感想一覧
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[良い点]
月餅企画から拝読させていただきました。
読み応えのあるお話しでした。
ヘレンの喉の違和感から、徐々に秘密が明らかにいく描写がとても良かったです。
ハピエンも嬉しかったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
月餅企画から拝読させていただきました。
読み応えのあるお話しでした。
ヘレンの喉の違和感から、徐々に秘密が明らかにいく描写がとても良かったです。
ハピエンも嬉しかったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
エピソード11
いつもお読みいただきありがとうございます。
ヘレンが、どうやったら自分の性別に気づかずにいられるか、を考えに考え、あの描き方になっていきました。褒めていただけて嬉しいです。
ラストは、父から軍刀を譲りうける部分だけは決めていたのですが、あのエンディングにしてよかった、と思えました。
ありがとうございました!
ヘレンが、どうやったら自分の性別に気づかずにいられるか、を考えに考え、あの描き方になっていきました。褒めていただけて嬉しいです。
ラストは、父から軍刀を譲りうける部分だけは決めていたのですが、あのエンディングにしてよかった、と思えました。
ありがとうございました!
- 桜宮 沙綾
- 2021年 09月30日 20時15分
[一言]
一気に読み進め、もう一度じっくり読み直させていただきながら感想をしたためております。
第七話のヘレンの悲痛な叫びがものすごく心に刺さりました。
大総統にとっては子供を守りたいがための行為だったとしても、当の本人にはそんなことは関係ないんですよね。
苦しみながら生きていかなければならないのは結局自分自身ですから。
ヘレンにはマリアがいてくれて本当に良かったです。
男だとしても女だとしても、あるいはどちらでもなかったとてしも自分を受け入れてくれる存在がいたおかげで、学校にも通えるようになったし父親とも決別せずに済んだのだと思います。
彼女がいなければ、あのまま憎しみに駆られて悲惨な人生を送ることになってしまった可能性もあるのではないでしょうか。
ヘレンがどちらの性を選択するのか気になっていたのですが、どちらでもない(わからない)結末にも感動しました。
どっちかに決める必要はない、自分らしく生きようというメッセージを(勝手に)受け取りました。
少し脱線してしまうのですが、最終話でヘレンが「剣術の試験」と言った時、男性を選んだのかなと少し思ったのですが、剣術=男っぽいと連想してしまうのも自分の意識に男性性・女性性の刷り込みがあるなぁ……と考えさせられました。
そしてエピローグ。
ヘレンとマリアが婚姻しなかった、というところが個人的にすごく良かったです。
ヘレンがどちらの性を愛するか(あるいはアセクシャルなのか)はっきりとはわからないのが、二人の関係について想像の余地を持たせられていて良いと思いました。
マリアがいわゆる「妻」にならなかったのも、この作品のテーマにすごく合っていると感じます。
権力者の傍にいる女性って女としての役割(優しさとか母性とか)を期待されがちですが、マリアはそうではなく宰相として活躍して、ヘレンを支えるパートナーとなった。
もちろん恋愛関係にあった可能性もあるのですが、対等に並び立って生きていったんだな、と想像できるラストでした。
今回の企画で自分も同性愛をテーマにした作品を書いたこともあり、長々と考察してしまいました。
また、現代日本を生きる一社会人としてジェンダーの問題は気になるトピックですので、考えさせられる面もあり。
今回の企画をきっかけにこの作品に出会えて良かったです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
一気に読み進め、もう一度じっくり読み直させていただきながら感想をしたためております。
第七話のヘレンの悲痛な叫びがものすごく心に刺さりました。
大総統にとっては子供を守りたいがための行為だったとしても、当の本人にはそんなことは関係ないんですよね。
苦しみながら生きていかなければならないのは結局自分自身ですから。
ヘレンにはマリアがいてくれて本当に良かったです。
男だとしても女だとしても、あるいはどちらでもなかったとてしも自分を受け入れてくれる存在がいたおかげで、学校にも通えるようになったし父親とも決別せずに済んだのだと思います。
