感想一覧

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[一言]
書き出しからゾクゾク。
緊張と官能と幻覚が入り混じった文章にやられて一気に読んじゃいましたです、ハイ。

ということでシャッポ十人前です。
お納めください(ノ> <)ノ

静さまの美醜のセンスは素晴らしいですね。
花カマキリのイメージは強烈です。
花の美しさを持ちながら、生きた虫をむさぼる生々しい存在。
美化された姉の象徴として鮮烈な印象でした。

しかしこの母もなかなかエグイ……。
いや、この平然としたエグさが私は好きなんですがね(笑)
男というものはいくつになっても女に夢を見たがるもので、こういう「生々しい」女性人物の造形はなかなか男には書けない……。

最後、花カマキリの死によって姉の呪縛から解放され、蘇った記憶に父の愛を感じとった葉子ですが、すべては過去の存在。

陽一君が救いになるといいですね(^^)

ではでは(^^)ノ
  • 投稿者: ラーさん
  • 23歳~29歳 男性
  • 2011年 04月03日 16時28分
ラーさん
 一気に読んでくださいましたか! ありがとうございます! シャッポ十人前ありがたくいただきます(・∀・)
 美醜のセンスを褒めていただけるなんて(´∀`)そうですね。花カマキリは美醜が裏表に存在する生き物として描いてます。姉のイメージとして『花とカマキリ』にも登場していますね。
 母、エグイですよね(笑)生々しいですか。自分ではそんなに生々しい感じがしないんですよ。そういえば生々しい男性って女性は書きませんよね。やっぱり同性のことはフィルターを通さずに見えるんでしょうね。
 そうなんですよね。父は過去の存在です。
 陽一が救いになるといいですよね(・∀・)
 では、ありがとうございました!
[一言]
確かに「花とカマキリ」に似ていましたね。あまりの生々しい感情の描写に1,2回は見るのをやめようと思いましたが……一気に読了しました。

どこかドロドロとしたものを感じさせる母親の思惑と陽一の男としての性、それと父親が蝶子を愛でていた風景が異様な形でリンクして、2度ほど鳥肌が立ちました。葉子は誰からも愛されていなかったのでしょうか……唯一思い出として美化されていた姉にさえも。

はつかねずみシリーズ、まだ読めていないので近くに時間がとれたら読みたいと思ってます。
  • 投稿者: maki
  • 2011年 03月27日 20時26分
makiさん
 お読みいただきありがとうございます。確かに生々しいですね。読むのをやめようと思われるほどでしたか(°o°)でも最後まで一気に読んでくださったということで、とても嬉しいです。
 異様な形でリンクですか。書いている内は物語にどっぷり浸かってそういう見方ができないくらいなのですが、読み返すとリンクしてますね。鳥肌が立ちましたか。書いたかいがありましたね(笑)嬉しいです。この作品は葉子の一人称ですが、葉子は思春期なので冷静にものを見ていないと思うのです。愛してくれる人はいると思います。多分ですが……。書いたときから時間が経ちすぎて、どういう思惑があったのかあちこち忘れてしまっています(笑)どうしようもない著者ですね。
 はつかねずみの小説家シリーズ、読んでくださいますか(・∀・)嬉しいです。よろしくお願いします。
 今回も感想を書いてくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
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