感想一覧

[気になる点]
殺して何の解決になるのか皆目見当も付かないのですが、まず毒を持って事もなしとすべきはむしろ身の程知らずの浮気相手では……?
王妃候補はそれこそ国の暗部を任せる人間として徴用できたはずです。優秀だったのですから。
  • 投稿者: TKO
  • 2021年 10月31日 17時28分
感想ありがとうございます。
返信が遅くなりまして申し訳ありません。

令嬢が死んだのは『自らの意思も存在していた。見切りをつけた』というのが本当の所です。丁寧に描写すべきだったのでしょうが、それを怠ったために混乱させてしまいまして申し訳ありません。

今後はきちんとどうしてそうなったのかを描写出来るよう丁寧な作品作りを心掛けていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。
[良い点]
流れるような語り口調で、読ませる文章が巧みです。上手いなぁ。
[気になる点]
中世西欧風世界における、王族の関わる婚約破棄モノは、実は物凄く難しい。
[一言]
取り合えず、何が何でも「この王太子が王太子を続け、王位を継がなければいけない」理由が欲しかったです(レベルでいうと、スペインのカルロス二世くらい)。
そうでなければ王子の愛人を排除せず、時間もお金もかけて大事に育て上げた大貴族の令嬢を弑する理由が無いからです。
何の落ち度もない大貴族の令嬢を、令嬢の家よりも遥かに劣る家の令嬢の為に死なせる。
これは普通に、大貴族家へ喧嘩を売っています。大貴族の面子を潰す―――この貴族家を排除するつもりが無いのなら、王家として絶対にしてはいけない事の一つです。令嬢の実家が反発するのは当然として、他の大貴族も王家に不審を抱きます。こんな「前例」が作られたらたまったもんじゃない。

事態が発覚した時点で愚かな(そして今後も愚行を重ねそうな)王太子を「病死」させ、王太子の地位から下ろす。そして第二王位継承権所持者と令嬢を再契約させる。
幽閉ではないのは、後に禍根を残さないようにです。おかしな勢力に担ぎ上げられたらまずい。
こちらの方が、王家の威信、大貴族との信頼関係、国家の安寧、諸外国への体裁など、全てにおいて正しい判断であり処置でしょう。

現実でも、皇太子のお見合いの席で、お見合い相手の姉ではなく妹の方が選ばれてしまった例がありますが、あれはまだ婚約前だったからです。
このお話では宗教がでてきませんが、中世西欧風世界と宗教は切り離せないので、仮に王命無視の婚約破棄騒動などが起これば、宗教組織もこの王太子へ抗議しますしヘタをすれば破門です。
歴史上、トンデモな国王というのは割と居ますが、王命を無視した王子というのはあまりいません。
王命違反するくらいなら謀反をして王位を奪うし、そうでなければ大抵は殺されてしまうからです。
王権神授説を下地にした中央集権・絶対王政における王命とは、それほどまでに重いです。
仮に封建国家であるなら、それこそ大貴族は黙って王家の好きにはさせないし、立憲君主制ならこんな勝手は議会が黙っていない。

或いはいっそ、日本の江戸時代武家風味であれば良かったと思います。それなら令嬢の滅私奉公な姿勢も納得できたでしょう。
感想ありがとうございます。
返信が遅くなりまして申し訳ありません。

特に深い設定を考えることもなく書いたことを今は反省しております。
作品の世界観が、まずどのようなものかなどをあまり深く考えず、自分のリハビリという名目で曖昧にしたことで、多くの可笑しな点を生み出したな、と改めて感じました。

御記載いただいた点は稚拙な表現になりますが「ああ、なるほど。確かにそうだな」となる部分が多々ありました。
沢山いただいたご意見に対して本来であれば丁寧にご返信をすべきなのでしょうが、このような言葉でまとめてしまいましたことお詫び申し上げます。

今後の作品作りにあたり、丁寧な描写や時代考証、国家の在り方等をきちんと心がけて作り上げていきたいと思います。
頂いたご感想は私の作品作り用の注意メモに保存させていただきました。ありがとうございます。

読んでいただきありがとうございました。
[気になる点]
殺すなら長い時間と労力と金をかけて育てた次期王妃ではなく浮気相手の娘の方がいいのでは……?
それで王太子と言う肩書きの重みが理解できればそれでいいし、できなきゃ息子にも病死してもらって他にもいるだろう王位継承権を持つ兄弟なり分家なりの婚約者に据える方が合理的で堅実ですよね……。
何せ、王と王妃の間に個人的感情はいらないらしいので。
[一言]
国のために私を殺し尽くすのが王妃~とか語ってますけど、肝心の現王妃にその素養が全く見られないのがなお哀れですよね。
いくらこっそり浮気相手正妃計画を進めたといっても、護衛という名の監視が常についている王太子の行動が把握できないわけがないし、できなかったのならよくそんな無能っぷりで人様の娘に国を守る~とか恥ずかしげもなく教えられたなと。

結局、洗脳レベルで教えられた『王妃』の正体は息子可愛さに息子が好いた娘を見逃し、挙げ句後手に回ってそれでも国の平和と未来ではなく愚かな息子を選んでしまうバカ親でしかないってところまで発想を広げられれば『王妃』に殉じて無駄死にすることもなかったでしょうに……。

事実、王は絶対者であるって前提がいろんな意味で破綻してるんだから、緊急時の代理としての王妃の覚悟もなにもないですしねぇ。
王太子が至らないからその分王太子妃に負担をかけるって判断からして王家のバカ親全開ですし、今後どうなったとしても国は滅ぶことでしょう……未来の王が無能のままでいいなんて発想に至る国に未来はない。
  • 投稿者: 寒天
  • 2021年 10月31日 04時00分
お返事が遅くなりまして申し訳ありません。
感想ありがとうございます。

