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更新応援してます!
  • 投稿者: 命廻零
  • 2021年 09月19日 01時59分
あざます(◜◡◝ )
[一言]
遅ればせながら完結おめでとうございます!

モチーフも登場人物も大原作品ではお馴染みのものながら、過去作よりさらに洗練され、分かりやすい構成になっていたと思います。あと文体にチラチラと現れるユーモアも……(笑)。読みながら何度もフフッとなりました。本筋を邪魔せず、キャラクターへの親近感をぐっと引き上げる、独特のセンスをお持ちだなあと。羨ましい!
今回は枝分かれする世界線とそれを自由に行き来する謎の生物というSF的な要素がありますが、骨子は殺人事件を取り扱ったサスペンスであったような気がいたします。犯人はいかにしてそれをやったか、そしていかにして犯人の裏を掻き、出し抜くか――時間の流れを巨大なボードにしたこのゲーム、真のプレイヤーは吉田女史VSネガネザルで、探偵も依頼人も駒だったのかも……?
ラストの締め方、アルバムタイトルのダブルミーニングがかっこよかったのですが、若林はそれを青山に復唱させることによって「メガネザルがここにいる」と水戸に伝えたという解釈でOKでしょうか? 野暮は承知で教えてください(笑)。

非常に楽しい、エンタメ性の高い作品でした。お疲れ様でした。
  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2021年 06月06日 13時35分
ご丁寧な感想をいただき誠にあざます!
ラストの解釈はまさにその通りで、猿はここにいる、猿を殺せと水戸さんに伝えることが、彼女が復讐する上での必要条件だったという訳です。
この物語は大別して、ふたつの世界線から成り立っています。
ひとつは「1ヶ月前」に水戸さんが殺されたX世界線。もうひとつは「1年前」に彼女が殺されたZ以降の世界線です。
1ヶ月前の水戸さんを救おうとして1年前にPメールを送ったところ、結果的に彼女の死期が早まったという(笑)
最初のX世界線では、水戸さんがレオタードすがたの死体で発見されたということ以外、何もわかっておりません。犯人はおろか、香坂や星影も存在していたかどうか不明です。
つまり、犯人も結末もわからないまま連載をスタートさせてしまったんですね。本当に困ったお人ぶぁい、大原さんて(笑)

ただし、今回はぜったい破綻させないぞという気概があったので、最初の6話だけはストックした状態で連載開始しました。
やはり結末がわからないほうが作者的にもモチベーションが上がりますね。
ちなみにワシは連載ものは、いつも結末を決めずに走り出してしまいます。これまで何度も失敗してきましたが、その失敗が糧になればよいと、いまは考えております。数話ストックするのは保険てことで(笑)

さて、完結して翌日か翌々日にワシ、ふと気づいたんです。「1年前にPメールを送るって、遠くね? 内容も新聞広告を出せって、フワッとしすぎじゃね?」て。
そんなわけで、いつかもうひとつのルートを本編に追加するやもしれません。
そう、この作品が入賞して書籍化となった場合、ボリュームを足さないといけんしね←調子に乗るな(笑)
冗談はさておき、とりあえずワシはつぎの連載に着手します。また読んでいただけると嬉しいです。
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