エピソード7の感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
いま、あまりにも凄い作品と出会えた喜びを噛み締めています。
毎話読むごとに感想を送るのも芸がないよな。ここらで5話あたりまで読んでから感想を書こう。と、そう思っていたんです。
でも、読むのを止められずに7話まで来てしまいました。
なぜかと言えば、ニーナの主観が生々しいからです。
読み進めていくうちに、私はある一点において誤解していたことに気づきました。
第1話を読んですぐに感想を投稿させていただきました。
その中で、↓のように書きました。
――――――――――――――――――――――――
>私は綺麗な物が大好きなのだ。
現状を受け入れつつも、流されない、芯のある女性像……ですって?!
――――――――――――――――――――――――
これが間違いでした。
『女性像』じゃなくて、生きている『女性』そのものだったのです。
長くなりますが、詳細に説明させていただきますこと、ご容赦ください。
ほんとうに長いです。ごめんなさい、Hk先生。頑張って読んでください。
侯爵家応接間、馬車で雑木林に入る場面、セルジュの腕捲り……これらの描写が興味深く私に印象づけられたのは、これらがただの地の文ではなく、ニーナの画家としての目線、殊に、『描きたいものを探す目線』で書かれていたからなのでした。
第7話中盤の酒場の場面で、ニーナが記者になって以来ずっと一緒にいたというセルジュがこんな風に言ってます。
ゴシップ紙の記者になってもニーナが擦れることがなかったと。
第1話を読んだ時点の私は、読んだまま、感じたままに感想を書きました。
直接的な表現ではなかったけれども、確かに、『流されない、芯のある女性』だと、Hk先生の文章を見て感じたのです。
ですが、私はその時点での印象として表現したにすぎなかった。
しかし、上記のセルジュの発言は、第1話以前のニーナのことも含めて表現していることになります。
描かれていない時点で、そこに存在するキャラクターとは、一体なんなのか。
この時、私の中で、ニーナは架空でありながらも『実在の人物』として、認識されました。
一貫したニーナの人間性は作中随所に見られ、それはHk先生の巧みな表現で様々な形で書かれていますが、生きている人間を描いているなら、さもありなん。
驚愕と感動で、リアルで手が震えました。
第7話読んですぐにツイートしましたが、フリック操作がおじいちゃんになってて何度も文字を打ち直したことをここに報告致します(笑)
セルジュについても、言及させてください。
セルジュの記者としての振る舞いも一貫してました。
必要な情報を得られたらすぐさま記事にするため即座に現場を切り上げる描写が何度もありました。
毎回「セルジュ氏、切り上げるの早すぎぃぃぃい」と思ったけど、それがプロフェッショナルの仕事なんでしょう。
そうなると、メモを取ることもそうですが、現象のありのままを記憶に留めておくことも仕事柄当たり前なのだろうということは容易に想像できます。
それほど、彼の振る舞いは記者然としていて、違和感がなかった。
そしてそれらと同時に、ニーナへの恋情と、彼の想いに無自覚なニーナにセルジュが鬱積してるシーンが描かれていました。
そのセルジュが「なぜ絵を描くのか」と問えば、「描きたいもの、手に入れたいものが私のものになるから」とニーナが答えた。
必要な情報をインプットしてアウトプットするのが本業の彼が、この時、なにを思ったか。
『ぽんやりしていた』と表現されていましたが、絶対にこう思っていたはずです。(世の中に絶対はないが、俺の中には絶対はある)
『俺はニーナの描きたいものに含まれているのか?』と。二番手予想だと、『ニーナの描きたいものになりたい』
どっちにしても、乙女チックセルジュがいじらしくてかわいい事実に変わりはないです。
そこから始まる、ニーナの作業部屋での先走った(笑)答え合わせ。
