エピソード12の感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[良い点]
冒頭で大事件が起きてからの展開の早さがすごかったです。
ビーがメアリとして生きることを決めてからはややじっくりになるのかな?
[一言]
本筋とは関係ないお話ですが、誤りをお見かけしてしまったので指摘失礼致します。
母親の身分が低くても首長の妻になれるかは王権(、帝権、族長権etc)の強さとは関係がありません。その文化圏が父系(父親の血統のみを問う)か双系(父親と母親の血統の両方を問う)か母系(母親の血統のみを問う)かの問題です。
例えば伝統中国の王朝やイスラム世界の諸王朝は完全に父系なので仮に母親が奴隷であっても何ら関係なく、王や皇帝が気に入れば王妃や皇后もしくはそれに近い立場になれるし、継承権も完全に男尊女卑で男性にしかありません。一方ヨーロッパ諸王家や日本は双系なので(日本は戦国時代や明治〜昭和期の高位層ではやや父系原理が強まりますが伝統的には、また社会全体では双系です)、母親の血統が尊い王子に優先権があったり、血統の尊い女性に継承権があったりするわけです。
つまりガードナー王国はヨーロッパ世界をモチーフにしてはいるが中国のように父系原理の強い国家であり、女性に爵位の継承権があるエルニアン王国はモチーフに近い双系の国家ということになるかと思います。
  • 投稿者: 遠矢
  • 2021年 12月03日 14時25分
感想ありがとうございます!
ご指摘もいろいろ勉強になり、大変嬉しいです。
継承権についてすごくわかりやすく説明していただき、その辺りについては勉強不足、認識不足だったなあと反省しております。
この後、ガードナーの王位継承権についても言及する部分があるのですが、『時代と共に変わってきた』というふわっとした感じで説明していますがお許しください!
ご指摘いただいた点は今後の作品に生かせるように頑張りますね。
どうもありがとうございました!
  • 2021年 12月03日 16時30分
[良い点]
お久しぶりです。もしかしたら作者である月様が考えて
いないかもしれないところにツッコミや考察をしてしまう
あれくすです。

>「私も随分と辛い思いをしたのよ。私の実家は伯爵位だったのです。陛下にぜひにと望まれ輿入れをしたけれど、身分の低さゆえになかなか令嬢達に受け入れられなかったわ。アーネストが愛したあなたにはそんな思いをして欲しくなかったから、ペンブルック公爵に託したのです」

ここが面白いポイントですね。つまりはガードナー王国では
現国王とアーネストの二代にわたって、自由恋愛で配偶者を決めることができるほどに王権がしっかりしてるというか、なろう小説によくある「王家の結婚なんて政略結婚しかないし、『王家なんて我らアクヤクレイジョー門閥貴族』が支えてやらなきゃ消えてなくなるんだぞ。わかったか!?」とオセッキョーやマウント取りしてくる貴族もいないようですね。

もしかしたらあったのかもしれませんが、それで血で血を洗う抗争になるよりも、現王妃様やメアリの器量が大きいとも言えますが。

次の話のコレットは今のメアリと家格が同じ公爵家であり、宰相職をペンブルック家に取られているからこその、本人の気持ち以上の父親からの「家格と年齢。どちらも将来の王妃にふさわしい」などとプレッシャーや押しつけもあったのかもしれませんね。

コレットをすんなりと味方に取り込んだメアリをみて、ペンブルック家の親戚で自分こそが今のメアリの立場(ペンブルック家の養女となってアーネストに嫁入り)の一発逆転人生を狙っていた令嬢なども矛を収めたことと思います。
  • 投稿者: Alex
  • 男性
  • 2021年 10月23日 18時59分
Alex様

いつも感想ありがとうございます!
そうですね、ガードナーは一応周辺国の中では歴史も古く体制もしっかりしている設定です。そしてここ何代か賢王が続いており、王の力が強いため『どこかの一貴族』に支えられているワケではないですし、賢王の選ぶ女性はやはりよく出来た人なのでしょうね。そのため多少の反発はあれども受け入れられていくのでしょう。

コレットの家は実は現王家の血筋を汲む公爵家ではない設定ですので、コレットを嫁がせたかったでしょうね〜〜!父、残念!

ペンブルック家の養女の座を狙う親戚、、、それ、絶対いたでしょうね。アーネストの目に留まれば可能ですもんね!夢見てた子、いるんだろうなぁ、、、
今回もたくさんの考察、ありがとうございました!
(^-^)/
  • 2021年 10月23日 21時41分
↑ページトップへ