感想一覧

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[良い点]
島田雅彦さんの「こころ」のパロディーみたいな作品の中で、『小説家とはプロの嘘つきのことである』みたいな言葉が出て来て、「ああ、うまいこと言うなあ」と思ったのを思い出しました。
[気になる点]
「詐欺師」という言葉はぴったりだと思うけど、「人殺し」という言葉に拒絶反応をする人が普通なのと同じぐらい、まずいのかなあ、「嘘つき」ぐらいにしといたほうがよかったのかなあ……
[一言]
「良い詐欺師の条件」という言い回しに思わず笑ってしまいました(^o^)
[良い点]
思わず読んでしまいました。
面白いし、私もその通りだと思います笑

私は文を書く時信条にしているのが、真実を少し混ぜるってことなんですけれど。これは詐欺や嘘と、同じ事なんですよね。
小説自体が虚構である以上、実体験ではないので嘘ということになります。騙す力のない人では、面白い話など書けないと個人的には思いますね。だって、リアリティなくなっちゃいますから。

意見は様々あるようですが。
そういう意味で、実に的を射ていると思います。
[一言]
辻褄が合わない失敗したら、とりあえず放置して。
実は伏線だったぜ!って言ってしれっと回収するのをよくやります笑
[一言]
前提として小説とかが読者を騙す目的で書かれてることになってるけどそんなわけがない。シャワーが存在する理由もそれは正当性を持たせてるだけであって騙してるわけじゃない。まぁ読者を騙すというのも一種の文章力かもしれないけどあくまで一種。詐欺力だけが文章力ではない
  • 投稿者: RIVUXA
  • 2021年 07月04日 23時21分
[良い点]
文章力というと、語彙力や文法上の正誤をどう使い分けるかといったことも含まれてしまうので、どちらかというと小説論といった感じですかね(-ω- ?)

さて、私の好きな小説論に某大御所ミステリ作家様の言葉で「どうせフィクションなら、盛大な大ボラをよりリアルに書きなさい。現実にありそうな事をリアルに書いても、それはただの紀行文や報告書だ」というのがありまして。
まぁ、詰まるところ、とんでも理論でぶっ飛んでいようが、其っぽいこと書いて納得させたもん勝ちだって言う、詐欺師よりも香具師だよねって理論(笑)なんですよね(*´∀`)♪
でも、その通りだと思うんですよね、なんで作者様の理論も納得すると同時に、それ自体が少なからず皮肉が効いていて面白いです(*´∀`)♪ 
[気になる点]
チャップリンとか志村けんさんとかコメディの大御所とかもコメディだからこそ作り込んでましたよね。
リアルさが内在していなければ滑稽さが浮き立たないということだと思いますが。
創作の世界だからこそ、現実とはかけ離れたものを、でも其処にリアルさが欠片も無ければ、読者は没入感を得られませんからね。
初期の森村誠一作品と新宿鮫シリーズとでは文章の巧みさは変わらないのに面白さが違うのも「ホラを吹いてる」か「吹いてない」かの違いだと思うんですよ(*´∀`)♪
[一言]
まぁおっさんの一人言なんで読み流して下さいm(_ _)m

素晴らしいエッセイでした、お体に気を付けて頑張ってくださいm(_ _)m
[一言]
これって文章力というより、いかに読者にミスリードさせるか?という話の方が詐欺の本質に近そうですね。

文章力って、指揮者とか裁判の方がまだ近いかも知れません。
確かに詐欺にも相手を気持ちよくさせたり、説得力を持たせたり、思考や感情のコントール、誘導といったやり方は通じるものがありますけどね。

とはいえ、元々が架空の嘘話なのだから、それっぽく騙すのも、証拠を提出して納得させるのも、似てると言えばそうなのかも知れませんね。


詐欺と言う言葉にそれこそ騙されて反応してしまいがちですが、要は説得力や心理テクだと考えれば、見当違いという程のものでもないのかなと。
文章力=詐欺力というより、文章力の中にそういう技術が一部含まれてますって印象ですね。