セルジュ氏、童貞の確定演出ごちそうさまですwww
一貫してぶれない女ニーナが俺のこと描きたいって言ったんだからそういうことだろと確信してしまったセルジュを誰が止められよう。
もう、ニヤニヤが止まらないんよ。
と、いうわけで。
とどめの一撃、確かに目撃致しました。
いやー、最高の出歯亀でしたわ。眼福眼福。
[一言]
まだあと1話残っておりますが、俺的満足度がもうストップ高なんですが、どういう心構えで最終話を読んだらいいのでしょうか。
そこについて、Hk先生の忌憚なきアドバイスをいただけましたら嬉しいです。
長々しい私の感想についに呆れはてて、反撃の最終話ネタバレ!!とかはマジで勘弁してくださいね。
いま、あまりにも凄い作品と出会えた喜びを噛み締めています。
毎話読むごとに感想を送るのも芸がないよな。ここらで5話あたりまで読んでから感想を書こう。と、そう思っていたんです。
でも、読むのを止められずに7話まで来てしまいました。
なぜかと言えば、ニーナの主観が生々しいからです。
読み進めていくうちに、私はある一点において誤解していたことに気づきました。
第1話を読んですぐに感想を投稿させていただきました。
その中で、↓のように書きました。
――――――――――――――――――――――――
>私は綺麗な物が大好きなのだ。
現状を受け入れつつも、流されない、芯のある女性像……ですって?!
――――――――――――――――――――――――
これが間違いでした。
『女性像』じゃなくて、生きている『女性』そのものだったのです。
長くなりますが、詳細に説明させていただきますこと、ご容赦ください。
ほんとうに長いです。ごめんなさい、Hk先生。頑張って読んでください。
侯爵家応接間、馬車で雑木林に入る場面、セルジュの腕捲り……これらの描写が興味深く私に印象づけられたのは、これらがただの地の文ではなく、ニーナの画家としての目線、殊に、『描きたいものを探す目線』で書かれていたからなのでした。
第7話中盤の酒場の場面で、ニーナが記者になって以来ずっと一緒にいたというセルジュがこんな風に言ってます。
ゴシップ紙の記者になってもニーナが擦れることがなかったと。
第1話を読んだ時点の私は、読んだまま、感じたままに感想を書きました。
直接的な表現ではなかったけれども、確かに、『流されない、芯のある女性』だと、Hk先生の文章を見て感じたのです。
ですが、私はその時点での印象として表現したにすぎなかった。
しかし、上記のセルジュの発言は、第1話以前のニーナのことも含めて表現していることになります。
描かれていない時点で、そこに存在するキャラクターとは、一体なんなのか。
この時、私の中で、ニーナは架空でありながらも『実在の人物』として、認識されました。
一貫したニーナの人間性は作中随所に見られ、それはHk先生の巧みな表現で様々な形で書かれていますが、生きている人間を描いているなら、さもありなん。
驚愕と感動で、リアルで手が震えました。
第7話読んですぐにツイートしましたが、フリック操作がおじいちゃんになってて何度も文字を打ち直したことをここに報告致します(笑)
セルジュについても、言及させてください。
セルジュの記者としての振る舞いも一貫してました。
必要な情報を得られたらすぐさま記事にするため即座に現場を切り上げる描写が何度もありました。
毎回「セルジュ氏、切り上げるの早すぎぃぃぃい」と思ったけど、それがプロフェッショナルの仕事なんでしょう。
そうなると、メモを取ることもそうですが、現象のありのままを記憶に留めておくことも仕事柄当たり前なのだろうということは容易に想像できます。
それほど、彼の振る舞いは記者然としていて、違和感がなかった。
そしてそれらと同時に、ニーナへの恋情と、彼の想いに無自覚なニーナにセルジュが鬱積してるシーンが描かれていました。
そのセルジュが「なぜ絵を描くのか」と問えば、「描きたいもの、手に入れたいものが私のものになるから」とニーナが答えた。
