エピソード460の感想一覧

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[気になる点]
記述というか説明が足りないのでは?
通常、ここの様に国の重要な地方には国の出張機関があり、また、ここは穀倉地帯で、税金となる穀物の輸送に付ける軍の駐屯地があるのが予見出来ます。それでもサクッと進められる話はあり得ますが、それを納得させられる記述が欠けています。
あくまで「(現実を含めた)よくある話では」の事なので、話の背景で変わりますからその記述が欲しい所です。
  • 投稿者: 真崎
  • 2022年 08月08日 18時59分
ご感想ありがとうございます。ルーラス地方は自然豊かな穀倉地帯、資源があり、人もそれなりにいて、そこそこ開けているイメージです。主人公のいるルカレシア地方(聖帝国)のすぐ隣なので、主人公としても仲良くしたい気持ちが強くありました。

それで工作活動をしていたわけですが、帝国は支配地を略奪対象としてしか、見ていませんので、きちんとした整備もしておらず、単に力で奪うだけの状況でした。いわゆる帝国主義時代の植民地ですね。通常の国内統治とは様相が違いました。

エルメス帝国の本拠地は大陸の南部にありますが、北部ほど、帝国による圧政度、差別度が強く、また帝国への反感も強い傾向にあります。

エルメス帝国は元々、南の小国であり、支配した地域の者を使って、次の地域の戦争をする徴兵制を導入していました。そのためルーラス地方で、エルメス帝国の本拠地からの派兵は数が少なく、ほぼ地元民で構成されていました。

徴税が多いのに、帝国の本拠地からの派兵が少ないのは矛盾に見えますが、江戸時代の外様大名みたいなものです。薩摩藩も超外様でしたが、特段、幕府が駐屯していませんでした。(その代わり、謀反を起こしたら、討伐にいく)

ルーラス地方の編入はこの回だけ見ると、簡単に見えますが、主人公が用意周到に進めた工作活動の成果によるものです。この辺はもっと掘り下げる余地はありそうですね。

いろいろ書きましたが、背景描写等はもう少し丁寧にしても良かったかもしれませんね。日々是勉強です。
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