二か月前の思考回路を今は思い出せないのですが、おっしゃられる通りこの国に未来はないかもしれないですね。
基本的に誰も彼もがその地位に相応しくない人たちだったのでしょう。
最初、少女は『見切りをつけて現状から脱するために教育を盾に逃げることにした』という考えを持っていて死を選んだという走り書きがあったのでそれが出ていたのかもしれません。

言い訳になりますが、この作品は自分のリハビリ小説となっており、矛盾や甘い部分が多々あります。齟齬のない作品を作るにあたっておっしゃっていただいた部分を参考に、丁寧な作品作りを心掛けていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。
[一言]
ん〜 この作品のタグは『悲恋』ではなく『胸糞』が妥当なのでは?
  • 投稿者: 茨木
  • 2021年 10月30日 22時01分
コメントありがとうございます。

毒を呷った少女からしたら恋した人と結ばれなかったという点で悲恋かな、と思いましてタグに『悲恋』を選びましたが、王太子においての皆様のお言葉を踏まえた上で『胸糞』を追加しておきます。
この作品の場合、どのタグをつけるか悩ましく思っておりましたので、ご意見ありがたく思います。
[一言]
王太子妃候補令嬢が毒杯の時点で王太子と事件関係者がどうなるかだいたい想像できるんですが。

自分がやることで政変が起こることも予想できないのが王太子だってのがもうね・・・。



感想ありがとうございます。

人間ですし、まだ若いですし、経験の少ない人間に多くを求めるのは正直無理があるなぁとは思いますが、それを踏まえても己の置かれた立場というものを今一度考える必要のある男だったと思います。

この後の展開につきましては皆様のご想像にお任せしましたが、乃木坂様の想像された未来もまた一つの可能性だと思います。

読んでいただきありがとうございました。
[一言]
是非とも王太子にはその妃に据え置こうとした少女を正妃として迎えてもらいたいものです。
それぐらいこの、人の話を聞こうとせずに勝手に突っ走った罪は大きいと思います。そんな事、知らなかった。なら愛する女性はやっぱり妾に、なんて言い出し、1人で罪を償おうとするとしたら、それは大事な存在を殺しておいて今更許されないと思うのです。でも、毒を賜った少女は王太子の足りないところを補っていたとの事。実際は側妃予定者が繰り上がるのでしょうね。
  • 投稿者: 薫衣香
  • 2021年 10月30日 11時14分
感想ありがとうございます。
この後、彼らがどうなったかは皆様のご想像にお任せる形にしましたが、薫衣香様の考えられた未来図もまた一つの可能性として存在しているものだと思います。
きっと少女を正妃に据えたとして、その少女が果たして幸福になれるのか、そもそも生きていられるのか、など考える部分が出てまいりますね。
側妃候補者の誰かが正妃になる未来もまた存在します。
皆様のこうあればいいのに、という想像を知ることが出来て本当に嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。
[一言]
読ませて頂き、心に染みました。

無能王子の周りには優秀な者が多くいるようですね。(兄とか)

この後、改心して真面目に取り組んで、新しい王妃を迎えたのか、ハニートラップの女に固執して廃嫡されたのか………歴史書が知っているのか………
  • 投稿者: naturalsoft
  • 男性
  • 2021年 10月29日 21時14分
感想ありがとうございます。

王子は一般家庭に生まれていたらきっと穏やかに好きな人と平和に暮らせただろう性格ではありました。無論、王族として生まれた以上その感性は凡愚であり無能と言われても仕方のないのかもしれないですが…。
凡人というのは優秀な人間が周囲にいるとそれだけでコンプレックスを拗らせることもありますよね…。

この先の展開は皆様のご想像にお任せする方向にしました。
色んなパターンが想像出来ると思います。この国が繫栄するのか衰退するのか、明確な答えを出さないからこそ皆様にこうなれば面白いのにという未来図を描いていただけたらと思います。

読んでいただきありがとうございました。
[一言]
残念ながらこの男は3日もすれば忘れるよ。それにしても、無責任な王家。自分の息子だけは可愛がり、貴族の娘は虐げる。そして馬鹿を操ったビッチと屑貴族はおとがめなし。犯罪万歳国家だね。


妹を殺された兄が将来革命を起こすかもね。こんな王家滅びた方がいい。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2021年 10月28日 22時18分
管理
感想ありがとうございます。

彼女が死んだ後の部分は敢えて空白にしておりました。もしかしたら適切な罰が与えられたのかもしれない。王子にも何かしらの罰が下されたかもしれない。結婚相手は誰になったのかも何もかも、すべてはご想像にお任せするという形で終わらせました。
この話の主題は、よく見られる婚約破棄物なので王妃という地位が軽んじられているなと漠然と感じた上での私なりの王妃の在り方を描写したいというものでした。
確かに愚かな男でしたが、実際17歳や18歳くらいの人間がどこまで人間として成熟出来ているのかを考えた時に、このくらいではないのかなと思います。
王家が息子だけを可愛がった、令嬢を虐げたという事は無いように書いたつもりです。
私自身の表現の甘さを改めて感じました。この先誤解を招かないようにより丁寧に描写出来るよう心がけますね。

読んでいただきありがとうございました。
[良い点]
最後の講義は、命を懸けた最後の『抗議』でもあったのですね
あと様
コメントありがとうございます。
仰っていただいた通り、講義であり、抗議でした。
まだどうにでも出来る道はあったはずなのに、それも全て男の自分勝手さで失われて命を終える理不尽さを、何も言わずにいられるか?
せめて目の前でその結末を見せつけてやりたい、との『抗議』部分を汲み取っていただきありがたく思います。
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