エピソード2014の感想一覧

親の愛情は、子どもを安全で安定で幸せで、というものに傾きがちです。
でも、それは本当の愛ではない。

命を燃やせと言う石神も、自分の子らにはその親の愛に流されそうになりました。
子どもは可愛いですからね。

そういう温く甘い愛は、子どもに命の燃焼をさせません。
幸福を願う弱くダサい人間になってしまう。

命を燃やしたいのだという虎白たちを、石神は護ろうと思っていた。
父親を慕い自分を大事に思ってくれる人間たちだから、有難いと思ってそう考えてしまった。

そのことに気付き、自分が親として本当に子どもたちに命を燃やさせる愛を見失ってしまっていた。

本当の愛の始まりです。