感想一覧

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[良い点]
はじめまして。昼咲月見草さまの活動報告でイラストを拝見し(すごく素敵でした!)、マイページをたどってこちらのエッセイをみつけました。
宗教における「三つの疑問」、とてもわかりやすかったです。既成の宗教のことを考えるとき、それに沿っていくと理解しやすそうですね。そして異世界でオリジナル宗教を設定するときも、その側面から考えることが大事ですね。お勉強になりました。
[一言]
ハイファンタジーの下調べで西洋中世についてちょっとかじったのですが、その時代の信仰の存在の大きさに圧倒されました。中世って本当に信仰が人心に根付いていた時代だったんですね。
たとえば人が危機に瀕したときや死にそうなときは、その時代の人なら「神よ助けた給え」と祈ったはずだと思うんです。
でも異世界ファンタジーでそんなことを祈っているシーンにはお目にかかったことがありません。
私の読書量が少なすぎるためでしょうけど、少なくともラノベで死に際に考えるのは、どう考えても愛する恋人とか親友とかの名前。そんなとき「神よ」なんて言ってたら、読者はドン引きです。

だからファンタジー界ではあえて宗教を頭からはずしていると思うのですが……。でも結婚式のシーンなんかでは聖堂や神への誓いが不可欠だし、宗教を完全にないものにしてしまうのも変な気がする。
そのへんの兼ね合いをどうすればいいのか。またキリスト教圏の人たちは、ファンタジーを読んでどんな風に思っているのか。これが以前からのモヤモヤでした。

すごく長文になってしまってすみません。要するに、モヤモヤを取り扱った読みやすいエッセイに出会えてうれしかったという話なのです。
ためになるものを書いていただき、どうもありがとうございました。
こまの柚里さん

はじめまして!イラストも褒めて頂けて嬉しいですw 本作は読み返すと色々粗が見えてきますが、それでもお役に立てたなら幸いです!

「三つの疑問の答え」は個人的にオリジナル宗教を作る際に一番重要な要素だと思っています!というか、今回は色々ゴチャゴチャ書きましたが、「三つの疑問」の答えが解っている場合、他の要素は自然とそれに沿った展開に発展しますね!ある意味流れに任せるだけでOKな気がします。

中世アブラハム宗教圏は、勿論時代や地域に差はありますが、それこそ宗教を中心に回っている部分がありました。ある意味信仰は日常生活の一部なので、中世風ファンタジーと銘打っていて、信仰の描写がかけている場合、少し違和感を感じる場合もあります。

とはいえ、危機や死の間際で、人は確かに神を意識したとは思いますが、それだけでは無いと個人的に思っています。やはり人間の本質はあまり変わらないので、中世だろうと近世だろうと、近代だろうと、愛する人達の事は、頭を過ったと思います。神云々はどちらかというと、この後天国いけるのか?という疑問の可能性も高いと思いますw 信憑性にはやや欠ける本ではありますが、「Last Words: A Dictionary of Deathbed Quotations」おける中世時代の人物は、何らかの形で神について語る場合が殆どですが、それ「だけ」の人は少ないです。

また、ローマの信仰ではありますが、「ROME」では宗教は決してメインではありませんが、とてもカジュアルに取り入れられています。「そういった発言は、神々は好まない」「あの二人には強い神の加護がある」みたいな台詞も多かったような…ただ、本当ごく自然に入れられていたので、ドン引きも違和感も感じなかったです。むしろストーリーに影響しないながらも、キャラと世界観のリアリティを増した気がしました。


こちらも長くなってしまいましたが、お役に立てたなら幸いです!感想ありがとうございました!
[良い点]
 日本人はあまり気にしないことが多いため、軽く扱われがちな「宗教」について、一神教がわかっていらっしゃる方の視点から触れてくださったところ。
 とても参考になります!
[一言]
 日本人ってどうしても宗教についてはゆるい所があるので、こういうエッセイを書いていただきたく、以前リクエストしたのですが、ここのところお忙しそうだし、しばらく厳しいかな?と思っておりました。そんな中の投稿でしたので、普段以上に嬉しいです。
 いろいろ大変だと思います。ご無理をなさらぬよう、ご自愛ください。
鶴舞麟太郎さん、いらっしゃい!

