エピソード405の感想一覧

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私は国外の僻地でボランティア活動していたから憎しみや殺意は身近だったからそういったものの必要性も感じている。例えば貧しい生活が国の政策のせいだと憎めばその中には自身が国を変えようと頑張る者も居るし今の生活を憎みのし上がる為だとしても生きていくための力にしている人もいる。結局は何を憎むとか方向性の問題で憎まれる側にも問題があったりするからなぜ憎むかを考えずとりやえず奪うのは止めた方が良いかと思う。
ご感想ありがとうございます。主人公は他人に向ける悪意を便宜的に、反感・憎しみ・殺意の三種類に分けました。だから、一般的に言うところの反感・憎しみ・殺意とは多少意味が違います。

反感は他人と違う考えを持ち、他人の意見に反対することで、これを主人公は認めています。そもそも人は皆、個性があり、考えが違いますので、互いに反対があるのは自然なことです。心の奥で多少不愉快に感じても理性的に抑えている状況となりますが、ほとんどの人はおそらくこれが該当するでしょう。

対して憎しみは、反感が大きくなって理性で抑えが利かない状態で、相手の言ってる内容より、相手そのものに悪意を抱く状況です。「あいつの存在自体が気に食わない」「消えてくれればいいのに」というもので、一般的な憎しみと比べたら、かなり強い憎しみとなり、主人公はこれを良しとしていません。ちょっと嫌なことを言われて、「あの野郎、むかつく」と愚痴る程度ではありません。正真正銘、心底腹の立つ状態、顔を想像するだけで、イラつく状態です。

そして、殺意は文字通り、相手を殺したいという意識ですが、ぼんやりしたものではなく、明確に「殺したい」と思っているのが特徴です。憎しみを実行に移したい、という段階で、もちろん、これも主人公は良しとしていません。

ご体験例の憎しみと殺意が、主人公区分のそれと同じか判りませんが、理性で抑えているなら、反感に該当するかもしれません。例えば、「あの野郎、殺してやる」と言っても、本当にそう思っているかは第三者は判りませんし、逆にまったく態度に出さずとも強い憎しみをを抱えている場合もあります。

主人公からすると、悩もうが、迷おうが、いろいろ思いを巡らせようが、反対しようが、人そのものに強い攻撃の意思(憎しみ・殺意)を向けなれば許容するということです。

観念的な話のため、捉えづらい部分はあるかと思いますが、このテーマは力を入れており、今後も出てきますので、主人公の成長と合わせて注目して頂ければ幸いです。
[気になる点]
元々そういう教育は宗教が担っているものだけど。
でもこの世界は少し歪だからなぁ…
  • 投稿者: 真崎
  • 2022年 06月09日 21時51分
ご感想ありがとうございます。この世界には教会がありますが、いろいろありそうです。
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