感想一覧

[良い点]
　弱い（※一般人と比べるととても強いですが）主人公が知恵と準備と能力の裏をついて強敵を葬っていくという話ですが、この準備が叙述トリックのように働いて如何にして倒すかドキドキします。
[気になる点]
　第一話はわかりやすい嫌な敵で文句なく、司祭がとてもいやらしい能力者でお気に入り。死ねないわ溶けるわな人は良いキャラしていると全員キャラが立っているし、敵の兄妹をはじめ魅力的。故に後半能力を実は持っている王道やライバルとの謎の遭遇で終わるのはちょっと残念。
[一言]
>「家族は、いつもそばにいることは出来ないから

――たとえ離れていても助け合う関係のこと、だと思う」

「ふん。そうか。
…明日からは、お前に、殺しの技を教える。
厳しく行くから、覚悟しろ、よ…」

　殺しくらいしか教えられるものがなく、故に家族には殺しをしてほしくない主人公は正しく彼女を受け入れ、彼女は彼女としての意志やありざまを得た。これはこれで多分幸せ。