思いますが、現実ではニセモノしか手元にこないという安心感みたいなものが不思議とあるような気がします。
石河翠さんの活動報告でご紹介いただいていたとは気づかず、なろうのイベントも終了したのでなろうの数多ある作品の中に埋没したと思っていたのですが、楽しんでいただけてとても嬉しいです。
ときどき公募に参戦しては、結果が出なかったものの自分では気に入っている作品をなろうに公開しています。
作品をお読みいただき、本当にありがとうございました!1
- 紫藤市
- 2021年 02月23日 23時04分
[一言]
互いが互いを大切に思っていること。
とても素敵な事実が、こんなふうな哀しみを呼ぶだなんて。
戻ってきたところで、失った時間は取り戻せないのだなーと思うと、薄ら寒い気持ちにもなりました。
永遠に閉じこめる、だなんて。
軽々しく扱うものではありませんねえ。
互いが互いを大切に思っていること。
とても素敵な事実が、こんなふうな哀しみを呼ぶだなんて。
戻ってきたところで、失った時間は取り戻せないのだなーと思うと、薄ら寒い気持ちにもなりました。
永遠に閉じこめる、だなんて。
軽々しく扱うものではありませんねえ。
彩瀬あいりさん、感想ありがとうございます!
人の気持ちであれなんであれ、永遠に変わらないことが本当に幸せなのかどうかはよくわかりませんが、大切なものはすこしずつ変わったとしてもそれはそれでいいのではないかと思います。
保存瓶は、大事にしすぎてどこかにしまい込んでしまったものが目に映らなくなっていずれは忘れてしまうようなものですが、忘れてしまったら永遠であったとしても意味がないんじゃないかなという感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
人の気持ちであれなんであれ、永遠に変わらないことが本当に幸せなのかどうかはよくわかりませんが、大切なものはすこしずつ変わったとしてもそれはそれでいいのではないかと思います。
保存瓶は、大事にしすぎてどこかにしまい込んでしまったものが目に映らなくなっていずれは忘れてしまうようなものですが、忘れてしまったら永遠であったとしても意味がないんじゃないかなという感じです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2020年 12月30日 20時14分
[一言]
瓶の中に閉じ込めた記憶や想いは本人の中から消えるのでは? と思ったら、案の定だったのですね。
最悪のパターンとして、閉じ込めたものは、瓶から出したとたんに持ち主の下に戻らずに消滅する可能性もあるかなと思って読み進めていたのです。
そこまではなかったので良かったです。
本当に大切なものほど、しまい込まずに、日常使いした方がいいよな~と思いました。
瓶の中に閉じ込めた記憶や想いは本人の中から消えるのでは? と思ったら、案の定だったのですね。
最悪のパターンとして、閉じ込めたものは、瓶から出したとたんに持ち主の下に戻らずに消滅する可能性もあるかなと思って読み進めていたのです。
そこまではなかったので良かったです。
本当に大切なものほど、しまい込まずに、日常使いした方がいいよな~と思いました。
夕立さん、感想ありがとうございます!
瓶は中身を「永久保存」しているだけなので、開ければ取り出せるという概念にはなっていますが、入れたものによっては取り出した途端に消滅するものもあるかもしれませんね。
なにをこの瓶の中に閉じ込めたら一番有効活用できるかをいろいろ考えてみましたが、結局結論は出なかったので、案外永久保存なんて意味がないのかもしれません。
どんな大切なものも高価な物も、日常使いが一番良いのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
瓶は中身を「永久保存」しているだけなので、開ければ取り出せるという概念にはなっていますが、入れたものによっては取り出した途端に消滅するものもあるかもしれませんね。
なにをこの瓶の中に閉じ込めたら一番有効活用できるかをいろいろ考えてみましたが、結局結論は出なかったので、案外永久保存なんて意味がないのかもしれません。
どんな大切なものも高価な物も、日常使いが一番良いのかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2020年 12月30日 17時13分
[一言]
ネタバレありの感想です。
未読の方はご注意ください。
お祭りの楽しく、賑やかで、どこか猥雑とした雰囲気を思い出しながら拝読いたしました。
口から出まかせのような商品でもついつい引き込まれて購入してしまう。そんな不思議な雰囲気の中で見つけた小瓶が、まさか本物だっとは。
