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[良い点]
こんにちは。
しばらく前に、なろうトップページに表示される「完結したばかりの作品(たしかそんな名前)」の一覧の中でこちらの作品が目にとまり、少しずつ読み進めていたのですが、昨日、一気に残りを読んだので感想を書きにきました。

感想は批判でもよいとのことですので、自由に書かせて頂きます。
申し訳ございませんが、あまり作者様にとって嬉しくない感想になるかもしれないと先に宣言しておきます。

まずは良い点からいきます。

・文章が上手い
(1話を読んでみて、文章がすごく上手かったので最後まで読む気になりました)

・人物の書き分けが上手い
(キャラクターに個性を付けるのがお上手です。似たり寄ったりといったキャラクターはいませんでした)

・小途の心が広すぎる
(本当に高校生か?と思うレベルで心が広いですね)

・終わり方が良い
(新しいふたりの幕開けという感じで、綺麗な終わり方だと思いました)

・瑕納佳が可愛い
(臆病なところや、素の自分では小途に好きになってもらえないと思い込んでいる自己評価の低さが可愛いです)

・小途と瑕納佳のカップルが好き。応援したい
[気になる点]
・打出に読み仮名がない(うちで、でいいのでしょうか? 「うちで」と「こづち」でうちでのこづち?)

・「聞く」の表記の方が適切な時まで「聴く」を使用している
(ひんぱんに出てくる単語だったので気になりました。聞くと聴くの使い分けはネットで検索すれば出てきます)

・難読漢字にルビを振っていないことがある
(「謗られる」とか。検索すれば読み方はわかるにはわかりますが、その作業をすると読書を中断することになるのです。こだわりがないのなら、難読漢字はひらがなでもいいと思います)

・第一幕での綾の空気の読めなさ
(彼女持ちの小途とふたりきりで出かけるのは、かのかの気持ちを考えてなさすぎるし、その場面を他の生徒[クラスメイトなど]に見られたら誤解されそうだし、そうなった場合、綾は良くても小途とかのかに迷惑がかかるとは考えないのかなと思いました。
あと、クラスメイトがたくさんいる教室内で小途に告白したのだと言ってしまったのが、そもそもの原因だと感じたので、後半の理解ある良き幼なじみとしての綾とは別人のような印象を受けました)

・上で挙げた第一幕での綾の言動があったからこそ打出の行動に繋がるので、打出が真犯人と言われても正直ピンとこなかった。打出が計算した上で行動していたのだとしても、彼がそれほど悪い事をしたという印象を持たなかった。

・こづちの趣味はこの作品にとって必要があったのだろうが、それでも「好きな男子の会話を盗聴をする中学生」はストーカーだと思うし、悪印象を抱いた

・かのかと瑕納佳の発音の違い
(発音が少し違うのだと書いてありましたが、具体的に書かれていないので違いがうまく想像ができず[もっと言えば、田舎のなまりのような発音しか想像できず]、文字で見分けられる小説に依存した設定だと思いました[それが良いのか悪いのかは判断できませんが]。
あと、瑕納佳にルビが振られていなかったので、最初「かのか」とは読まないのかと思いました。いっそのこと、「かぬか」とか「かなか」とか、はっきり発音に変化のある名前の方が読みやすかったです。もしくは「かのか(本名)」→「かの(あだ名)」とか)

・二重人格になってしまうほどに瑕納佳は小途のどこに惹かれたのか。そのきっかけが書かれていない
(そこが物語の肝ではないので書かなくてもいいのかもしれませんが、二重人格になってしまうくらい人を好きになるってよほどの事に思えます。しかも告白が5月上旬となっていて、出会ってからかなり早い段階でそんな風になってしまったのだから、瑕納佳からしたら小途絡みの強烈なエピソードがあるのかな?と気になりました)

・小途が最初にかのか→瑕納佳の変化を目の当たりにした時に特に驚いていない
(態度はともかく口調・一人称が全然違うのだから、少しは驚いてもいい気がしました)
[一言]
色々と書かせていただきましたが、あくまでも私個人の感想ですので、「この通りに直して」という意図はございません。作者様の感情が一番大切だと思いますので。
「気になる点」は、こういう意見もあるんだ…くらいに読んでいただけますと幸いです。

大変今さらですが、執筆お疲れ様でした。
  • 投稿者: かつら
  • 2021年 05月23日 11時56分
感想ありがとうございます。

フリガナ問題は、申し訳ないです。完全に僕のミスです。
最終話まで投稿した後で、「読みやすいように」とレイアウト等をいじったのですが……そのときに色々あって、もとはあったルビの多くが消えてしまっています(なので本当に、完全に僕のミスです)。
自分で読み返して、少しずつですがルビを振り直していこうと思います。

「かのか」と「瑕納佳」については、「小説・文字ならではの表現」として狙って作りました。

こんなに丁寧に作品を読んでいただいて、貴重なご意見を寄せていただいて、本当にありがとうございました。
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