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[一言]
毛皮文化に思わぬ弊害が、そりゃあ獣人はあまりいい気はしませんよね。
  • 投稿者: burazu
  • 2021年 08月23日 14時09分
 感想ありがとうございます!

 獣人に対する挑発的な行動を取った老人ではありますが、毛皮は一つのファッションとしてこの世界でも一応は認められています。

 後ほど触れられますが、この世界において獣人と動物の身体的な違いは大して無いという想定になっています。そのため肉食を好む獣人が、食用に育てられた動物の肉を食べることもありえますね。

 さすがに、自分たちの種と外観が酷似した動物の肉や毛皮には拒否反応を示すかもしれませんが。
[良い点]
 現代でも過去でも騒乱を起こすのは何時だって人間側だという所に、理知的な統治の難しさが見えますね。
 とは言え、サラリと語られた獣人達の圧倒的なアドバンテージを前に、やはり彼らは何時だって抑圧される事からは逃れられなかっただけに。こうなる結末は避けれなかった無常さを感じますね。
 良い言い方をすればシオルちゃんは挫けない根性を持っていますが、彼女の思惑に乗っかった者達が血塗れになった事については特段後悔したり反省したりする様子が見当たらない辺り、筋金入りのお嬢様感がしますね。奇跡などそう起こる事も無く。
[気になる点]
 ここまで事態を進めて来たレナルドの手抜かりがやはり気になる所。活動報告も併せてみた所、獣が予想以上に収まるのが早かったのも意外と言った所でしょうか。単純に腹がいっぱいになるのが早かったのが理由なのか。もっと他にあるのか…。
[一言]
 ことガロアとレナルドの行動が何処となく似ている様にも思えますね。両者とも騒ぎに乗じて野心を達成しようとした所で痛い目に遭うというか。
 何時だって身の丈を超えた不満や欲望で痛い目を見ている所は、寓話めいたものを思い出させます。
 またまたお読みいただいた上に丁寧な感想ありがとうございます!獣人軍の有する戦力、個々の能力は訓練された人間をも遥かに凌駕するもの。そんな彼らが、現代編では人間の支配する社会の中で暮らしているという力関係の変化にも注目ですね。人間の力だけで獣人を抑え込むことは確実に不可能、となれば……?
 シオルは社会全体で見れば余計な事しかしでかしていないものの、自らが血濡れの結末を呼んでいるに過ぎないと知った直後にも空腹を感じるだけの余裕がある、そんな一般的感覚からかけ離れた人物像として描いています。悪い意味での箱入りお嬢様。常人ならば多少は日常生活に不満があっても、平穏の中に暮らすことを選択するはずですからね。
 レナルドもまた、そんなシオルと同じく私欲のために動く人間の代表ですね。彼は騒動に乗じて前市長を始末し、自らが新市長に名乗り出るという手際の良さを見せたものの、ガッツリと殺害現場の証拠を残すという不手際をやらかしてます。獣が乗り込んできて食い荒らしてくれるはずだったのが叶わなかった、というのは人間の意思通りに獣が動くことがないという一面の表れとしても描いてますね。
[一言]
叡智の花弁なるものがこの世界のキーアイテムと思います。

そして未来になんらかの形で繋がっていきそうですね。
  • 投稿者: burazu
  • 2021年 06月16日 22時23分
 毎度感想ありがとうございます!

 仰る通り、叡智の花弁は現代編・過去編通して重要な位置づけとなっています。

 人間が自ら人工知能を作り出せたわけではなく、所以の知れないこの物体を用いたことで機械の身体を有する種族が誕生しています。叡智の花弁がどのような恩恵や危険を人類にもたらすのか、全く予測がつかない状態なのです。
[一言]
現代編という事で比較的科学が発達した時代という事は理解しました。

科学力は私達の世界を凌駕してる感じがします。
  • 投稿者: burazu
  • 2021年 06月15日 19時40分
 引き続きお読みいただき感想ありがとうございます!

