エピソード21の感想一覧

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[一言]
度量衡の統一に乗り出したってことは、政府の一存でできる通貨単位の整理(10進化)は実施済ってところかな。時間も10進化すると参謀や砲兵の計算が楽になるのですが、これは現実世界で成功しなかったので無理そうです。
  • 投稿者: salix_t
  • 2021年 04月23日 19時47分
 ご感想をありがとうございます。

 結果的に通貨単位の整理は描けませんでしたが、確かに整理していないとおかしいですね。
 時間に関しては現実世界でも成功していない以上、改革は無理だったということでお願いします。
  • 山家
  • 2021年 04月24日 07時47分
[良い点]
下にも書いてますが、リアリティと歴史的な面白さと物語的面白さのバランスが取れた作品である点。
[気になる点]
果たして兵士30万人を雇用する軍事費が宮廷費を半減された程度で足りるのだろうか?

ネットで軽く調べて所、1781年にネッケル財務長官によって刊行された「国王への会計報告」にあたりまして、この内容について[1]で間接的に述べられています。

この内容をまとめると、
ブルボン朝の経常収入が26,415万リーブル
同じく経常支出が約30,395万リーブルで約3,980万リーブルの赤字であったようです。

支出の内訳は兵士への給与(6,520万リーブル)、給与以外の軍事費(約5,000万リーブル)、宮廷費(2,570万リーブル)、アルトワ直轄領維持費(800万リーブル)、インフラ費用(500万リーブル)、貧民救済費(90万リーブル)、王立図書館維持費(8万リーブル)であり、作中で述べられていたような装備更新費用を考えると宮廷費半減だけではとても足りなさそう。
第1身分への課税でどこまで回収できるかだけれども......

ただ、アメリカ独立戦争を調べたところフランスは約13億リーブルを費やしているのでできないことはなさそう。(そのせいで財政破綻したのだが......)

また、小学校が普及し国民意識がいきわたるまでは、兵士を傭兵から徴兵に変更するのも新たな重税としてとらえられかねないような気がする。
そして、それを待っていると1774年の即位から1775年のアメリカ独立戦争に30万人動員できる陸軍を錬成することは間に合わなさそう。

参考にしたwebページ
[1]『帳簿の世界史』 (ジェイコブ・ソール 著/村井章子 訳) の書評
https://books.bunshun.jp/articles/-/1970?page=2
[2]レファレンス事例詳細 質問『フランス革命の頃の王室費を調べるため、以下のデータを探している。
1  18世紀後半の他国(イギリスなど)王室費の国全体の支出に対する割合
2  フランスにおける、そのほかの時代の王室費割合』
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000128769


ちなみに、21話時点で主人公は何男何女の母なのでしょうか?
[一言]
作者さんの作品は日本海兵隊史のころから追っかけており、リアリティと歴史的な面白さと物語的面白さのバランスが取れた作品が好きで、
それで本作品で疑問点を気合を入れて調べてしまいました。

しかしながら、ここまで書いておいてなんですが、
フランスの元首として考えるとアメリカ独立戦争に約13億リーブル費やすよりも国内に30万人の陸軍を錬成して戦略的にイギリスに圧力を加える主人公の戦略は合理的なのかもしれない。

また、著者の山家様も2021年 03月14日の活動報告で述べていた通り、本作は超火葬戦記であったはずです。
よって自分で書いてなんですが、このような外野の無責任な声は無視していいと思います。

少なくとも、私は著者が改稿にかかりきりになるよりも続きが読みたいです。
  • 投稿者: frances
  • 18歳~22歳
  • 2021年 04月02日 16時57分
 ご感想をありがとうございます。

 詳細に指摘されている通り、第一身分の僧侶の免税特権を奪って、更に物品税等の新税も掛けて、更に王室費を削って、と対策は講じていますが、実際問題としては、アメリカ独立戦争への参戦が無いとはいえ、大規模な軍拡等をしている以上、主人公が言うように何とか赤字削減に至っているか、というとかなりムリがある気がします。
 そこは小説ということで、緩く見てください。

 そして、この世界のフランス軍の徴兵は、どちらかというと募兵といった方がよいかも。
 きちんと兵士にも些少ですが給料は支払われており、徴兵期間中は衣食住が国庫から保障されているので、貧農からしてみれば取りあえずの口減らしにもなっている気がします。
 もっともそうなると、更にお金がかかるという問題があります。
  • 山家
  • 2021年 04月03日 11時45分
[気になる点]
「軍事費」ですが半官半民の軍事工場を作ったらどうでしょう。
モデルは19世紀アメリカのフォード工場
製品・部品の規格化による互換性の確立
分業体制と流れ作業
これで価格は半分以下に抑えられます。

これで軍需品から制服・文房具まで作る。
軍隊・官僚・国立学校の必要物質はすべてこれで賄います。
相当な節約になると思います。

問題はこれを知っているのが王妃様ひとりしかいないことですが
しかし別に真新しい技術を使う訳ではなく要は規格化と分業化と流れ作業と言う概念が分かれば後は優秀な者に丸投げでも問題ないと思います。
  • 投稿者: 続々々・景気不景気
  • 2021年 04月02日 14時17分
 ご感想をありがとうございます。

 というか王妃様、主人公は本来的にそこまで頭が回らなそうな気が。
 この主人公は基本的に軍事に特化していて、後は軍事的な面から財政、外交等、その他のことを考えているだけなのです。
  • 山家
  • 2021年 04月03日 11時36分
[気になる点]
なんだかんだ言っても「軍事費」はかかりますね。
対策としては古代ローマの軍隊がやっていたように「道路や橋の建設、メンテナンスを軍隊がやる」と言うのもありかと思います。
その分公共事業の費用が浮きますし兵士も退職後に土建屋に就職できます。
一般の兵士は40才を越えると体力的にきつくなってしまいます。
再就職先のことを考えに入れておくのもありだと思います。
  • 投稿者: 続々々・景気不景気
  • 2021年 04月02日 09時37分
 ご感想をありがとうございます。

 実際、21世紀の今はそうでもないようですが、アメリカ陸軍も道路等の建設を20世紀前半、第二次世界大戦勃発前までは道路建設等をかなりやっていた、とどこかで読みましたし。
 道路建設等の公共事業の一翼を、この世界のフランス軍が担うのはアリだと思います(もっとも、作中で描写できるかが問題)。
  • 山家
  • 2021年 04月03日 11時33分
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