エピソード102の感想一覧

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[良い点]
「兄弟の密談」の回でのジークフリートとレオンハルトのやり取り、めちゃめちゃ面白かったです!

「建国王の理念が大陸の平和的融合なのだとして、その根拠を神に求めるか。それとも王と民との共存社会、その社会契約に求めるか」
「リシュリュー以外の七忠は、先王と現王と、どちらの肩も持つわけにはいかなかった」

 現王と先王、どちらの思想・理念・政策にも素晴らしい点もあれば、問題点もあり……大陸・王国の複雑な状況もあいまって、どの道が正しいかなんて、容易に判断を下すことは出来ませんよね(自分には無理でした)。

 ジークフリートも、彼を助けたいレオンハルトも、これは大変だ……(汗)。
 これから物語がどうなるのか、続きも楽しみです!
[一言]
 本作における先王(アルブレヒト)と現王(ヨーハン)の対立については、現実の世界史(18世紀)におけるオーストリア・ハプスブルグ家のマリア・テレジアとヨーゼフ2世の親子間の確執あたりを連想してしまいました(それぞれの政治理念などは違いますけど)。
 優れた君主が高い理想を持って政治を行っても、それが良い結果をもたらすとは限らないんですよね……(涙)。
長いうえに誤字がたくさん……!
申し訳ありません!
東郷しのぶ様

ご感想ありがとうございます。
きゃぁああああああ!
この物語の中で、一番自信のないところでした!(自信のないことを自信満々に言う……)
なので、そこをおもしろいと言っていただけて、嬉しいのと安堵とで、漫画みたいに涙がドパッと出ました!
ありがとうございます……!

会話だけずーっとしているという物語の動きのなさもそうですし、それからなにより政治経済に無知なくせして、とんでもないところに足をつっこんじゃったぞ、という……。

政治っていつの時代でも、正解はがわからないですよね。
不正解というのは、結果論として明確になるんですけど。

そして!
そうなんです!!!!!!
先王アルブレヒトと現王ヨーハンの対立はまさしく、マリア・テレジアとヨーゼフ二世の、王権神授説 VS 啓蒙思想を参考にいたしました!!!!

ヨーゼフ2世が母マリア・テレジアの不倶戴天の敵プロイセンのフリードリヒ2世に傾倒しちゃうという、ヨーゼフ2世ってば、ぱっと見、「とんでもねーな、この息子」っていう。

ヨーゼフ2世、不憫な感じがあって、気になる君主でして。
いえ、二番目の妃マリア・ヨーゼファの視点に立つと、とんでもないクソ亭主で、ざまあ対象みたいな王様なんですが。
でもそもそも、ヨーゼフ2世はマリア・ヨーゼファを後妻になんて迎えたくなくて、最初の妻マリア・イザベラ亡きあともヤンデレ溺愛し続けたかったんだし。それを母マリア・テレジアがごり押ししたんだし……そのうえ最愛の妻マリア・テレジアは実は……みたいな。

だらだらとすみません!
東郷さまがまさか、この稚拙な文章からマリア・テレジアとヨーゼフ2世の親子間確執を連想してくださるなんて(´;ω;`)!!!!

ものすごく、ものすごく嬉しいです~~~~~!
一方で、私の歴史政治への理解が浅いので、これって大丈夫だろうか、という不安も……。
高校生のときに世界史と政治経済は選択科目でとりましたが、どれも赤点スレスレで、「大学受験に使わないからべつにいいや」みたいな、最悪な生徒でした。
この物語を書くにあたって、めっちゃ後悔して「だれにでもわかる、やさしいせいじけいざい」みたいな本を読んでみたものの、もともとアホなので……って言い訳が長すぎる。

>優れた君主が高い理想を持って政治を行っても、それが良い結果をもたらすとは限らない

おっしゃるとおりです~。
その旨、平井敦史さまの名作「フリードリヒ二世の手紙」を拝読したおりに痛感しました。

とんでもない長さの返信になってしまい、失礼いたしました。
ご感想をいただき、ものすごく励みになりました!
ありがとうございます。
[良い点]
>青い血を発現したのちには、そう容易に死ぬことはない。

この過信があるのか。

>彼のそばにいた七忠の死因が、粟粒熱だったからだ。

この情報も真偽が微妙。
[気になる点]
兄ちゃんは説明してるだけで、親愛王は父王のどちらかの思想をガッツリ擁護してないね、ここまでは。
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2024年 01月01日 22時06分
過信と死因について、お気に留めくださってありがとうございます~。
伏線(またかよ)でした♡

そしてジークフリートがなるべく自分の意見をはさまないように説明していることについて、お気づきくださってありがとうございます!
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