 第一話冒頭のちょっとした解説にも出した通り、この作中における現代の技術はすべて啓蒙市民による逆行工学によって発展しています。すなわち、原理は知らぬまま、構造だけを真似して他の技術に応用しているのです。

 なのでダイヤル式の電話が現在もなお使われていたり、ディスプレイは黒画面に緑文字であったり、マッチが発明されずして圧電素子を用いた着火装置があったりします。
[一言]
一気に場面転換しました。これは2つの世界で物語が進行するのですか。
  • 投稿者: burazu
  • 2021年 05月24日 00時10分
 続けてお読みいただきありがとうございます!こちらは「忘れられたころ」の過去にあたる「竜狩りの物語」の第一話となっております。

 同じ世界における、「現代編」と「過去編」が交互に進行する形です。まだ序盤ですが、話数が進んでいくと関わり合う要素も現れてきます。
[一言]
図書館から始まるファンタジーどういった話なのか楽しみです。
  • 投稿者: burazu
  • 2021年 05月22日 21時02分
 お読みいただきありがとうございます!ここで出会った面々の辿る命運がいずこへ向かっていくのか、お楽しみにです。
[良い点]
 学友の為にと思い立った初志がいとも呆気なく解決される所に喜びや感謝ではなく。憤りを感じる所に、既に彼女の目的は別の物へとなっている感じでもありますね。
 あくまで立ち上がる切っ掛けに過ぎなかったのか。それとも獣人の打倒、というのが夢物語ではなく本当にその可能性を見出してきてからか。経過によってスタンスを変える辺りは、実に若者らしい情動での行動だという事がハッキリと示される回でもありますね。
[気になる点]
 市長や自警団等。既に、思惑は彼女だけではなく他の者達の立場にも影響を及ぼし始めた所、彼らの末路が必ずしも無事で終わらぬ予感を抱かせるだけに、それを見るであろうシオルちゃんが何を思うかは気になりますね。
[一言]
 思えばエノを愛でていただけのコルニクスさんも不憫。とは言いたいけれど、色々な所で踏み越えちゃっているから、弁護したとしても自らの身柄を安全圏へと移すことは大分難しそうですね。
 またも丁寧な感想をありがとうございます!シオルは単に若いだけでなく、世間を知らぬお嬢様であるだけに自分の気が済むか否かを大きく見がちなのです。親や使用人の手を借りず、ようやっと自分の意思で成し遂げようとしている事が阻まれたことに対する、個人的な不満が怒りのおおもとでしょうね。

 今のところ、彼女に巻き込まれた人間たちがいよいよ危うい方へと走っていることをシオル自身が実感してはいないでしょう。それをハッキリと知るのは、人間たちの蜂起がどれだけの損失を生んだか目の当たりにする時になるかもしれません。
[良い点]
 世界観の成り立ちから詳細に、その中で動く少女は等身大の能力しかなく。それでも、自分が出来る事は無いとか親の力を借りながらも奔走する様が、実に等身大の人物らしくて良いですね。
[気になる点]
 叡智の花弁というには、むしろタンポポの綿毛のような。糸を張り巡らせて動かせるところは菌糸類やそちらの方に近い物を感じますね。本質的には寄生生物の様な物なんでしょうか?
[一言]
 この過去編が現代へと如何に繋がって行くのか? 獣人達が優位であった世界は如何様にして人間世界と迎合していくようになったのか? シオルの考えは何処まで波及していくかも含めて、気になりますね。
 丁寧な感想ありがとうございます!現代編が群像劇を謳って何やかやとややこしくなりそうなので、過去部分はシングル主人公によってまとめる所存です。

 「叡智の花弁」は叡智というだけあって、凡庸な人の知識の届かぬ要素として位置付けられています。花弁ではあれど植物の花弁とは違っており……いずれそれが何であったかが明かされます。

 ここから長くなるかもですが、出来る限り更新しますので楽しみにお待ちください!
[一言]
続きを楽しみに待ってます
  • 投稿者:
  • 2021年 03月22日 03時16分
ありがとうございます!初の投稿作品ですが、精進して参ります。
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