感想一覧

[一言]
私の中ではこういう話をハッピーエンド詐欺と呼んでいます。よくいるんですよね、タグで釣る作者って。

[良い点]
読了しました。

勝手に深読み考察します。
多々、解釈違いもあると思いますが、ご容赦ください。

　王族からのシェリルの扱いですが、これはシェリルの視点で以て、露悪的に表現されてるものと思います。
　後に登場する第３王子によって、王族の矜持と覚悟というものが描写されていますが、これに則れば、王国最大戦力のシェリルが兵器として扱われていないことに矛盾が生じるはずです。
　魔力の多い王族は国家存亡の危機とあらば命を棄ててまで国を守る義務がある、ということでしたら、耐性がないことを理由にシェリルを放逐する道理はないわけです。
フェンリルを倒した際、左腕を犠牲にしていることを把握していることからも、王族がシェリルの特性を理解しているのはわかりますから、これはあえてシェリルを最前線に送ることを王族が嫌ったのだと考えます。(さらに一歩踏み込んで考えるなら、王族はシェリルの運命に深く同情しているか彼女を深く愛しているかということになりますが、これについては判断材料が足りないので、私の希望的な見方止まりです。王妃がウェディングドレスを貸したというところが唯一最大のポイントになります)
　しかし、シェリルの魔力量が多く、多数の属性を扱えるのは周知の事実。それを知ってる勢力を抑えるためには、誰をも納得させる理由が必要になるはずです。そこで王族自らがプロパガンダをぶち上げて、シェリルがいかに無能で王家に連なる者として相応しくないかをアピールしたのだと思います。
　こうなれば、シェリルの処遇に異議を唱えられる者はいなくなることでしょう。まだ幼く、王族としての自覚や意識も薄い9歳のシェリルに、深謀遠慮を諭したとして、まだ理解はできないでしょうし、知らせたところでもしもの時は国の盾になれという悲壮の覚悟なわけですから、なにも知らせずにギリギリ目の届くところに放り出すのが、最善手であったのでしょう。
それこそ、適材適所という言い訳は、すべてに通ずる最高の名目でしたね。なにせ、炊事、掃除、洗濯のエキスパートになれたわけですから。そういう意味でも、王族はシェリルの特性、特徴などをしっかり見ていたということで、とても無下に扱っているようには思えないですね。下働きという不慣れで王族に相応しくない労働を強いられたとしても、命を削ることになる最前線に送り込むよりはいいだろう、と考えての処遇。願わくば、国家存亡の危機がシェリルの生きているうちにやってこないことを願いながら……



ということを念頭に置いて読んでみると、あら不思議。最後のウェディングドレスが感動のフィナーレになるんですね！！

　傷つくことを恐れずに自ら前線に立つことを決めたシェリルを誇らしく思わない王国民はいないでしょう。
　ですが、それ以上に、シェリルの悲運を望まなかった王族こそがその喜びを噛み締めているものと思います。
　その上で私が望むストーリーは、王妃が優しい真実を告げるとともに何代も受け継いできたウェディングドレスをシェリルに貸与したというもの。
　そして、国と民に愛されてることを知り、シェリルは王国の盾ではなく、王国の剣となった。エピローグで触れられた、他国の助勢に行くというのも、その顕れではないでしょうか。


[気になる点]
書くかどうか悩みましたが、敢えて書きたいと思います。


　日和見タイプのアルバートさんが初対面で王族と貴族の関係を匂わせてきたのがちょっと意外でした。
　フェンリル戦後に素性を明かすくらいの距離感の縮め方のほうが私的にもっとアルバートを好きになれそうでした。

[一言]
お目汚しの勝手気ままな考察でした。
お気を悪くさせてしまいましたら誠に申し訳ありません。

初投稿ということでしたが、今後も期待せずにはいられません。
キャラも魅力的に描かれていて、何より本当に素晴らしいストーリーだと思いました。

感動を、ありがとうございます！

[一言]
なんか王族の評価が固定されてて、ちょっと笑っちゃいました。

プライベートの評価はダメ男だけど、君主としての王さまは悪くない人物だと思いますね。
ちょっと早いけど、戦力に成らなくなった時点で王宮は危険地帯になりますし、適材適所で逃がしてくれたとも考えられます。
税金を使う価値も微妙にありませんしね。
王族の権利にしても、先払いで義務を果たしたのだから、あとで権利を受けとることもできますしね。

第一？王子さまも、魔力量ばかり多いと分かれば他国でも利用されるかもしれませんし、ただの王女として義務を果たしながら平和に暮らせる提案な気がします。
王妃さまとしても、役にたつなら見逃せたのでしょうけど、使い道が無くなったのなら下女として相応の暮らしをさせるのは当たり前ですし。
そもそも正妻の立場として勝手に種を蒔かれたら、ねえ？
だからこそ、王族の義務を果たした主人公にウェディングドレスを貸し与えたのかもしれませんしね。

部隊の大人たちは、大半が娘か妹みたいなものでしょうし、若手からすれば小さな姐さんですからね。
半端な気持ちじゃ手を出せないのでしょう。
実力もあって秘密も知ってるヒーローだからこそ一人の少女として認識できて、看病してたから絆されて、色々と思うところがあったから覚悟を決めたんでしょうね。
これで何もなければ、同僚か友人で終わったかもしれませんし、結婚しても数年後に距離を縮めてからかもしれませんね。

