感想一覧

[良い点]
20話まで読ませて頂きました。
こういう話を探していました。
大切に続きを読んでいきますね。
[一言]
素晴らしい作品です。
もっとたくさんの人達に読まれるべき作品です。
伝えたい事はレビューで書きます。

[良い点]
レビュー全文

【物語は】
ヒロインの視点から始まっていく。主人公を他の人物視点からどんな人物であるのか客観的に見ることができる冒頭である。彼女が何を考え、どんな人生を送っているのかも、垣間見ることのできる場面でもある。彼女は主人公との出会いで、それまでの辛く寂しいだけだった気持ちが変わっていく。それは絶望から希望へ。果たして二人は再び巡り会うことができるのだろうか？

【世界観や作風などについて】
物語は本題に入るまで、かなりアップテンポで進んでいく。
主人公は異世界転移をし、魔王を倒す役目を追った勇者。彼は使命を果たそうと、魔王に立ち向かったのは良いが、仲間に裏切られ重傷を負ってしまう。恐らく現実（現代）世界より何らかの理由で、魔王や魔法の存在する世界にやって来たのだと思われる。
ヒロインの会話の中で”異世界からきた勇者”の話があるが、別段驚いている様子もないため、この物語の舞台は”異世界から人がやって来るのが認知された世界”だと思われる。

【主人公とヒロイン】
プロローグにてヒロインの境遇が語られており、それは絶望としか言いようのないものであった。しかし主人公に出会うことによって、彼女の心には光が差す。それがプロローグの終わりになると少し事態が変わっており、この先の展開の予測がつけがたい。

一方主人公は、魔王討伐の場面から始まっていく。仲間たちは初めから裏切るつもりだったのだろうか？　仲間には裏切られ、元の世界に帰ることも出来ない主人公。彼もまた絶望の中にあったのだ。この物語は二人の絶望する人物が”再び出逢うこと”が、物語自体のターニングポイントとなるのではないだろうか？

【似た境遇の正反対の二人】
この物語はヒューマンドラマだと感じた。二人とも”人”から裏切られた者同士。ヒロインは主人公に好意を抱いてはいるが、互いによく知らない二人なのだ。裏切られても人を信じようとする彼女は、主人公へ結婚を提案する。
それは身体の傷が癒えてからのことであった。

ヒロインの一途さがとても良いなと感じる。一目ぼれに近い恋で、最後に一目でも会いたいと願った相手が助けてくれたのだとしたら？　やはり運命に感じてしまったかもしれない。そして愛しい相手が人間不信に陥っていたならば、”自分が何とかしなければ”という使命感に駆られたかもしれない。
それが自然と感じてしまうほど、一途に感じるヒロインである。

以前とは違い、再開後の現在ではぶっきらぼうな彼。しかし以前の優しく親切な彼を知っているヒロインには、些細な事なのかもしれない。

【物語のみどころ】
この物語は本題に入るまでは凄くアップテンポの物語である。まずはどのようにして二人が出逢い、人に裏切られたのかについて明かされていく。その後どのようにしてヒロインの想いが募ったのについても。しかしこの時点ではまだ互いのことをよく知らない。そんな二人が再会し、結婚から始まる物語である。

互いをよく知りもしないのに結婚？　と思う方もいるかもしれないが、古くは見合い結婚が一般的であった。そしてそんな形の結婚から始まっても、心から寄り添う夫婦もいた。そう考えるとヒロインは主人公に恋をしている状態から始まるので、”上手くいけばとても幸せな結婚生活になるのかも知れない”という予感がある。

二人の共通点は他人から裏切られたこと。しかし二人は正反対の気持ちでいた。裏切られても人を信じようとするヒロイン。人間不信になってしまった主人公。ヒロインは優しさと思い遣り、純真な心で主人公の心を解きほぐそうとしていく。結婚と言っても、はじめはフリである。

果たして二人は真の夫婦になれるのだろうか？
あなたもその目で是非、二人の行く末を確かめてみてくださいね。
お奨めです。

[一言]
「うぅ……アルさんにバレたらどうするのよ……」

「大丈夫だって！アル君は今頃うちでご飯……そう言えばシルちゃんとデートか……まあそんなこと有り得ないって！」

フラグかな？

[良い点]
セアラさんの押しの強さが、きっとニコニコしながらなのが想像できますね\(//∇//)\キャァア

魔王にまで同情される様に、心を締め付けられながらも、セアラさんの心の強さにホワホワしてしまいます(゜∀゜)フフフ

戸惑っている間に、結婚までこぎつけたセアラさんは営業も向いてるかも笑笑

ニコニコしながら客を集めそう\(//∇//)\

[一言]
ここまで見て勇者設定とは異なるが基本的なストーリーが同じ物を過去にどっかで見たことあるな。

[良い点]
まだ読み始めですが、アルくんの変化とセアラちゃんの今後がすごく楽しみです。
ゆっくり読ませていただきたいと思います！