エピソード174の感想一覧

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[一言]
ドロリ!と重い感じがたまりません!!( *´艸`)
  • 投稿者: 四宮楓
  • 2024年 09月03日 14時48分
四宮楓さま

ご感想ありがとうございます。
うふふ、色々なキャラクターの思惑が錯綜しております……♡
[一言]
「14」の1~3で、マリーの心情が変わってゆくのが見えたような。

>『嫁入りとは、無垢むくな乙女が哀れな娼婦になるということ』

まさにこれは、被害者の顔、という感じで。

ヨーハンの心情を思い浮かべると、「辛いのはお前だけじゃない」的な発想が沸々を湧いてきました。

さらに。

>たとえば、メロヴィング家のミュスカデ。

もしかして、ミュスカデをメリケリテスに嫁がせるのがいいと思ってるの!?――とか思い。
自分の息子が愛した女を?
自分の息子が愛した女を、愛してない男の元に嫁がせるの?
自分は、愛した人を結ばれなかったと散々言ってたくせに!?

・・・なんて考えたりして。

そして、最終的な思い。

>――私はいったいいつまで、被害者の顔をしているつもりだったのだろう。

ホントそれ、と思ってしまいました。

クドいようですが、ヨーハンに感情移入していたので。

>偉大なる男神様たちが、英雄トリトンの霊魂を慈しんでくださいますように。

それでもヨーハンの心には寄り添わんのかい、とか思いましたが。
それでも、まあ。

マリーが、前を向いて動き始めたようで。

このマリーの動きとヴィエルジュの考えが、150年後にどう繋がってゆくのか。

続きを楽しみにしていますm(_ _)m


  • 投稿者: 一布
  • 2024年 09月02日 20時14分
一布さま

ご感想ありがとうございます。
マリーの心情の変化を読み取ってくださって、めっちゃ嬉しいです!
そのうえ、ヨーハンを思いやってくださって……!

そうなんです、マリー、自分ばっかりがつらい、という被害者ヅラなんですよね。
一布さまのおっしゃるとおり、ヨーハンだって苦しんでいたし、そもそも「どっちのほうがツライ」みたいな不幸比べを始めてしまえば、信頼関係なんて築けるはずもなく。
現実の恋人関係、夫婦関係でも、「私の方が大変」とか「俺の方が疲れてる」とか言い始めると、もはや相手が、信頼するパートナーではなく、敵になってしまうんですよね……。

>自分は、愛した人を結ばれなかったと散々言ってたくせに!?

そうなんですっ!
マリー、ほんとにひどい。
これ、実は、ミュスカデの名が、最初にメリケルテスの嫁候補として挙がっていたら、一布さまのおっしゃるとおりに、マリーは反発したはずです。
「愛し合う恋人を引き裂いた、その悲劇を知っているくせに」って。
それで、もしかしたらジャンヌのことを
「フランクベルト内の、若くて、名と身分、財産のある男であれば、酷い蔑称のつきまとう、行き遅れであるジャンヌを嫁にもらおうとはしないだろうから、むしろエノシガイオスに渡った方が、ジャンヌも幸せなのでは?」
とか、考えたかもしれません。

結局マリーは、ジャンヌに同情しているようでいて、そうじゃないという……。
うーん、ひどい。

ヨーハンを贔屓にしてくださる一布さまには、ストレス展開だったと思うのですが、マリーがようやく憎悪を手放すところまで見守ってくださってありがとうございます~!

もうちょっとマリーのお話が続きます……すみません。
[良い点]
なんて美しく清々しい描写!
覚醒したマリーの神々しさに涙が出ましたよ!
リシュリューの蝶がこんなに鮮やかに力強く舞えるなんて思ってなかった!
マリーを見くびってました!

いろいろと問題ありで「この二人はお互いを思い込みで~」と思っていた恋人たちだったけれど、マリーにもトリトンにもちゃんとお互いへの愛に真実が存在してたんだと分かって、ものすごく泣けました!

本当によかった~。本当によかったです!
結ばれることはなかったし、お互いの目の中に見たい自分を映して、それに恋している感があったんですが、ちゃんと愛し合ってたんですね。
じゃなきゃ、マリーがこんな風にトリトンと己の尊厳を取り戻すことはできなかったはず。

は~。本当に素敵な恋でしたね~。
紺碧を越える色鮮やかな蝶とそれを追う美しいイルカが、目の前にイメージとして浮かびました。
この二人は神話のように美しい愛で終わってくれましたね! 
本当にありがとうございます!
[気になる点]
ヴィエルジュ、素晴らしい人だ!
本当に彼が女だったら、フランクベルトはヨーハンの代で最盛期を迎えたかもしれない。

芸術を愛するというのは、つまりそれを生み出すすべてのものをそのまま愛するということ!
美醜がどうとかじゃなくて、神や自然や人間が生み出したものはすべてが美しく尊いと慈しむことが、リシュリューである彼の思想!

と、ヴィエルジュのジャンヌとアンリへの見解を聞いて感じました!
ジャンヌも父親アンリから毒されず、シャルルが蔑称なんかをつけなければ、生まれ落ちたときの心は無垢だった。

これ以上人が歪んで育つことのないよう、マリーにエノシガイオスを託した。
ということは、きっとフランクベルトはレオンに託されるはず。
さて、レオンはどうするだろう。
そして、あの創生神話をヴィエルジュが残した意図は?

この先もどうなっていくのかめちゃめちゃ楽しみです!
[一言]
それにしても、あの指輪からサラサラ~な毒杯(?)を飲まされた女扈従が本当に無事でよかった。

彼女の考えなしの行動は本能みたいなものだから、ヴィエルジュにとっては尊重すべき素なのかあ。
そういう愚かさまで面白いと思えるのは、やっぱり人間に対する慈愛なんだなあと、ヴィエルジュの徹底した思想に感服しました!
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2024年 09月02日 06時26分
日置 槐さま

ご感想ありがとうございます。
わわわ!
とても美しいご感想をいただいて、感涙にむせんでおりますっ!

>紺碧を越える色鮮やかな蝶とそれを追う美しいイルカ

なんって美しいイメージ……!
ありがとうございます~!

トリトンとマリーの恋についてや、ヴィエルジュという男についてなどなど。
描きたかったイメージを汲んでくださり、そしてそれ以上に美しいイメージを思い描いていただいて、もう、本当に、この喜びをどうお伝えしたらよいのか……!

思い悩んでどんどん暗くなっていく様子を書くより、立ち直って前進していく様子を書くことの方が、私にはとても難しく、今話の執筆はとても難航しました。
キャラクターも物語も成長させたい、という気持ちで、悩みながらの執筆でした。
そんなこともあって、日置さまからご感想をいただき、安堵感と達成感と……そのほかいろいろ、幸せな気持ちで胸がいっぱいです。
本当にありがとうございます!

女扈従、睡眠薬(?)飲まされたりして、ちょっとおしおきされちゃっているんですが、うーん、よけいなことしないで、ちゃんと仕事しろよ、ということで……。
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