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[良い点]
 車掌が一両ごとにいる乗客と、多くの言葉を交わしています。語られた内容には様々な想いが感じられるものでした。一つ一つの機微が丁寧に扱われていて、様々な感情を想起させてくれました。乗客は年齢や立場などいろいろで、だからこそ事情を察している七両目の車両にいた乗客の言葉が心に染みました。
 その過程があったからこそ、無賃乗客とのやり取りが印象的に仕上がっています。車掌にも過去があり、運転士とのやり取りも興味深かったです。
 夜想列車の本当の名前については、なるほどと思わせてくれました。
 それでは引き続き、コンテストをお楽しみください。
ネット小説大賞運営チーム 様

拙作をお読みいただきありがとうございます。

「夜を想う旅を」というコンセプトのもと、車掌と乗客の語り合いからそれぞれが抱く様々な想いや感情を紐解いていく物語でした。
その中で、七両目の乗客は区切りの役割を担ってくれました。
彼の存在があったからこそ、次の語らいへと車掌も進むこそができました。
無賃乗客と車掌との語らいには力を入れて執筆したため、印象的と思っていただき大変嬉しく思います。

改めまして、『夜想列車』の旅路を見届けてくださりありがとうございます。
引き続きコンテストを楽しみたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。
  • 真鶴 黎
  • 2023年 07月03日 20時36分
[良い点]
綺麗でなお、何か心に残る物語だった。
[気になる点]
ロンドが教授になるとき、自分のこれまでのピアニストとしての向き合い方がごまかしていたものだったと気付いたみたいだったけど、どういうきっかけだったのか知りたいと思った。何か劇的なものがあったのか、それともふと思ったのだろうか…
[一言]
昔、ピアノをやっていた時のことを思い出した。自分はこうでなければならないとかそんなものにずっとこだわり続けて、結局何も残らなかった。主人公のロンドはその後の人生で勝利というか成功したわけではなかったけど、充実して幸せだったんだと思う。自分もこんな風に生きれたらと思うが難しい(笑)
あまり小説を読んだりしないから面白いかはよくわからないけど、すごく好きな話だった。
  • 投稿者: 喜兵衛
  • 18歳~22歳
  • 2021年 11月09日 22時07分
喜兵衛様
コメントありがとうございます。
あまり小説を読まないとのことですが、何か思うことがあった、心に残る何かがあったストーリーだと思っていただけたら幸いです。

●気になる点について
ご指摘ありがとうございます。
ロンドがプロのピアニストを辞め、ピアノを教える立場になったきっかけについてですね。
描写が少なく、わかりにくい表現になってしまい申し訳ありません。
本文から挙げますと、生徒を厳選したという話の辺り
「曲、楽器ともっと向き合いたい。他者と競う音楽は飽きた。ゆっくりと音楽とつき合っていきたい」
これが彼がプロのピアニストを辞めようと思った発端になります。
「駆け抜けるような音楽ではなく、ゆったりと周りを見ることができる音楽」を目指し、「駆けるピアニストと呼ばれた私はもう一度学び直したかった。その時に一緒に学ぶ人は駆けるピアニストとしての私ではなく、ロンドという一人の人間と学びたいと思う人がいいと思ったからだ」と言っています。
彼の中や周囲の人々からは“プロのピアニストのロンド=駆けるピアニスト”という式ができていたと思います。
再び学び直そうとする彼にとって、「駆けるピアニスト」という称号は邪魔になると思います。
だから、彼は“プロのピアニストのロンド=駆けるピアニスト”を捨てる、つまり、プロの道から外れたということになります。
劇的か、ふと思ったのかと問われると、劇的とまではいかないのかなと思います。
「他者と競う音楽は飽きた」と言っているので、才能はあっても、コンクールや他者と比較されることが嫌だったのかもしれませんね。
回答になっているかわかりませんが、こちらの意図としては以上になります。
  • 真鶴 黎
  • 2021年 11月16日 21時26分
[一言]
車掌さんの願いは届いたのですね。
夜空に一筋の光を放った白銀。
それはメッセージにも似ていたのかもしれませんね。
写真に収めることで、セレナはきちんと受け取ったのかな。

猫らてみるく様
コメントありがとうございます。
彼女の新たな一歩になってくれればいいなと思います。
  • 真鶴 黎
  • 2021年 11月16日 20時39分
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