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感想一覧

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[一言]
始めまして。天野星と申します。

彼女の下にある影は思い出や過去。離れた人にとっては既に無いものですが、彼女にとっては切り離せない体の一部だったのでしょうね。それを切り離して、白い紙だけを送る意図。自分の生にはいつだってあなた達の影がありました。いつか白紙の用紙を見て、空いてしまった距離を思い出の影で埋めてください。という願いもあったのかもしれませんね。

魂と命。彼女を構成してきた人間の欠片に抱かれて亡くなった彼女の想いや空白と影が、いつの日か結ばれますように。

一筋の稲妻は。最期はこうしようと思った彼女の、彼女だけの一部だから見つからないのかなと。
想像が広がる、抽象的且つ芸術的なお話をありがとうございます。
  • 投稿者: 天野星
  • 2021年 01月18日 21時49分
はじめまして、ご感想お寄せいただきとてもうれしいです。
すごく興味深くうなずける解釈で、なんども繰り返し拝読しました。
おっしゃる通り、彼女にとって影は切り離せないもの。思い出や過去の象徴だったのではないかと思います。

>彼女を構成した人間の欠片に抱かれて
人との関わりを絶ってひとり逝った彼女でしたが、彼女に関わりあった人たちはあの作品を見ることで再び繋がりあえるのかもしれませんね。決して万人に愛された「彼女」ではないし、複雑な思いを抱く人も多くいると思うのですが、
もう、サヨナラをいうことができない人が刻み続けた最後の思いを、作品を通して人はそこに見るのでしょう。
私も、一筋の稲妻があの場にないのは「彼女だけの一部だから」そう思います。


あまり馴染みのない純文学ジャンルで書いた本作でしたので、たくさん想像をひろげていただき嬉しいのと同時に勉強になりました。ありがとうございました。
[良い点]
誰からも離れた彼女に最後まで寄り添っている影を作品に。満足げな表情からも、彼女はやりきったのだなぁ。
中折れ帽の老紳士は、彼女の才能を今一度授けた神様かしら。
こっそりと忍ばせた一枚も素晴らしい出来栄えだったのでしょう。
彼女の苛烈な生き様に、乾杯!
  • 投稿者: ながる
  • 2021年 01月18日 20時09分
私も彼女はやりきったのだと思います。
神様なんていないって平時は言っちゃうタイプの彼女な気がするんですが、末期、神がかった彼女はどこかに神を感じていたのかもしれませんね。
遠くに思えるのに、苦しいほど近しく感じるものがあのときの彼女には波濤のように押し寄せたように思います。
彼女が自分を燃やして切り尽くして作った作品、老紳士と一緒にご覧いただけたなら幸いです。
献杯、なんて辛気臭いって彼女ならいうと思います、乾杯!
[良い点]
狂おしいような、激しいような、掴み所のない強さを感じました。
同時に影絵という白黒の世界感?が少し悲しいのですが悲しまなくてもいいっ!って怒って言われそうな気もします。
鮮やかな彩りがビカッビカッて見えるような不思議な感じもしました。
稲妻の心臓は一緒に持っていってしまったのでしょうか?
こんな彼女から白紙の手紙を受け取った人たちが少し羨ましいです。
と、なんとも抽象的な感想しか書けなくて申し訳なく、他の方の感想を虎視眈々と待ちます。
個人的には七ツ樹さんの穏やかな表面からたまに見せる激しさが全面に出ているように思えてゾクゾクしました。
七ツ樹さんのこういう一面をもっとみたいなと思います。(わたしの好きなキラキラの七ツ樹さんも大好きです)

  • 投稿者: 梨鳥 
  • 2021年 01月18日 16時08分
ありがとうございます。

私は、彼女のような人物に絶対に好かれないんですが、私からは憧れがあるんですね。
自分の中に侵せない世界があって、鮮やかすぎる激情に揉まれながら、表現することでしか生きられない人。
美しく燃え盛って生きてきた彼女ですが老境に至ってふと影を見つめた時に、ふと影のように付き従ってきた周りの瞬きが見えた、そんなこともあったかもしれません。
ただただ自分の記憶さえ、置き土産のように切り尽くしていったのかも知れないけれど。

そんなふうに、私が完全に知ることができない「彼女」でした。そういう人に(怖いんですけど)どうしようもなく惹かれます。
稲妻の心臓はね、きっと彼女だけのものでした。だからきっとあの場にはないのだろうと。
憶測ですけどね。

私も書きながら、なんか重めのパンチ繰り出してるような、日頃ない不思議な気持ちを持って書き上げた本作でした。お楽しみいただけたのなら幸いでした。
またキラキラも書くよ!