必要な情報をインプットしてアウトプットするのが本業の彼が、この時、なにを思ったか。
『ぽんやりしていた』と表現されていましたが、絶対にこう思っていたはずです。(世の中に絶対はないが、俺の中には絶対はある)
『俺はニーナの描きたいものに含まれているのか?』と。二番手予想だと、『ニーナの描きたいものになりたい』
どっちにしても、乙女チックセルジュがいじらしくてかわいい事実に変わりはないです。
そこから始まる、ニーナの作業部屋での先走った(笑)答え合わせ。
セルジュ氏、童貞の確定演出ごちそうさまですwww
一貫してぶれない女ニーナが俺のこと描きたいって言ったんだからそういうことだろと確信してしまったセルジュを誰が止められよう。
もう、ニヤニヤが止まらないんよ。
と、いうわけで。
とどめの一撃、確かに目撃致しました。
いやー、最高の出歯亀でしたわ。眼福眼福。
[一言]
まだあと1話残っておりますが、俺的満足度がもうストップ高なんですが、どういう心構えで最終話を読んだらいいのでしょうか。
そこについて、Hk先生の忌憚なきアドバイスをいただけましたら嬉しいです。
長々しい私の感想についに呆れはてて、反撃の最終話ネタバレ!!とかはマジで勘弁してくださいね。
エピソード7
大変嬉しいご感想をありがとうございます!!
3話以降、事件中心の話となるので楽しんで頂けるかどうかとドキドキしていましたが良かったです。
非常にご丁寧に考察してくださって、本当にありがたいです。
普段、暇つぶしの娯楽小説になったらいいなあくらいのゆるい気持ちで書いてるので、本当に自分の作品に頂いた感想かどうか確認してしまいましたww
主人公たち登場人物をリアルにお感じ頂けたというのはとてもありがたいです。
私は完璧じゃない人たちばかり書いているのですが(オイ)、それはやはり人間臭さが垣間見えた方が話としてリアルで面白いかなと思っているためです。キャラを身近に感じて頂けたのなら嬉しいです。
7話の二人のシーンは私自身もお気に入りです。
ニーナ目線で話が進むのにセルジュに「とどめの一撃」でどっきりしてもらわなきゃいけなかったのでうまくいくかどうか不安ではあったのですが、ニヤニヤして頂けて嬉しいです!
そうなんです、ニーナが言った「描きたいもの、手に入れたいものが私のものになるから」の言葉をセルジュはぼんやりしながら乙女チック気にばっちり覚えていたわけです。彼女に惹かれているので。
最終話はもうエピローグ的な感じございますので(ネタバレじゃないはずw)、のんびりお読み頂ければと思います!
ご感想、ありがとうございました!
3話以降、事件中心の話となるので楽しんで頂けるかどうかとドキドキしていましたが良かったです。
非常にご丁寧に考察してくださって、本当にありがたいです。
普段、暇つぶしの娯楽小説になったらいいなあくらいのゆるい気持ちで書いてるので、本当に自分の作品に頂いた感想かどうか確認してしまいましたww
主人公たち登場人物をリアルにお感じ頂けたというのはとてもありがたいです。
私は完璧じゃない人たちばかり書いているのですが(オイ)、それはやはり人間臭さが垣間見えた方が話としてリアルで面白いかなと思っているためです。キャラを身近に感じて頂けたのなら嬉しいです。
7話の二人のシーンは私自身もお気に入りです。
ニーナ目線で話が進むのにセルジュに「とどめの一撃」でどっきりしてもらわなきゃいけなかったのでうまくいくかどうか不安ではあったのですが、ニヤニヤして頂けて嬉しいです!
そうなんです、ニーナが言った「描きたいもの、手に入れたいものが私のものになるから」の言葉をセルジュはぼんやりしながら乙女チック気にばっちり覚えていたわけです。彼女に惹かれているので。
最終話はもうエピローグ的な感じございますので(ネタバレじゃないはずw)、のんびりお読み頂ければと思います!
ご感想、ありがとうございました!
- Hk
- 2021年 09月12日 00時11分
感想を書く場合はログインしてください。