参考になれば何よりです!w ヨーロッパ史を勉強する上で避けて通れないのが宗教ですね…正直自分でも完全に解っているかと問われると微妙ですが(元々祖父片はプロテスタント、祖母片はカトリックと結構宗教的な家系でしたが、父の代では既に無神論よりになっていましたので…)、非常に興味深い分野ではあります。
微妙にデリケートな話題でもあるので、ちょっとビクビクする事も多いですが(笑)

主に中世キリスト教フォーカスにした、今回のエッセイの続編もいつか書きたいですね~

温かいお言葉、感謝します!
感想ありがとうございました!
[良い点]
そうですよね、世の中の宗教ってまぁ結局自分に都合のいい物ですからね。リアリティを出すには、そう言うところも注意できるといいですよね!
私は大学がカトリック系だったのでちょっとはキリスト教のことわかるんですが、日本人のほとんどはまず宗教に馴染みがないんですよね。だから甘い。

いや、あるんですけどね宗教。仏教も神道もあって、そこの流派みたいなのもあるんですが…日本は多神教というか。とても大らかで、何でも神様にするし(米粒にさえ神様が宿るし、大切に使われた古いものは付喪神という神が宿ります)、一つに固執する人が少ないですね。だからクリスマスもバレンタインも祝いますが、キリスト教徒でもない人たちの集まりですねー笑

海外で言う、妖精みたいなとこも神様になっちゃうイメージですかね?まぁ、場合によっては妖怪になっちゃいますが。
ヨーロッパ風にするなら、ここは気をつけなきゃですよね!
空野さん、いらっしゃい!

そうですね…元々良い事言っていた宗教でも、必ず都合よく解釈される事が多いです…
キリストやブッタ本人の言っていた(とされている)事を、そのまま守っていれば争いはおきない筈なのに、何故かそれを大義名分に戦争が起こります…もうワケワカメですよ

が、日本における宗教は好きです!確かに、多神教は全体的に寛大な印象はありますが、日本は正にそれですね!凄く素敵だと思います。

キリスト教も、アイルランドやスコットランドに入ったばかりの頃は、結構妖精とかと混合する地域もあったみたいです。

やだ妖精はですねー、何だろう、日本で言うなら疫病神要因?な所がたまにありますw キリスト教の力で撃退される伝説がしばしば…また、悪魔と同一視される事も。それとはまたちょっと別の存在的な描写もあり…妖精の存在事態は、民間の間では結構長い間信じられていましたね!ただ、妖精が信仰対象、とかなら異端扱いでしたが。ここが日本とは違う部分ですね。

確かに、リアリティ重視、史実よりの「中世ヨーロッパ風」を再現したいなら宗教云々は避けられないかもです…が、まあそうじゃないなら、ファンタジーは何でもありですよね!w

感想ありがとうございました!
[良い点]
息抜きなのに長文お疲れさまです!!
聖書のような聖典があるとさらに面白くなりそう。
でも日本人はあまり宗教のグチャグチャは好きじゃないから、ゆるいぐらいが丁度良さそう。
ひだまりのねこさん、いらっしゃい!

確かに宗教は緩いくらいが一番暮らしやすいですw
日本では「神道と仏教、どっちもある程度信仰している人が大半」と聞き、独特だなと思うと同時に、凄く素敵だと思いました。

一方ヨーロッパ(特に中世)では、「いざこざの原因トップ3」には多分宗教が入ってます(笑)
なんだかんだ言って、私の祖父母(片やプロテスタント、片やカトリック)も、結婚の際に「子供はカトリックに育てる」みたいな契約?を書かなければいけなかったそうです…まあ今皆無神論よりですけど!w

大きすぎない多神教はやはり、一番寛大で穏和な印象があります。

感想をありがとうございました!
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