エピソード13の感想一覧

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[良い点]
更新が再開されたこと
あと魔王領の混乱がインドまで届くということはペルシャも魔王領ということだから歴代魔王の優秀さに驚愕


[気になる点]
主人公の物体への干渉は魔力を用いている描写が以前あったが、今話では風を肌で感じていることと矛盾するように感じた

[一言]
ワクチン接種お疲れ様でした
次回の更新も楽しみにしてます
あと背景がはっきりしないと主人公の活躍を素直に楽しみにくいので、魔族の起源、分類、分布を含めて作中世界と史実との違いをまとめて説明して欲しいです
現在執筆中のストーリーとの兼ね合いもあると思うので、どのタイミングで公開できそうか教えていただけるだけで今はありがたいです
  • 投稿者: 卵乾酪
  • 2021年 10月26日 18時19分
いつも感想ありがとうございます。
主人公は魔力の濃淡によって物理的な干渉度合いを上げ下げできるというか、物理的な干渉を感覚じゃなくて数値として知覚しているというか、そういうのを引き合いにして自分を嘲笑する悪癖があるというか。何だか自分でも苦しい言い訳になってきたので、後で何かしらの編集はしておこうと思います。
すいません。作中世界を説明しようとなると、ぶっちゃけ本編開始時点でも数千年単位で描写しないといけないのでとりあえず雑に書いておきます。


人間以外の人類と魔法が存在する世界で一つの巨大な統一帝国が誕生する(ローマ帝国モデル。文明の礎。作中の国家は大体これを基盤にしている)。

統一帝国はその後分裂し、東西に分裂する。西方では早々に分裂し国家が乱立することとなるが、東部では皇帝が最低限維持することに成功。権力闘争と王朝交代の果てに東部世界には統一帝国の直接の後継である魔王国家が成立する(ビザンツとイスラム諸王朝の闇鍋。支配地域は大まかに現実で言う所のバルカンから中東にかけての地域)。

かつての帝冠の流れをくむ魔王は、帝国再建のために西方への侵略を繰り返している。それが分かたれた国家を一つにするという使命だと思っているから(魔王視点だとそれが正義)。

散り散りになった西方諸国に対し、帝国の遺産を相続しまた立地そのものが東西交易の重要拠点であるという経済的な優位を生かして初期は魔王が優位に立つ。西方は基本的にこれに対抗するために互いに足を引っ張りあいながら、あの手この手で侵略を防いでいた(この時の魔王国家はオスマンが帝国がモデル)。

しかし西方諸国が大航海時代を迎えたことでこの関係が徐々に逆転。世界周航と新大陸の発見によって、魔王を介さずに東方物産を入手できるようになったことで経済的な優位を喪失。段々と劣勢を強いられるように(この間に西方諸国は軍事革命やら神聖な帝国の死亡診断書やら絶対王政やらやって進歩している)。そうこうしているうちにガリアで革命が起きてアンシャンレジームが崩壊する頃には魔王国家は西方に干渉する力を完全に失う(本編開始数十年前)。

西方から持ち込まれた自由主義と民族主義が各地で爆発する(本編開始)。

ものすごく雑に歴史を書くとこんな感じになります。基本的に現実の歴史から面白い所を抽出して面白おかしく闇鍋にしたのが本作の歴史になります。なので、作者があまり詳しくない所はふわっとした感じになり、面白いと思う所が増えると歴史も増えます。

後、魔族に関しては現実での人間以外の人類といった曖昧な意味しかないです。なのでエルフ耳からケモ耳くらいのほとんど人間と変わらない見た目から直立する爬虫類やら昆虫やら魚類やらなんでもいます。共通しているのは彼らが人間と同じくらいの知性を持っているということです。他種族との共存が完全に無理そうな種は袋叩きにされて生存競争に敗北して絶滅しました。それ以外に特に決まっていることはありません。
主に、彼らは現実でのバルカンから東側に多く分布してます。多分フレスコ画みたいな分布の仕方をしてるので作者も完全に把握してません。理由は人間が排他大好きだからです(多分これ以外の理由もあります)。

多分今週にはもう一回更新できると思います。不定期で不規則な更新になるとは思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
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