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[良い点]
密室ミステリーとしてよく練られており、登場人物たちの個性が光っています。おかげで物語世界へと深く入りこむことができました。
不可解な証言が提示されることにより、雰囲気が重苦しくなっていく際の演出が丁寧に感じられます。単なるトリックを披露するだけに留まらない演出や構成が見事でした。
終盤の謎解きシーンも、構成がとても良いです。ただ、改行なしで長く続く文章が読み手として少し負担に感じましたので、さらなる工夫があればより読みやすくなるのではと感じました。最後まで楽しませて頂きました。

今後の活動を応援しております。
ご感想ありがとうございます!

次回作は「銀」から進んで「金」の本格ミステリ小説を書こうと思っております。是非またお読みいただけると嬉しいです!真相を語るシーン、読みやすくかるよう工夫を加えたいと思いました。頑張ります!
  • Kan
  • 2024年 06月26日 00時07分
[良い点]
∀・)お~ざっくりと読んだつもりなのに凄い読み応えでありました。さすがですね。ロジックがしっかりしてたたなぁと感心しました。うん、いうて僕自身あんま理屈がわかってないけどね(笑)多分(笑)
[気になる点]
∀・)なんでしょうね、やっぱり羽黒&根来コンビが短編で久しぶりだからか、根来さんの存在感がなんかあったなぁと(笑)
[一言]
∀・)こっちはガッツリ文学っちゅう羽織り物を羽織ってる感でしたね。確かにこれを長い巻物で読んだら僕みたいなポップな読者はしんどいと思うんだけど、これぐらいの長さだったら心地よいというか何というか。まぁ、参考にして貰えたら幸いです。
いでっちさん、ご感想ありがとうございます!

そして「恋愛」のレビューもありがとうございます!

銀泥荘も読んでくださったのですね。いでっちさんには第1作『赤沼家の殺人』の頃から作品を読んでいただき、ラジオでも紹介していただき、ヤミツキなろうコンなどの企画でもお世話になりました。あれは楽しかったですね。もういでっちさんとは何年の付き合いになるんだろうな、って……振り返ると色々な思い出が懐かしく思えてきます。

ロジカルなミステリーというのはやっぱり難しいですね。やっぱり僕は、いつものドタバタが似合うんでしょうかね。これからどんな作品を書くべきだろう、そんなことを悩みながら、いつも書いています。いでっちさんもミステリーを書かれていたことがありましたね。あれは素敵な作品だと思います。でも、やっぱり僕は、いでっちさんの作品だと、放課後ヒーローズが大好きです。特に高木玲さんが好きでした。(^^)

長い間、お世話になりました。これからも僕はいでっちさんの企画・執筆を心から応援しています。

本当にありがとうございました……!
  • Kan
  • 2021年 10月06日 23時05分
[一言]
殺害現場は外部からの侵入が不可能な完璧なる密室。
ところが、その密室の中に、被害者とは別に、生存者がいた!
カーの『ユダの窓』と同じシチュエーションのミステリー。Kanさまは、以前にもこの系統の名作を書かれておられますね。
ということで、本作も期待をして読ませていただき、期待通りの満足感をいただきました。犯人当ては、みごとに惨敗でしたけど。
密室トリックも、蟻の入る隙間もない密室ばかりではなく、日本の和室などすき間がある空間の不可能殺人や、『ユダの窓』型密室などのバリエーションによって、さらなる意外性が残されているのかもしれないと、あらためて感じさせていただきました。
  • 投稿者: iris Gabe
  • 2021年 01月31日 22時20分
Irisさん、ご感想ありがとうございます!