自分の場合は、いかに裁判長(読者)を納得させるか?の証拠提出で穴を埋めてく感覚ですかねぇ。
不備があると、意義あり!と反論されてしまうでしょうし。
[一言]
 詐欺師が相手にするのは、騙されたくない人であり、こういう人をいかに騙すかですよね。人を騙して不快にさせるんです。
 でも小説を読む人は、どちらかと言うと騙されたい人だと思うんです。だから、もっと言い方を変えるならば、自分から騙されにいってるんです。そうやって物語に入り込んでいくんじゃないでしょうか。

 詐欺師って口が上手いじゃないですか。機転がきいて弁がたてば詐欺師になれそうですよね。
 でも、騙そうとしても全ての人が騙されるわけじゃない。ばれたら逃げられる。
 当然上手く騙されてくれる人もいるでしょうから、数打ちゃ当たるみたいな感じでしょうか。
 小説を読む人はやはり物語に入り込んで楽しみたい。言い換えれると、騙されたいんです。小説には虚構と現実が混ざっていることなんか多分読者は承知の上です。
 だから、詐欺師のような口の上手さを文章力と言い換えるならば、そんな文章力だけで読者は騙されてくれると思います? 私は思いません。読者を楽しませるのは、もっと違うところにあると私は思います。
 そもそも騙す相手が違いすぎる。作家を詐欺師と一緒にしないで下さい。

  • 投稿者: 弘美
  • 2021年 07月03日 11時58分
ご感想ありがとうございます

今回、これ書いての反応を見て、一つだけなるほどなーと思ったことがあるのでここで書きますね。

なるほど、世間一般の人は詐欺師というと『口のうまさ』、つまり言語能力だけに依拠した者だも思うんだなー、と思いました。
なので、あー、確かにこれ、伝わらないわ、と反省してます
[一言]
作家には詐欺師の能力かぁ。昔から語り部も講釈師も吟遊詩人も観てきたように語るからなぁ。その能力がないと小説ではなく、レポートか報告書になってしまうのが悲しい。(;_;)
  • 投稿者: 白井三星
  • 50歳~59歳 男性
  • 2021年 07月03日 00時29分
俺、畑づくりの話を読ませていただいたけれど、いわゆる「面白いレポート」で、好きですよ?
[一言]
>様々なテクニックや技巧を使って虚構を真実っぽく見せる能力のことを指すのである。

>まとめると、実は文章を書くのに必要な技術というのは、詐欺で使われるテクニックとほぼ同質なのだ。

>小説というのは読者が騙されることを前提として楽しんでくれるエンターテイメントだ。

>作者なんて所詮は詐欺師なんだから、偉そうな理屈で他人をねじ伏せることを考える暇があったら、どうやって読者を「だましてやろうか」を考えるべきである。


誤解です。
小説または「創作」とは今まで誰も知らなかった表現力を
使ってお話を書く事で、
「読者を騙すことではありません。」

それこそ、読者の方々に失礼です。
読者の方にも目の肥えたちゃんとした知性も教養もある方々も
いらっしゃいます。
そういう方々のお眼鏡にもかない、かつ、そうではない方々、
例えばまだ年少の子供さんにも楽しんでもらえる、
要するに年齢性別を問わず不特定多数の人達に
楽しんでもらえる文章を書くのであって
その表現力はオリジナルでないとできません。

詐欺や嘘つきが使うのは
定型文章だけです。
要は一般的によく使う手を「繰り返す」だけで
人は簡単に騙されます。
なので、ファンタジー小説はテンプレを常習します。
オリジナリティを求めてはいけません。

でなければ「お約束の場面」が全くない文章だと
大不評です。
例、バトルがない、武器や魔法が出てこない、
セックスシーンがない、など
毎度毎度、同じ内容を繰り返すから
それで安心して妄想が続けられるんです。

ゆえに詐欺にオリジナリティなど
ありません。

“小説”とは
新しい法則(表現力)で語られるお話が
本来の意味です。




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