彼女がいなければ、あのまま憎しみに駆られて悲惨な人生を送ることになってしまった可能性もあるのではないでしょうか。
ヘレンがどちらの性を選択するのか気になっていたのですが、どちらでもない(わからない)結末にも感動しました。
どっちかに決める必要はない、自分らしく生きようというメッセージを(勝手に)受け取りました。
少し脱線してしまうのですが、最終話でヘレンが「剣術の試験」と言った時、男性を選んだのかなと少し思ったのですが、剣術=男っぽいと連想してしまうのも自分の意識に男性性・女性性の刷り込みがあるなぁ……と考えさせられました。
そしてエピローグ。
ヘレンとマリアが婚姻しなかった、というところが個人的にすごく良かったです。
ヘレンがどちらの性を愛するか(あるいはアセクシャルなのか)はっきりとはわからないのが、二人の関係について想像の余地を持たせられていて良いと思いました。
マリアがいわゆる「妻」にならなかったのも、この作品のテーマにすごく合っていると感じます。
権力者の傍にいる女性って女としての役割(優しさとか母性とか)を期待されがちですが、マリアはそうではなく宰相として活躍して、ヘレンを支えるパートナーとなった。
もちろん恋愛関係にあった可能性もあるのですが、対等に並び立って生きていったんだな、と想像できるラストでした。
今回の企画で自分も同性愛をテーマにした作品を書いたこともあり、長々と考察してしまいました。
また、現代日本を生きる一社会人としてジェンダーの問題は気になるトピックですので、考えさせられる面もあり。
今回の企画をきっかけにこの作品に出会えて良かったです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
とても深くお読みいただき、感激しております。
実は作者(私)自身が性同一性障害者であり、Xジェンダーです。性指向も一般の枠組みからは外れています。毎回、同性愛をテーマにすることが多かったりするのも、私自身のこともあるからだと最近気づきました。
毎回、作品を書くたびに、いわゆる百合モノとして、甘いラストを用意することも多いのですが、今回は恋愛にあまり焦点を当てておらず、強制的に変えられた性自認と、どう戦うのかという姿を描きたいと思っていました。
今回は、マリアという友人がいてくれて、ヘレン自らの性別を受け入れてくれる役割を担ってもらいました。恋愛関係への発展ではなく、ヘレンのような特殊な状況の人間であっても受け入れてくれる人間との関係を描きたくて、ラストもああいう形としました。
恋愛はまだしも、「結婚」となると、当たり前のように「男女」が前提になることに違和感を感じていて、だからはっきりとヘレンがどちらを選択したのか、性別適合手術を受けたのかどうかも明記しませんでした。私自身が、世の中の結婚というものに対する価値観に、反抗したかったのかもしれません。
性別役割、という言葉もありますが、成長した二人が社会に出て、「女性だから」という枠を越えた人生を送ったであろう、という風に感じていただけて、本当に嬉しく感じます。
毎回、重いテーマで書くことが多くて、大抵はジェンダーがテーマになりがちなのですが、春野様の感想から、私自身も気づく点が多くありました。こちらこそ、こんなに丁寧な感想をいただき、また作品を気に入ってくださり、ありがとうございました。
私見が混じった返信となり読みづらいかもしれませんが、本当にありがとうございました。
実は作者(私)自身が性同一性障害者であり、Xジェンダーです。性指向も一般の枠組みからは外れています。毎回、同性愛をテーマにすることが多かったりするのも、私自身のこともあるからだと最近気づきました。
毎回、作品を書くたびに、いわゆる百合モノとして、甘いラストを用意することも多いのですが、今回は恋愛にあまり焦点を当てておらず、強制的に変えられた性自認と、どう戦うのかという姿を描きたいと思っていました。
今回は、マリアという友人がいてくれて、ヘレン自らの性別を受け入れてくれる役割を担ってもらいました。恋愛関係への発展ではなく、ヘレンのような特殊な状況の人間であっても受け入れてくれる人間との関係を描きたくて、ラストもああいう形としました。
恋愛はまだしも、「結婚」となると、当たり前のように「男女」が前提になることに違和感を感じていて、だからはっきりとヘレンがどちらを選択したのか、性別適合手術を受けたのかどうかも明記しませんでした。私自身が、世の中の結婚というものに対する価値観に、反抗したかったのかもしれません。
