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[良い点]
日本のものがダサい、は、榊一郎先生も編集から言われて、極力使わない様に指示されているみたいです
でも自分は使うけどねwと仰っておりました
ちょっと前の世代は追いかけていたので憧れがあるみたいですが、今の世代は、意外と外国が差別や偏見で満ちていたり、日本が異常に住みやすい場所だと分かってきて、日本文化の方が好きだという人が多いみたいですね
教会でウェディングドレスを着るより、神前式をあげる人たちが増えて来たそうですし
[気になる点]
ラノベ作家のSOW先生がちょっと関連性のある事を仰っておられました

原文を下に置いておきますが、まとめますと「よく分からない」「人は分かる努力をそんなにしない」
だから、既存の作品に共通する設定を使って「なろう系」として分かりやすさをあげた
でもそれは共通認識がない人からは、つまらないとしか映らない
だそうです

作る側から見た時の分析、みたいな感じですね
私はこれに納得しました

[一言]
世の中何がつまらないかって、「身内ネタ」ほどつまらないものはございません。
例えば、初対面の集団の中一人で、延々と、
「この前の○○おもしろかったね~」とか、
「○○さんいつもそれじゃ~ん」みたいな会話に、コクコクと相槌打ち人形しているときほど時の流れを感じるときはございません。

「よく知らん人のよくわからん話」は、それがどんな内容であろうが、当人たちだけが盛り上がっていようが、わかんねーもんはつまらないのです。
これは作劇においても同様です。
わかんないモンはつまんないんです。
逆に言えば、「わかりやすさ」がどれだけ大切かという話です。

他の全ての要素を数段下げても、とりあえず「わかる」ようにするだけで、見られるようになります。
「つまらない」と「おもしろくない」は似て非なるものです。
「わからない」と「つまらない」ので、「おもしろい・おもしろくない」以前の問題なんですね。

一時期「日本映画の悪癖」として、「一事が万事セリフで説明する」が上げられました。
例えば、机の上に万年筆があったとします。
「それとって」
「はい」
ですむところを。

「机の上にあるその万年筆を取って」
「この万年筆でいいんですか?」
「はいそうです」
みたいな会話です。
不自然極まりない上に、説明過多になってしまい、テンポが悪く冗長になる、褒められたものではございません。

もっとひどいものだと、悲しかったら「俺は悲しい!」みたに言い、嬉しかったら「私は嬉しい!」と言わせる、そんな作品が多々見受けられ、難色をしめされました。
しかし、それらにも理由があります。


芸術性が先鋭化しすぎたせいで、「なにやってるかわかんない」な作品に、観客が置いてけぼりをくらった時期もあったわけです。
わかりさえすれば素晴らしい作品でも、わからなければ、三文芝居にも劣る結果になってしまうのです。

ここらへんを割り切ったのが「渡る世間は鬼ばかり」です。脚本の橋田壽賀子氏、「見る人が動きだけでわかると思うほうがおかしい」と、大半の行動と心情をセリフで説明させました。そのため台本めちゃ厚いことで有名ですが、結果として高い支持を得ました。

まぁそれでも、舞台や映画といったようなメディアなら、まだ話は変わるのです。一定時間「観る」ことに集中させ、拘束するのですから、客側も「理解しよう」とがんばれます。「劇場」というシステムが、配信が全盛の昨今においても重要視されるのは、そこらへんも理由なんですね。

この「わかる」のハードルをいかに超えるかが、創作において大きな難題です。開始数ページ、開幕数分、ここでどれだけ掴むか。基本無料のテレビ放送やネットコンテンツの場合は、重要性はさらに増します。
金払ってないんだから、つまらなければすぐに「切られ」ます。

そのため、既存の作品に共通する「あるある」の設定を下敷きに、「系」「フォーマット」とすることで、そのハードルを下げる技法が編み出されました。
「皆さんご存知」の定番ネタを組み合わせることで、わかりやすさを格段に上げるわけですね。


ただここらへんの定番ネタの組み合わせは、共通認識の土台があって初めて成り立ちます。
「そういうお約束」がわからなければ、やはり「つまらないもの」になります。
高年齢層に圧倒的支持のあった「渡る世間は鬼ばかり」でも、小学生が楽しめるものではなかったのと同様です。
感想いただきありがとうございます。

日本のものがダサいは、やはりあると思うんですよね。

確かに、日本はかなり住みやすい場所なので、日本文化の方が好きだという人が増えてもおかしくはないですね。

そして「よく分からない」「人は分かる努力をそんなにしない」「わかんないモンはつまんないんです」は事実だと思います。

私なんかはよくわからないう事を調べるのが大好きだったりして、それを物語風にしてあげるのが大好きだったりするのでお前の書く文章は小説ではないといわれたりするのですが。
  • 水源
  • 2021年 04月10日 11時31分
[良い点]
そうですよね〜
作品の舞台にするならヨーロッパ風異世界にして
エルフとかドワーフとかケモミミ美少女を出す方が無難ですもんね。
これらの魅力的な亜人種族がいるのもヨーロッパの魅力。
その他の魔物とかもわかりやすい存在ですしね。
イラスト無しでも読者の頭の中に映像が出てくるし。
[一言]
田中先生も言っていましたが、
中東地域やアジアや中華が舞台だと名前を考えるのも大変ですしね。
鎧やら武器やらを言葉で説明しても読者の頭の中に映像が出てきにくいですしね。
三国志とかなら別かもしれませんが。
感想いただきありがとうございます。

はい、挿絵のないなろうでは読者が単語の意味を知っていてイラスト無しでも具体的にどんなものかすぐ理解できるのは大事なのですね。

そしておっしゃる通り中東地域やアジアや中華が舞台だと名前を考えるのも大変ですしね。
  • 水源
  • 2021年 04月10日 11時26分
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