第三王子は舞台装置としての立場もあった気がします。
本人としては、不肖の妹が実力を示してしまったのと、王国の危機もあり、使い潰すしかなくなり。
今さら頼んでどうにかなるわけでもないから、自分が悪役として無理矢理やらせるしかなかったのかもしれません。
王族へのヘイト役と、義務を果たす姿を示す役を与えられていたのかな。
何故か野生の治癒術士が名乗り出て、妹と一緒に死んでくれるとは思わなかったでしょうね。
悪意的に見るなら母親みたいに男をひっかけた形、好意的に見るならそれなりに少女らしく楽しんでいたのかな？ ってところですかね。
まぁ最後の反応を見るに、ようやく兄として振る舞えたの思ったらなんか悪い虫か引っ付いてる気分なんでしょうけど。

結果的に適材適所で幸せに過ごせた話でしたね。
王国としては大勝利ですし、主人公たちとしても幸せになれたし、王族の事情も察したので水に流すかって感じでしたかね。
無事に子宝に恵まれたし、淡い恋心も報われたし、実に楽しいお話でした！

[一言]
第三王子が他の家族同様、シェリルをゴミクズ同様に扱うのかと思ったら。ドラゴンの近くへ連れて行く方法はいかがなものかとは思いましたけど、適材適所や魔力量の事、シェリルにだけでは無く自分自身にも言っていたようで。他国に嫁に出そうと言った第一王子や、王女とは思えない待遇で放り出した父である国王やその側近に比べたら余程マシだと思えました。自分の死も視野に入れていたようですし。第三王子も国王に対し、思うところがあったのかもしれないですね。

これまで一緒に働いていた仲間は王女ということはすっかりと抜けていたようですけど、いい人たちばかりで、アルバートはシェリルに対して同情もあったでしょうが、人として女の子として見ていたのでしょうし。いい意味で、上手い事やったなと感心です。どうせ怪我をするシェリルとセットなのだからと結婚を望んだのが決して名誉のためではないのがわかるので。

少し気になるのは。あの仲間たちとは離れ離れなのでしょうか？シェリルが認められること、幸せになる事をきっと喜んでくれるとは思うけど、辺境伯の地で奥さんだからもう会えないのかな？と。

実は子をもうける暇があるのかと心配していましたが。討伐に駆り出されていてという意味で。でも、魔力量と操作に優れた子が育ったとあるのでよかった。きっと幸せになれたと信じたい。
ゴミクズ扱いだったのに、実は1番国に役に立った王女。私の中ではざまぁをしてやった気分です

[良い点]
すごく面白い
[気になる点]
王族の恩恵もなく義務だけはたせというのも何だかな

第三王子、王族扱いしていなかった妹に首輪をつけて檻にいれ、義務をはたせと言うのはクズとしか思えない
[一言]
ざまぁは欲しかったけど、物語の設定上無理だったかな

主人公が他国にでも行っていれば、ざまぁ出来たかも知れないけど

[気になる点]
王妃たちが改心するとは思えないと軍属を選んだのに、最後花嫁衣装に新品を用意せず、わざわざ王妃が「貸してくれる」という展開が唐突に感じた。
いきなり結婚式あげろという流れを汲んだとしても王妃が貸すような心境の変化の描写もないし、一体どういうことなんだろ。

結婚式に関して急展開な理由も書かれてないから（その辺第3王子を上手く使えば匂わせくらいはできたのでは）、ハッピーエンドなはずなのに疑問だけが生まれてしまった。

[良い点]
主人公が自分を大事にしてくれる人と幸せになれてよかった。
[一言]
王様にざまぁがほしかった。
王様の適材適所の差配が良かった!　みたいな結果だから。

[一言]
軍属兄ズはなんだかんだで、地位にみあった行動してそうね。
第二兄も誘導任務してたみたいだし、そう考えるとクズいのは文管系か？


ただまあ、他の人も言ってるように主人公は実家の恩恵無しなのに、強制死地なのはちょい家族ゴミすぎんだろ、、、、。
死地きたやつらはまあ、まだ許せるとして王宮組はざまぁ多少見たかったかも。


でも、そういう方向のはなしではないだろうから。
ハッピーエンドでよかったかな？

[良い点]
適材適所が大事だという物語が素晴らしいと思いました。

補完し合う関係性が素敵です。
[気になる点]
古語では男性にも美人を使うそうです。

しかし、現代社会では主に女性に対して美人を使います。

本日9月7日のWikipediaからなのですが、

【美人（びじん）とは、容貌の美しい女性をさす言葉。美女（びじょ）・佳人（かじん）・麗人（れいじん）・別嬪（べっぴん）などと同義。未成年者は特に美少女とも呼ばれる。男性に対して用いる際は美男子、未成年者の場合は美少年という。】

とのことです。

誤字報告にて、美男子という言葉には違和感があるかもしれないと思いましたので、美形という言葉にしています。

由由先生の好きなように、誤字修正されてください。

古語風に、あえて修正しないというのも有りなのかもしれません。

[良い点]
第三王子め…悔しいけどかっこいい！
めっちゃ好き。こういうキャラクター作れるの本当に尊敬します。
面白かったー！