小瓶について語る男の口上の胡散臭さよ。当初から、気持ちを封じ込めてしまったならば、それは手の届かない自分からは切り離された別の事象・存在になってしまうのではないかと心配していたのですが、やはり結果はひどく残酷なものになったのですね。
語り手が小瓶の中に閉じ込めたものが一体何だったのか理解できなかったのですが、最後のネタばらしに思わずぞくりと背筋が冷えました。果たしてどのような気持ちで男は小瓶を売り歩いていたのか。永遠に残しておきたいと思えるほど、純粋で希望に満ち溢れた感情を持つ人間ばかりをターゲットに定めているのならば、それは親切な顔をした悪魔だったのかもしれませんね。(それとも、意地悪をしながら真理を説く天使だったのかしら。いずれにせよひねくれ者に間違いありません)
永遠は確かに美しい。けれど、閉じ込めてしまった永遠からは本来の喜びが失われてしまうのでしょう。
永遠とは何か。幸福とは何かを考えさせられる物語でした。
ネタバレありの感想です。
未読の方はご注意ください。
お祭りの楽しく、賑やかで、どこか猥雑とした雰囲気を思い出しながら拝読いたしました。
口から出まかせのような商品でもついつい引き込まれて購入してしまう。そんな不思議な雰囲気の中で見つけた小瓶が、まさか本物だっとは。
小瓶について語る男の口上の胡散臭さよ。当初から、気持ちを封じ込めてしまったならば、それは手の届かない自分からは切り離された別の事象・存在になってしまうのではないかと心配していたのですが、やはり結果はひどく残酷なものになったのですね。
語り手が小瓶の中に閉じ込めたものが一体何だったのか理解できなかったのですが、最後のネタばらしに思わずぞくりと背筋が冷えました。果たしてどのような気持ちで男は小瓶を売り歩いていたのか。永遠に残しておきたいと思えるほど、純粋で希望に満ち溢れた感情を持つ人間ばかりをターゲットに定めているのならば、それは親切な顔をした悪魔だったのかもしれませんね。(それとも、意地悪をしながら真理を説く天使だったのかしら。いずれにせよひねくれ者に間違いありません)
永遠は確かに美しい。けれど、閉じ込めてしまった永遠からは本来の喜びが失われてしまうのでしょう。
永遠とは何か。幸福とは何かを考えさせられる物語でした。
- 投稿者: 石河 翠@11/12「縁談広告。お飾りの妻を募集いたします」
- 2020年 12月28日 11時07分
石河翠さん、感想ありがとうございます!
小学校高学年の頃は、キラキラした物や永遠といった名が付くものによくわからないまま無性に惹かれた時期だったな、と思いながら書いた話ですが、手に入らないこそ手に入れてみたくなるものであり、手には入ってしまうと想像していたものと違っていたというのが世の常だと思います。
この物語では「永遠イコール期待した幸福」ではありませんが、それでも「永遠」という響きに惹かれてしまいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
小学校高学年の頃は、キラキラした物や永遠といった名が付くものによくわからないまま無性に惹かれた時期だったな、と思いながら書いた話ですが、手に入らないこそ手に入れてみたくなるものであり、手には入ってしまうと想像していたものと違っていたというのが世の常だと思います。
この物語では「永遠イコール期待した幸福」ではありませんが、それでも「永遠」という響きに惹かれてしまいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
- 紫藤市
- 2020年 12月30日 17時01分
[一言]
読ませて頂いてありがとうございます。
大切なものを思い出すことができて良かったです。
とても良いお話でした。
読ませて頂いてありがとうございます。
大切なものを思い出すことができて良かったです。
とても良いお話でした。
- 投稿者: 退会済み
- 2020年 12月20日 14時22分
管理
椎名ユズキさん、最後までお読みいただき、ありがとうございます!
また、感想と素敵なレビューをいただき、とても嬉しいです。
この作品を童話のジャンルに入れてしまって良いものかすこし悩みましたが、「じゃあ他にどのジャンルに属するのか?」と考えた結果、童話の間口は広いはずと思い、童話とすることにしました。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
また、感想と素敵なレビューをいただき、とても嬉しいです。
この作品を童話のジャンルに入れてしまって良いものかすこし悩みましたが、「じゃあ他にどのジャンルに属するのか?」と考えた結果、童話の間口は広いはずと思い、童話とすることにしました。
お読みいただき、本当にありがとうございました。
- 紫藤市
- 2020年 12月22日 23時40分
感想は受け付けておりません。