性別役割、という言葉もありますが、成長した二人が社会に出て、「女性だから」という枠を越えた人生を送ったであろう、という風に感じていただけて、本当に嬉しく感じます。
毎回、重いテーマで書くことが多くて、大抵はジェンダーがテーマになりがちなのですが、春野様の感想から、私自身も気づく点が多くありました。こちらこそ、こんなに丁寧な感想をいただき、また作品を気に入ってくださり、ありがとうございました。
私見が混じった返信となり読みづらいかもしれませんが、本当にありがとうございました。
- 桜宮 沙綾
- 2021年 09月23日 21時50分
[良い点]
自身の違和感に気付き、葛藤し、マリアに救われるまでの流れがとても良かったです。
最後、結婚しなかったのが衝撃的でした。
そういう生き方を選んだのかなと、色々想像ができて良かったです。
自身の違和感に気付き、葛藤し、マリアに救われるまでの流れがとても良かったです。
最後、結婚しなかったのが衝撃的でした。
そういう生き方を選んだのかなと、色々想像ができて良かったです。
エピソード11
評価いただきありがとうございます。
あのような環境を強制された人生で、どういう生き方をするか、を考えながら書きました。
結婚しない、という選択は、読み手の解釈にゆとりをもたせたかった、というのもあります。
あのラストに関して、良かったと言っていただけてとても嬉しいです。
あのような環境を強制された人生で、どういう生き方をするか、を考えながら書きました。
結婚しない、という選択は、読み手の解釈にゆとりをもたせたかった、というのもあります。
あのラストに関して、良かったと言っていただけてとても嬉しいです。
- 桜宮 沙綾
- 2021年 09月22日 11時02分
[一言]
月餅企画で拝読しました。
偉い人はやることが極端すぎますね。もう少し子供に対してやることがあると思います。
ですが大総統という特殊な立場なので、多少の無理は押し通せるのが不幸と言えます。
とはいえヘレンは両親を愛している。二人からもらった愛は本物でした。そこのところは良かったと思いました。
ではまた。
月餅企画で拝読しました。
偉い人はやることが極端すぎますね。もう少し子供に対してやることがあると思います。
ですが大総統という特殊な立場なので、多少の無理は押し通せるのが不幸と言えます。
とはいえヘレンは両親を愛している。二人からもらった愛は本物でした。そこのところは良かったと思いました。
ではまた。
感想いただきありがとうございます。
これは、平凡な家庭では生まれ得ない環境だと思います。権力者だからこそできること、それにより生まれる苦しみ、というのを描きたかったです。
昔、ローマ教皇の息子が秘密裏に女児として育てられ、母は追手の手にかかる、という話を読んだのを思い出したのも今回のきっかけでした。
読了ありがとうございました。
これは、平凡な家庭では生まれ得ない環境だと思います。権力者だからこそできること、それにより生まれる苦しみ、というのを描きたかったです。
昔、ローマ教皇の息子が秘密裏に女児として育てられ、母は追手の手にかかる、という話を読んだのを思い出したのも今回のきっかけでした。
読了ありがとうございました。
- 桜宮 沙綾
- 2021年 09月21日 19時46分
[一言]
今回第7回月餅企画へのご参加ありがとうございます。
いつも最初に企画への参加の声をあげてくれるので、本当に心強いです。感謝してます。
ネタバレ感想になりますが、下記書いていきます。
ーーー
プロローグがカチッと決まって、期待を持たせて進むところがいいですね。
こういう始まりは大好きです。
そして、主人公視点で話が始まる。
幼い頃、忙しい父の助けになると信じて勉強に励むヘレン。だけど、同世代の友達がいなくて。
そんな時にマリアと会って。
マリアとの友人関係を応援する母と爺やがいいですね。爺やは本当にいい働きをしますね。
戦闘にも強そうだし。
成長したヘレンが結局どちらの性を選択したのか、それが書かれていなかったのですが、マリアを妻にしなかったことから、女性としての生を選んだんでしょうね。
できたはずだけど、自分の心を曲げなかった。
こういうところが、他の作品とは一線を画していると思いました。
私なら、すんなり男性としてマリアと結婚させそうです。
女の子として育ってきて、いきなり男の子だったと事実を告げられて、その葛藤がうまくかけているなあと思いました。
性別が違っていたら、普通は簡単に受け入れらないですよね。本当。
大総統のお父様がめっちゃイケメンそうで、お母様の出会いなどその辺を読みたいなあと思いました。
今回もありがとうございました!
