感想一覧

[良い点]
 故郷の景色は違えども、子供の頃を思い出した時の、何とも言えない郷愁感に溢れていて、ノスタルジーを共有できたのはさすがの筆力だと思います。

『サニツ波花ごよみ』は、誰が何と言おうと美しい物語です!
[一言]
「宮古島は昔、過酷な島であったのではないかと思うことがある」
 これについて、私はお詫びを申し上げなければなりません。

 先日差し上げた『ニンニクまっしゃああああああーーーっっっ!!!』の感想にて、私は「文化的な背景などを想像してみると、ワクワクします」という呑気な一文を差し上げてしまい、心に引っかかっておりました。

 食文化とはその地方の先人たちが築き上げた創意工夫の元に成り立ったすばらしい叡智だと思ってます。

 ただ、その背景に圧政や飢餓などの哀しい歴史があったこともまた確かなことです。

 そういったネガティブな事情にまで想像が及ばず、安易な表現をしてしまったかなと思って反省いたしました。

 本人には自覚がなかったとしても、言葉は時として人を傷つけてしまうことがあるかも知れない。

 昼咲様もまた、絶えず自作の表現に注視する創作姿勢に惜しみない敬意を払い、私も学ばせていただきたいと思う所存です。
サトミ☆ン様

えええええっ!!???

だ、大丈夫ですよ!?

わたしの知ってる宮古島や沖縄の人は基本みんなお気楽で呑んべえばっかりですし、「暗い話は好きじゃないんだよなー」とか素で言いそうな人ばっかりなので!

本当のことを言えば、先人たちが苦労して築き上げた今をどれだけ幸せに楽しく生きるかが、子孫の義務だろうと思うのです。

先祖の選択というものは全て、子孫の繁栄と幸福のために行われてきたものだと思うので。
先祖が何かを子孫に望むとしたら、さらに次の世代の幸福と繁栄ではないかと。

なので、ネガティブなことはいっそ忘れてしまえ、とわたしの先祖なら絶対言う気がするのです。
繰り返さないために覚えておくのはいい、でも誰かを否定したり傷つけたり八つ当たりしたり、ましてや自分が嫌な思いを引きずるような真似はするな、そんな覚え方はするな、と。

ニンニクプレス器も、さまざまな文化がそこで入り混ざって今に伝えられている証だと思いますし、サトミ☆ン様のおっしゃる通り、わたしもとてもワクワクします。

宮古島は風土病があったり、水不足があったり暑すぎたり、そして暑すぎたり(おっと2回目)と、昔は確かに大変だったでしょうが、その中でもささやかな幸せと今日を祝っていたと思うので、悲しむべきではないと思ったりもします。

言葉は確かに自覚なく人を傷つけます。
それは、書き手としての私たちができるかぎる気をつけないといけないことかもしれません。

けれど、傲慢に生きるわたしはこうも思うのです。

「簡単に傷つかない魂を持つことが要求されているのではないか」と。

圧政については、個人的には今も昔も、たとえ場所が変わったとしてもどこにでもあることだと思います。
それが政治的権力からであっても経済的権力からであっても、よくある出来事です。形を変えて人の世界に常にまとわりつくものです。

その中で、先人たちはより良い未来を選びとってきたと、今の苦労が子孫たちの幸福につながるものと確信していたと信じています。

なぜなら、わたし自身がこうして自由を手にしているからです。

などと。

熱くなってしまいました。
いけません、いけません。私のヤバい本音は外に漏らすなと子供の頃から今に至るまでいろんな人から言われておりますのに。

大変失礼いたしました。
わたし自身は、わりと書きたいことを書きたいように書いているので、誰かを傷つけかねないと自覚しています。
だからこそR15も残酷な表現も、神経質なまでに注意させていただいています。

そんな人間だからこそ、自分が読んだものに傷ついたり怒ったりはしませんし、したとしたら身勝手さからくる自己責任です。
サトミ☆ン様からいただいた言葉は、感想も書かれた作品も含めて全て、ありがたい以外の何ものでもありません。

「サニツ波花ごよみ」、美しいと言っていただけて本当に嬉しいです。
長くなってしまいましたが、本当にありがとうございました!
[良い点]
祓い、言祝ぐ

沖縄の海と蒼空の青。

ありがとうございます。
よどんでしまった心が晴れてきた、そんな気持ちを受けました。

青い輝きのせかいへ通ずるお言葉をいただけたようです♪
[一言]
自分は海のない土地で生まれ育ったので、
昼咲さんやみなさんの書く、海の言葉はとても楽しみです♪

昼咲さんの作品で、
海で清め、海へ還すという感覚を得られたことは僥倖でした(*´∀`)♪

今回も、いつも、
いろいろな恩恵を受けているように思えます。
本当にありがたいことです("⌒∇⌒")
みなはら様

感想をいただきありがとうございます。

みなはら様にお褒めいただくと、恥ずかしいやら恐れ多いやらで、本当に恐縮です。

わたしのほうこそ、みなはら様の書かれるものやお写真から様々なものをいただいております。
「ひかりさすさきへ、かげのうみへ」。
あの詩の

>水平線より刺す陽光の矢

の、強烈な昇る太陽の鋭い光が頭から離れず、先ほど投稿した小説のシーンが出来上がりました。

最初は考えていなかったのです。
けれど突然、朝日を受けて微笑む主人公の母と、上りはじめる太陽が書いている中でイメージとして出てきて、あとは一気に書き上がりました。

