エピソード44の感想一覧

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[良い点]
近頃よく語られる「復讐は何も残さない、生き残った者は復讐心に囚われるのではなく幸せに生きることこそが暴虐の加害者への復讐になる」(ー ー;) だけど、どこまでも暴虐の加害者から逃れられないのなら、生き残った者はどこで幸せをつかめるのだろうか? と思う腹が真っ黒な読者としては地獄に堕ちる事すらも呑み込んだ海老澤親子にエールを送りたいであります。
令和時代にはそぐわない西村寿行のハードボイルドを読んでいるようでなんとも感慨深い。
[気になる点]
(´Д` )たぶん少女の望みは2-Aのクラスメイトとかチンケなコミュニティではなく消えた少年をサンドバッグにしていた日和見町全体がサダクさんのターゲットになる事。
たとえどれだけ準備してダンプで突っ込んだとしても2〜3人のクズ生徒を屠るのがせいぜいだと彼女はわかった上で、眼鏡っ子が示唆してくれた怪異へのアクセスを選んだんでしょうね、たとえ後に何も残らないとしても愛した者へのとむらいとして。

時に、海老澤お父さんが小学生まで永悟を息子と思っていたのは(ノД`)半陰陽?性同一障害?まあ本筋には関係ないから明言されなくても妄想が捗り読者はおもちろいのですが。
[一言]
下半身がゆるゆるな町長さまに烈女などともてはやされる因業奥さま、割れ鍋に綴じ蓋なお似合いの夫婦が町政を牛耳る青天白日な日和見町にこれからも明朗な日々が訪れますようにお呪りをお贈りしたいと思います♪
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