今回第7回月餅企画へのご参加ありがとうございます。
いつも最初に企画への参加の声をあげてくれるので、本当に心強いです。感謝してます。
ネタバレ感想になりますが、下記書いていきます。
ーーー
プロローグがカチッと決まって、期待を持たせて進むところがいいですね。
こういう始まりは大好きです。
そして、主人公視点で話が始まる。
幼い頃、忙しい父の助けになると信じて勉強に励むヘレン。だけど、同世代の友達がいなくて。
そんな時にマリアと会って。
マリアとの友人関係を応援する母と爺やがいいですね。爺やは本当にいい働きをしますね。
戦闘にも強そうだし。
成長したヘレンが結局どちらの性を選択したのか、それが書かれていなかったのですが、マリアを妻にしなかったことから、女性としての生を選んだんでしょうね。
できたはずだけど、自分の心を曲げなかった。
こういうところが、他の作品とは一線を画していると思いました。
私なら、すんなり男性としてマリアと結婚させそうです。
女の子として育ってきて、いきなり男の子だったと事実を告げられて、その葛藤がうまくかけているなあと思いました。
性別が違っていたら、普通は簡単に受け入れらないですよね。本当。
大総統のお父様がめっちゃイケメンそうで、お母様の出会いなどその辺を読みたいなあと思いました。
今回もありがとうございました!
エピソード11
こちらこそ、いつも企画していただく度に、今度はどんな話にしようかなと思えるので、楽しく参加させていただいています。
元々は、幼い男子を病避けなどのために女の子として育てる、なんていう風習をヒントにしたり、そこから話がハガレンに膨らみました。
プロローグとエピローグを三人称視点で書いたことがなかったので挑戦してみましたが、雰囲気が締まるというか、よいアクセントになったかな、と思えました。ありがとうございます。
ヒロインとの関係ですが、あえてぼかして終える、というのも今回初めてでした。いつもはもっと甘い展開にしてしまうし、百合なので同性同士、という前提がありましたし。悩みましたが、あのラストにしました。
でも後世に伝えられる、みたいな、曖昧なエンドもありかな、と、書いてみて思えました。
スピンオフも書いてみたいです。
今回も深い部分まで読んでいただき、ありがとうございました。
元々は、幼い男子を病避けなどのために女の子として育てる、なんていう風習をヒントにしたり、そこから話がハガレンに膨らみました。
プロローグとエピローグを三人称視点で書いたことがなかったので挑戦してみましたが、雰囲気が締まるというか、よいアクセントになったかな、と思えました。ありがとうございます。
ヒロインとの関係ですが、あえてぼかして終える、というのも今回初めてでした。いつもはもっと甘い展開にしてしまうし、百合なので同性同士、という前提がありましたし。悩みましたが、あのラストにしました。
でも後世に伝えられる、みたいな、曖昧なエンドもありかな、と、書いてみて思えました。
スピンオフも書いてみたいです。
今回も深い部分まで読んでいただき、ありがとうございました。
- 桜宮 沙綾
- 2021年 09月21日 17時47分
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