あの暗い話の中で、唯一美しくて力強い、輝かしいシーンだと思います。

正直、書いていてあまりの暗さにうんざりしていたので、救われたような気になりました。

いつも本当にありがとうございます。

お読みいただきありがとうございました!
[一言]
あ、本当に「砂山」だったんですね!
地域によって様々な風習があるんですね
エッセイ読んでいてなんだかじんわりしました

海の近くに住んでいるくせに全然見に行っていません
来週あたり散歩に行こうかなと思います
  • 投稿者: 鞠目
  • 2021年 07月16日 10時22分
鞠目様

感想をいただきありがとうございます!

本当に地方独特の風習って楽しいと思います。
子どもの頃、流し雛とかすごく憧れました。
うちにはそういうのないなあ、と思ってたら、実はやってたという、30年以上経って知る衝撃の事実。

何が衝撃かというと、30年以上気付きもしなかったことでしょうか(笑)。

海のそばを散歩するのっていいですよね。
わたしの住むあたりだと、山下公園とかでしょうか……遠い……。

全然関係ないのですが、「大黒埠頭」と「シーガーディアン」が実際に存在する場所だということを神奈川に来て初めて知ったときはちょっと興奮しました。
我ながら田舎者だと思います(笑)。

すみません、山下公園から連想したのです。失礼いたしました。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
貴重なお話、ありがとうございました。
大変、興味深い伝統ですね。
[一言]
直接訪れて、体験したいですね。いつか
高取様

感想をいただきありがとうございます。

中国からきたのだと思うのですが、池間島の「ミナンガハナ」は、昔は年の初めに行われていたという話もネットにはあったりしたので、途中で一緒になったのかな、という感じもします。

もともとこちらは「アカマター伝説」がもととなっているので、中国から入ってきたというより、途中で一緒になったと考える方がスッキリする気もします。
もしくは、箸墓古墳の神婚伝説が入ってきたのでしょうか。

宮古島には、「アカマター伝説」とは違い、神様が人の姿になれる大蛇となって子供を産んでもらうためにやってきた、というような内容にとれる伝説があります。
こちらは神様の子どもなのでちゃんと生まれますが、元が箸墓伝説に近いような気がしますよね。


宮古島にはサニツ浜という場所がありますが、個人的にはやはり砂山ビーチがおすすめです。

ただ、当日は大潮の遠浅でずっと沖の方まで歩いていけるので、ビーチのそばを離れないようお気をつけください。
実際わたしは、子供の足でよく無事だったなと思うほどずっと先まで歩いて行って、恐怖感に襲われて半泣きで戻ったことがあります(笑)。

ぜひいつか、遠浅の海で潮干狩りをしながらお清めを楽しまれてください!

お読みいただきありがとうございます!

[一言]
めっちゃいい話!
沖縄には古い雛祭りの風習が残っていたのでしょうか。
興味深いです。
親御さんの思いに、しみじみしました。
  • 投稿者: 砂礫零
  • 2021年 07月15日 20時24分
砂礫零様

感想をいただきありがとうございます。

わたしも今回初めて知ったのでとてもびっくりしました。
そういえば確かに、「まだ夏じゃないのに」って思ってたな、と。

せっかくなので調べたついでに詩を描いてみたのですが、違和感がありまくりで結局タイトルは投稿後でしたが変更しました。
いつかまたチャレンジしたいと思っています。

今も「サニツ」をやっている家庭はあるようですが、池間島の「三波が花(ミナンガハナ)」も含め、大々的な行事になっているようです。
それもどちらかというと潮干狩り行事になっているようで、あの時期に子どもを海に連れて行くって難しいよね、と思いました。

お読みいただきありがとうございました!


[良い点]
興味深い風習ですね。
土地土地によって伝えられている災厄除けの風習は特色が違って面白いです。
僕らの方では2月の初旬に山の神様をお祭りしますね。
青魚を山に供えて、確か二股の小枝を供えてたと思います。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2021年 07月15日 20時01分
管理
z_kei 様

感想をいただきありがとうございます。

風習は、やはりその土地の特色が出るものなのだろうな、と思います。
山の神様ということは、山がきっと身近な地域なのですよね。
2月初旬、珍しいものを捧げる、という感じなのでしょうか。

今も残る風習も、昔あった風習も、どちらも調べてみると面白いことがたくさんあるのでは、と思います。

お読みいただきありがとうございます!
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