エピソード289の感想一覧

クレインにはそういう想いも込められていたんですね
姫が研究を仕上げた経緯も尊くて悲しい

[良い点]
俺はもう駄目なのかもしれない。
つらいねぇ。
[一言]
心臓が破裂しそう。

[一言]
くっ、、やはり視点が変わると可哀想だな……。
今からでも遅くないから願いを叶えて欲しいな……。

[一言]
全ては勇者のせい、か。

輝かしい夢は、それが失敗した時の現実を倍も苦くする。
例えば、山田がここで彼女たちを全員娶って山に隠棲するのを選んだとしても。

彼女たちは、自分がした行いを忘れる事はない。
反省と後悔の違いは、訂正できる結果と訂正できない結果。

山田の一番大事な人間になる、と言う願いはもう、決してかなわない。

俯瞰してさらに面倒なのは、それをさせた竜宮院が、何をしても罪悪感を感じない人間だという事。
他人に対しては全てを要求し、自分には何も負い目を感じない。
こういう人間は実在する（幼児的万能感の持ち主）。
幼児は、自分の我儘を我儘と認識しないので、思った事が実現しないと不満しか感じず、他人がどうなっても平気である。

そして、関わった他人だけが罪悪感に苦しんだり、理不尽を耐えきれずに死んでしまったりする。

理不尽ではある。
しかし、その理不尽を押し付けているのは世界のルールであり、悪人と言うのはそういうものなのだ。

勇者召喚派は、そういう意味では悪人たちであった。
二人の人間を攫い、自分たちのために働いてくれると　図　々　し　く　期　待　した。

…もし、勇者が強大な力を持っていたとして。
…その勇者が自分たちのために働かなかったらどうするのだ？
竜宮院はたまたま弱く、山田が仕留めたところで無力化出来たが。

…一国を更地に出来るレベルの勇者が来て、勝手な召喚に腹を立てたらどうするのだ？
…あるいは、一国をまとめて魅了できるレベルの勇者が来て、全国民が喜んでひれ伏し国を差しだす事態になったら？（苦笑）

確か、概念でも殺せるレベルの即死チート持ちを召喚してしまって、手が付けられない状態になる作品もあったような。

パフィは確かに気の毒である（自分のせいでもないのに不幸に巻き込まれた）。
しかし、こういう結果が出る「かも知れない」のは、異世界の人間を安直に頼る場合、避けられない。

この作品では、避けられなかった犠牲者たちがどうなって行ったか、という意味で珍しい思考実験となっている。

[一言]
みんな善人で努力家なのがイカン
もっと腹黒で要領かます人物ばっかりならこんなことがあっても気が楽なのになぁ
この話も結局イチローが彼女達を許す・許さないじゃなくて、受け入れる・受け入れないの話っすね
みんな被害者だもの　みつを

[一言]
更新ありがとうございます。

これは、もう、なんもいえませんわ。
美しい想いも、山田とのあったかもしれない未来への願いも、二人だけの思い出も、全部ドブに捨ててしまったなんて……

王女としてのその後だけでなく、パフィとしての未来への想いすらも傷つけるとか、結局「おのれリューグーイン！」に落ち着くのがなんともなあ、と己の感受性の低さを呪っています。

[気になる点]
＞不自然な程に、魔法の発展が遅延していること
オーミが裏で手を回していたとか、この世界が実は作られた世界でそう設定されているとか？

[一言]
そんな大切なモノの権利を……あんな奴の遊興費のために……。