たしかに本作は『ユダの窓』的なシチュエーションでしたね。そして以前の作品といえば「五色村の悲劇」でしたね。懐かしいです。実は、今回で顔のない死体と密室殺人の取り合わせはすでに三度目になるので、前二作品と趣向を変えるために、「入れない密室殺人」にしようと決めました。そのために少女を室内に残すことにしました。とはいえ、三度も同じシチュエーションを繰り返してしまったので、本作が「顔のない死体・密室殺人」三部作の最終話ということで、しばらくは異なるシチュエーションに挑戦してみようと思います。

密室殺人には、たしかにバリエーションを変えることで、新しいトリックが生み出せるかもしれません。たとえば、展望台に登るエレベーターに一人で乗った人物が、展望台に到着した時には胸を刺されて死亡していた、とか……。小さすぎる密室とか、大きすぎる密室とか、海底の密室とか、宇宙空間の密室とか……。
  • Kan
  • 2021年 02月06日 19時45分
[良い点]
根来警部の相変わらずの虎っぽい登場シーン、ユーモアがあって面白かったです。(「闘志に燃えている目」のところ、ウケました!)

吹雪の中のクローズドサークル、真夜中に不可解な出来事が進行して行く様子にドキドキしました。
そして事件の舞台となった銀泥荘を彩る、数々の華麗な美術品!
なんというか、闇の中の金屏風のような、妖しい輝きでありました(『陰翳礼讃』っぽい雰囲気のソレです)。

事件現場の状況は「アッ」と驚かされました…その後の謎解きでも、ビックリでした。「閂(かんぬき)」の真相が、そういう事だったとは…!

ちょっとした社会風刺っぽいのが利いてる風なのが、スパイスの隠し味という風で、意外に事件の真相とも連携している…と感じられました。
最終話までたどり着きました時に、読者として、意味深な哀愁と共に、真犯人の心理についてシミジミと納得させられるところがありました。

面白いお話を、有難うございました!
  • 投稿者: 深森
  • 2021年 01月30日 07時20分
深森さん、ご感想ありがとうございます!

ありがとうございます。根来警部を暴走させることができてよかったです。(^^;;

長編連載ものは別にして、短編についてはしばらくの間、羽黒・根来コンビを封印していたので、今回、復活させることができてよかったと心から思いました。僕の中で、長編と短編の制作意図はかなり異なっております。短編については新しい読者様とのマッチングの機会にもなるような作品を目指しているので、シリーズキャラクターの人数をかなり限定しています。そのため、奇術邸では「由依・祐介」、川越伝説では「百合菜・胡麻・祐介」を登場させた代わりに、根来警部には休暇を取ってもらっていました。今回は、胡麻やんも紫雲学園三人組もすみれっちも登場しませんが、その代わり、祐介と根来のコンビに暴れてもらって、なんだか初心を思い出したような気持ちになりました。(^^)

谷崎先生の「陰翳礼讃」っぽさを感じてくださって、ありがとうございます。僕は谷崎ファンですので、非常に嬉しいです。美術品をもっと活かせるとよかったのですが……

こちらの作品は、最初は「オペラ座の怪人」の影響から、もっと耽美な作品になる予定でしたが、制作段階で「ミステリーらしいミステリー」を目指すことにして、むしろ古典的なミステリー小説の形式を参考にしました。それと「逆転裁判」という法廷ゲームのBGMを耳からタコが出てくるほど聴きました(この文章には一部、文章表現に誤りがあります。お詫びして訂正します)。

ありがとうございました!
  • Kan
  • 2021年 01月31日 20時57分
[良い点]
読みながら、「わ、面白……」と声が出てしまいました。
お世辞ではなく本当です。古き良き探偵小説という感じで、古本のめくる感触や匂いが漂ってくるほど。すごく雰囲気があっていいですね。
  • 投稿者: 孫 遼
  • 2021年 01月19日 21時07分
孫さん、ご感想ありがとうございます!

ご感想を読んで、とても嬉しくなりました。実は、いつもの僕の作品が「ミステリーらしくないミステリー」「ミステリーの定石をやぶるミステリー」を目指しているとしたら、今回の作品は珍しく「ミステリーらしいミステリー」「王道のミステリー」「誰が読んでもミステリーらしいと感じるミステリー」を目指してつくりました。「この作者は、自分は王道もいけるんだぞ、と言いたかったんだろうなぁ」と暖かい目で見守っていただけると幸いです。(^^)

コテコテの本格ミステリーなので、よろしくお願いします!
  • Kan
  • 2021年 01月20日 19時43分
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