エピソード159の感想一覧

この作品は親世代が酷過ぎる

ただ、初めてアリスやその発言に好感が持てた件だった。

　決意新たに誓い励まし合う「運命の輪」のみんな、本来は爽やかな良い場面のはず。だが、思いやりを第三者に裏切られたマリアは何一つ真相や真意を理解されないまま、シクロたちにとっては過去の塵芥や障害物のように追いやられている。だから、グロウやマリアに対する当てつけのようでもあり、興醒めで、かえって一層白々しいように、寒々しく映る。読者視点ではマリアが一層可哀想で、悲しくなる。「哀愁」

　シクロの「いつか世界一の時計職人になったら、きっとマリアを迎えに行く」約束を、叶えてくれるように支えたくて送った仕送りのせいで、知られるべき人達の誰にも真相を理解されないまま、不憫な運命を辿り続ける悲しみのマリア
最低なのは、マリアの気持ちを裏切った教団でした

［気になる点］
「仕送りと手紙」、シクロは今でも、マリアが、レイブンやブジンと共謀して陥れるために創作した、自身への経済的社会的な侮蔑も込めた虚弁だっだと思い込んでいるはず。シクロにそのことが明瞭に説明される出来事が冤罪発覚以降一切ないから、シクロの誤解は解けずじまい。事情の一端でも御存知なら少しでも伝えないと、親父さんも。

　あと、仮によりを戻すにしても、ミストとの関係性がどうなるか。
教団がこれを利用して「邪教徒(※ミスト)がシクロを誑かしている。今までのすれ違いや不幸は全てこの邪教徒の呪詛によるものだ…殲滅しろ」と、マリアにミストを付け狙わせるのか。
　それとも、シクロとマリアが再開したところを、「影(教団の諜報部隊)」に狙わせるのか…？
(「聖女様(※マリア)に邪教徒やシクロが襲撃をかけてきた」として、あるいは「お見事です聖女様、見事に悪逆の輩を捕らえましたな」として、再度のマリアの裏切りをシクロ達に認識(誤認)させるか。)
(ないしは、教団にとっては権能も開花せず実戦力に到底及ばず神輿としての価値しかないことを理由に、シクロやミストを滅ぼすための捨て駒として利用されるのか:例えば「聖女様」マリアを狙撃しておいて「邪教徒やシクロが聖女様を暗殺しようとした」濡れ衣を着せるのか。仮に「影」を証人として捕らえたとしても、マリアを救命するために、どうしてもこれからのダンジョンを制限時間内に踏破しなければならなくなる、と話が展開していくのか。)

［一言］
たとえ騙された性暴力の被害者でも、「肉体的に純潔ではない」からヒロイン呼ばわりされないというのは、あまりに酷い仕打ちのように感じてしまいます……。

[良い点]
ギルドマスターに対面した時同様、相手を悪く言わない！
ブレない主人公ですね！
[気になる点]
フローレンス商会、聖女の娘がやらかしただけに風評被害あるのだろう
シクロの身内は散々な目にあった、それが冤罪と判明したわけで…真犯人が捕まって、共犯者は追放。
この状況で聖女の実家が無傷とは思えない。（公爵家じゃない、平民だけに…）
シクロに面会を申し込んできたのは、二進も三進もいかなくなってきたから恥も外聞もなく取引先を求めての事か？
だとすると、高圧的とも思える態度での言動は、弱みを見せたら付け込まれるという己のビジネススタイルを貫いたからなのかも知れない…
（婚約破棄の時もビジネスだと言ってたし）
[一言]
フローレンス商会の現状は？

[一言]
交渉している相手を目の前で侮辱するとは。
「商会長」が聞いて呆れる。

[気になる点]
選択を誤ったのはこの親父も同じなのに
主人公や娘やミランダの受けた仕打ちと釣り合ってない気がする

[良い点]
　フローレンス商会会長がプライベートと断りを入れたのにも関わらず、シクロさんは淡々とビジネスライクに接していたように存じます。
　私的関係なんて貴方様方との間には全く無いですよね、そういう事を言ってくるのは如何なものか、と言外に伝えている？　と思いつつ読み進め、たはは…　そんな単純な話では無かったー　
　シクロさんはどこまで未来を見通しどれだけ俯瞰しているのでしょう…　
　シクロさんのやりたいこと、それは…？
[気になる点]
　主人公がアリスちゃんみたいなキャラで、シクロさんポジはそれこそ大賢者キャラの脇役が諭す、というのが王道なのかもしれず…
　スキル選定教という物語設定も然ることながら、王道ではない？キャラ設定、定石ではない？展開とかも、作者様はチャレンジャーだなぁと改めて実感。物語として破綻しているようには感じられず…
　読者の期待を裏切るというか…　上手く言えませんが、へっ？ と虚をつかれる展開もまた愉しー！
[一言]
　信じて助けて叱ってくれる３美神には感謝ですね～　わたくしもそんなかわゆいおんなのこたちほしいなーｗ

[一言]
自分に酔うのは結構だけど妹への暴言ぐらいは撤回させても良かったかもですね〜
まあこのおじさんを言い負かしたところで何も無いんでしょうけど

安い復讐より誇れる自分になりたいのはわかる
勝手に不幸になったやつに後々手を差し伸べるぐらいがかっこいい

[気になる点]
この親父がクズ過ぎますね。キレるアリスが一番正常な人間に見えました
[一言]
主人公が綺麗事を言ったり、大人の態度をとるパターンですね。カタルシスが全く得られず、読み手のストレスが溜まるだけなので個人的には好みではありません。ミランダの時もそうでしたが、主人公が復讐を行わずこういう態度をとるなら彼らを悪役にする展開は不要だったと思います