エピソード384の感想一覧

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いやいやいや、普段は他者の悪事にやたら厳しいのに自身が技術の盗みをして正当化はダメだろう。発展には技術の模倣はつきものだけど学ぶのであって物そのものを盗んでるのは訳が違う、他者の小説の書き方を学んで似た感じになってしまうのは仕方が無いとして小説そのものを自分が書いたとしてサイトに乗せるようなもの。特に主人公の力がコピーなんだから学んでるわけじゃないしね、まずは相手に技術供与を頼むか無理でも分かる範囲で分析していいか聞いてからじゃないと同盟でそれをしたら亀裂が入るぞ。
ご感想ありがとうございます。このあたりは難しい問題ですね。主人公の個人的感情に従えば、技術のコピーは抵抗がありましたが、核心技術を他国に押さえられたままだと、他国に弱みを握られることになり、国益に反すると判断しました。国政を預かる立場として清濁併せ呑むということです。

既に両国は同盟を締結していますが、
その中に「七、技術協力全般」が含まれていました。

一、指定商人による通貨両替(ギルフォード商会・商業の有力者)
二、貿易促進、関税なし、検査なし(国内と同条件で販売可能)
三、出入国促進(最初は政府要人、商人、軍人、技術者等に限る)
四、港の使用促進(指定港に船を停泊可能)
五、軍港への軍船停泊、軍船への燃料、食糧等の提供
六、軍事協力全般
七、技術協力全般 ←★

主人公からすると、相手国による核心技術の秘匿は理解しつつも、「同盟した仲なのに、それはないんじゃない。教えてよ」という思いがあったのでしょう。技術の【複写】はその意趣返しとなります。

余談ですが、種子島に火縄銃が伝来した時、日本人はポルトガル人から火縄銃を購入し、それを複製して、やがてポルトガル製を超える品質と生産体制を築くようになりますが、戦後もアメリカの自動車を購入し、それをバラバラに分解して、技術を模倣、改良し、やはりアメリカ製を超えるようになりました。

模倣される方からすれば、面白くないでしょうが、その技術も誰かの模倣であり、模倣される技術なら、その程度ということが言えるかもしれません。

ちなみに主人公は納入された設備(自分たちのもの)から技術を【複写】していますので、ポルトガルの火縄銃、アメリカの自動車から国産をつくったのと似た様な状況です。義理は欠いてるでしょうが、窃盗とまでは言えないでしょう。少なくともこの世界では、自分のものを自分でどうしようが自由です。
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