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[良い点]
 まず、何もかもが繊細で美しい小説だと、思いました。
 登場人物たちの衣服や食べるもの、住んでいる場所や出かけてゆく場所など、その全てが事細かに描かれていながら、冗長さを微塵も感じさせない文章になっていて、これが小説だ! と心の中で叫びましたね。
 文章力がすばらしく、とても美麗な言葉を紡ぐ人だなぁと、思いました。

 ルーンと共に、村を歩き、森を歩くような感覚が味わえてとても癒されますし、ユナとの出会いの場面では思わず頬が赤くなってしまいました。
 あの二人、恋愛に発展していくのでしょうか? ルーンとユナなら、大恋愛ものに発展しようと、このまま不思議な友情を紡ごうと、大いに納得できる展開になると思います。まあ個人的には大恋愛に発展して欲しいところですが。

 あの森に何が起こっているのか、そのあたりのくだりは、ちょっとミステリアスでもあって、わくわくします。

 あの森の雰囲気とか、ユナの神秘性とか、思わずこんな絵を思い浮かべてしまいました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/B00000E307/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=561956&s=music
 栗栖さんの描いている世界は、私にはこういうものに思えます。
[一言]
 どうもはじめまして。最底辺ユーザーの離陸羅臼です♪
 普段、自分の小説は成功作だ! などとドヤ顔をしている私なのですが、こういうものを読むと、自分がいかにハリボテの珍品をネットに晒しているか……、骨身に沁みますね(苦笑い)。
 こういう胸のすくような感覚を覚えたのは、青木祐子さんのヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズを読んで以来でしょうか。
 これからも応援しています!
  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2011年 07月06日 21時05分
管理
離陸羅臼さま、はじめまして!
このたびは、完結もしていない作品にこのような丁寧な感想をくださり、本当にありがとうございます。
お言葉のひとつひとつが、じーんと胸に沁みわたり、本当にしあわせに思いました。

異世界ファンタジーを書いたのは初めてで、世界観の描写、情景描写など、説明文がどうしても多くなってしまうので、くどくならないか、読みづらくならないかが心配のひとつだったのですが、このように言っていただけてとてもほっとしました。

ルーンとユナがどうなっていくのかは、最後までのお楽しみということで……(笑)
ユナが再登場する7章は楽しんでいただけたかなあ。

そして、メンデルスゾーンの真夏の夜の夢のジャケット!
樹の根元に佇む女性がユナのイメージそのもので、びっくりしてしまいました。

ヴィクトリアン・ローズ・テーラーシリーズは、たしか、ドレスを作る女の子のお話ですよね。(主人公が自分とおなじ名前でクリスだったような……)
読んだことがなかったので、これから集めてみようかと思います。

これからクライマックスに向けて、物語もさまざまな展開をみせていくと思いますが、ルーンと一緒に冒険する気持ちで最後までお付き合いいただけたら嬉しいです!

私も「霧のレイトショー」、しおりを挟んで読み進めています♪
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