感想一覧

[良い点]
優しく相手を気遣ったり、時には厳しい言葉をかけたりしながら、車掌が乗客達の本質と正面から向き合う姿勢に感情を揺さぶられます。
全員の車両が分かれていることもあり、各々と車掌の話かと思えばシュリットへの質問をきっかけに交流を持ったときは驚きました。
年齢や生きた時代が違うと分かる描写は多くありましたが、中でもシュリットはカレンが、カレンはゾーイが、この列車に乗車している現実を悲しむ様子が印象に残っています。
乗客の情報を知りながらも彼らに自覚を促した車掌が素敵でした。
そんな彼女が最後にカハタレから質問を受ける構成が美しかったです。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。