感想一覧
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[良い点]
御作、拝読いたしました。
他のWeb小説投稿サイトにて筆者様のことを知り、この度、お邪魔させて頂いた次第となります。
まずは第一章を読了いたしましたので、僭越ながらそれに対する感想を書かせて頂きます。
何者かに追われ、記憶喪失となった少女という謎めいた冒頭シーンは、物語の導入として読者を引き込ませる工夫のされた描き方であると感じました。
また、「記憶喪失の少女への説明」という形で物語の世界観が読者に示されているため、物語の進行を阻害するような説明過多な文章になることを防いでおります。
そして、作中のあちこちでこの世界に生きる人々の生活が描かれており、主人公とヒロインの関係だけに留まらない奥行きのある物語となっております。
それは、反逆者の市中引き回しと処刑という場面も同様です。こうした街中の描写があることで、現在の帝国の情勢がよく伝わってきます。
この世界の情勢や剣術の型についても細かな設定がなされており、非常に作り込まれた物語であるとの印象を受けました。
[気になる点]
一方で、主人公も含めた反体制側の人々が「善人」で、逆に敵である帝国側の人々が「悪人」という単純な二項対立的な敵対構造になっている点は、物語を単調にしてしまっている点ではないかと愚考する次第です。
物語の主題とは外れてしまうかもしれませんが、反帝国闘争や革命後の方針を巡る反体制組織内での意見対立、派閥抗争などの描写があるとより重厚な物語展開になったようにも思えます。
帝国側の描写についても、判りやすい悪人が多すぎて、狡猾な悪人などの魅力的な敵役が少なかったように感じられます。
[一言]
まだまだ読み始めたばかりであり、主人公とヒロインがこの先、どのような旅を繰り広げていくのか、そしてヒロインの謎がどのように明らかになっていくのか、そのあたりに注目して参りたいと思います。
御作、拝読いたしました。
他のWeb小説投稿サイトにて筆者様のことを知り、この度、お邪魔させて頂いた次第となります。
まずは第一章を読了いたしましたので、僭越ながらそれに対する感想を書かせて頂きます。
何者かに追われ、記憶喪失となった少女という謎めいた冒頭シーンは、物語の導入として読者を引き込ませる工夫のされた描き方であると感じました。
また、「記憶喪失の少女への説明」という形で物語の世界観が読者に示されているため、物語の進行を阻害するような説明過多な文章になることを防いでおります。
そして、作中のあちこちでこの世界に生きる人々の生活が描かれており、主人公とヒロインの関係だけに留まらない奥行きのある物語となっております。
それは、反逆者の市中引き回しと処刑という場面も同様です。こうした街中の描写があることで、現在の帝国の情勢がよく伝わってきます。
この世界の情勢や剣術の型についても細かな設定がなされており、非常に作り込まれた物語であるとの印象を受けました。
[気になる点]
一方で、主人公も含めた反体制側の人々が「善人」で、逆に敵である帝国側の人々が「悪人」という単純な二項対立的な敵対構造になっている点は、物語を単調にしてしまっている点ではないかと愚考する次第です。
物語の主題とは外れてしまうかもしれませんが、反帝国闘争や革命後の方針を巡る反体制組織内での意見対立、派閥抗争などの描写があるとより重厚な物語展開になったようにも思えます。
帝国側の描写についても、判りやすい悪人が多すぎて、狡猾な悪人などの魅力的な敵役が少なかったように感じられます。
[一言]
まだまだ読み始めたばかりであり、主人公とヒロインがこの先、どのような旅を繰り広げていくのか、そしてヒロインの謎がどのように明らかになっていくのか、そのあたりに注目して参りたいと思います。
- 投稿者: 三笠 陣@第5回一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞
- 2022年 03月19日 19時04分
エピソード7
確認するのが遅れて、すっかり遅くなってしまいました。申し訳ございません。
そして丁寧に纏まった感想を頂き、ありがとうございます。
善悪がきっぱり別れているのは、エンタメ性を優先したという理由と、キャラ配置などの深みを作り込む前に見切り発車してしまった落ち度があります。
味方同士の対立、敵側の魅力などなど、仰る通りメスを入れるべき箇所は多いです。
この反省を踏まえて、まずは後半戦を完結させたいと思います。
拙作をここまでご覧になってくださり、ありがとうございました。
そして丁寧に纏まった感想を頂き、ありがとうございます。
善悪がきっぱり別れているのは、エンタメ性を優先したという理由と、キャラ配置などの深みを作り込む前に見切り発車してしまった落ち度があります。
味方同士の対立、敵側の魅力などなど、仰る通りメスを入れるべき箇所は多いです。
この反省を踏まえて、まずは後半戦を完結させたいと思います。
拙作をここまでご覧になってくださり、ありがとうございました。
- Pixy
- 2022年 04月30日 18時30分
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