エピソード3の感想一覧
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[一言]
トガリとサグレ。敵対する種族でなければ彼らは幸せになれたのでしょうか。もしも……を仮定していても無意味と知りながら、思わずそんなことを考えてしまいます。
トガリは少しばかり愚かだっただけ。
サグレは自然の掟に従っただけ。
それでも、サグレがトガリの仲間を傷つけたのは誤解だったのではないかと思いたくもあります。
でもきっと戦場で敵兵を助けて、自軍の拠点を浅はかに教えるとこういう結果を生むのでしょうね……。戦争で考えると、サグレの行動の方が自然に思えるのもおかしな話なのかもしれませんが。
「私」とともに突き放された結末にいろいろなことを考えてしまう物語でした。
トガリとサグレ。敵対する種族でなければ彼らは幸せになれたのでしょうか。もしも……を仮定していても無意味と知りながら、思わずそんなことを考えてしまいます。
トガリは少しばかり愚かだっただけ。
サグレは自然の掟に従っただけ。
それでも、サグレがトガリの仲間を傷つけたのは誤解だったのではないかと思いたくもあります。
でもきっと戦場で敵兵を助けて、自軍の拠点を浅はかに教えるとこういう結果を生むのでしょうね……。戦争で考えると、サグレの行動の方が自然に思えるのもおかしな話なのかもしれませんが。
「私」とともに突き放された結末にいろいろなことを考えてしまう物語でした。
- 投稿者: 石河 翠@4/29「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信開始
- 2021年 01月16日 17時31分
エピソード3
石河翠様、ご丁寧な感想、ありがとうございます。
実に深く読み込んでいただき感激に耐えません。
おっしゃる通り、トガリの行為は“人道的”には立派なことでしたが、野生動物としては愚かでした。優しさを向ける相手を間違えたからこそサグレにつけこまれたわけです。「私」たちに事情を話したのも、自分の特別感を誇示したい気持ちが拭いきれていなかったのでしょうか。
サグレの内面描写は敢えてしませんでしたが、実は書いた私にも、彼がどこまで意図的にトガリを利用したのかはよくわかりません。ただ、サグレにも情や感謝の気持ちはあったけど、捕食衝動には勝てなかった。あっさり割り切れた。恐ろしくドライだったのでしょう。
巣穴でトガリを待ち構えて食わなかったのは、彼女にだけは恩や好意を抱いてていたのかもしれません。再会するなり襲い掛かったのも、自分が見逃したせいで呪われた余生を送る羽目になったことへの“けじめ”だったのかも……と考えを巡らせていました。「私」の介入は彼にもまったくの予想外でしたから、真相は永遠に闇に葬られてしまいましたが。
アマチュア作家としても未熟な私ですが、自作で人様に色々と考えていただけることは本当に光栄であり、素晴らしいことだと思っています。今後も読者の心に、ほんの小さな何かを残せるような作品を書けるよう精進していくつもりです。石川様も頑張ってください。
実に深く読み込んでいただき感激に耐えません。
おっしゃる通り、トガリの行為は“人道的”には立派なことでしたが、野生動物としては愚かでした。優しさを向ける相手を間違えたからこそサグレにつけこまれたわけです。「私」たちに事情を話したのも、自分の特別感を誇示したい気持ちが拭いきれていなかったのでしょうか。
サグレの内面描写は敢えてしませんでしたが、実は書いた私にも、彼がどこまで意図的にトガリを利用したのかはよくわかりません。ただ、サグレにも情や感謝の気持ちはあったけど、捕食衝動には勝てなかった。あっさり割り切れた。恐ろしくドライだったのでしょう。
巣穴でトガリを待ち構えて食わなかったのは、彼女にだけは恩や好意を抱いてていたのかもしれません。再会するなり襲い掛かったのも、自分が見逃したせいで呪われた余生を送る羽目になったことへの“けじめ”だったのかも……と考えを巡らせていました。「私」の介入は彼にもまったくの予想外でしたから、真相は永遠に闇に葬られてしまいましたが。
アマチュア作家としても未熟な私ですが、自作で人様に色々と考えていただけることは本当に光栄であり、素晴らしいことだと思っています。今後も読者の心に、ほんの小さな何かを残せるような作品を書けるよう精進していくつもりです。石川様も頑張ってください。
- オトランド
- 2021年 01月18日 23時06分
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