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[良い点]
>己の不祥事が原因で芸能界を引退する。

これがきっかけだったのか、もともとそういう性分だったらから、不祥事を起こしたのか。

私個人は、嘘は暴かれたけれど、信じたいものを信じる、でいいよねって思う派です。
テレビのバラエティもドラマも映画もSNSも、すべて虚構交じりの世界。
純粋に心から信じて騙されて、裏切られたーっていうのは、悔しかったり悲しかったりするかもしれないし、嘘を真実かのように振る舞うのは、もしかしたら褒められた行為ではないかもしれないけれど。

最初からそれはウソだとわかっていて、そこに乗っかってウソの世界を楽しむ、というのでいいんじゃないかなーと。
なんでもかんでも『現実はこうでしょ』じゃ味気ない。
現実逃避して、その元有名人の彼の実際の心理状態は本人が責任を負うとして、無責任なフォロワーとしては、私ならきっと楽しんじゃう気がします。
いじわるな気持ちではなく、その「彼」が描く虚構の世界をファンとして。
「彼」の描く虚構に、自らの夢だったり理想だったりを重ねてウットリする。

小説を読んで物語の世界に浸るのと一緒なんじゃないかなーとか思ったりします。

だからこの彼の嘘を信じ続ける人の気持ちはよくわかるし、たらこ様の、すこし突き放したようなスタンスの、でもどちらかに肩入れするではなく客観的に描かれたこちらの作品は、とても素敵な物語だなぁとしみじみ思いました。
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 01月05日 15時16分
この物語は架空の記者の目を通して書いた作品です。

そのため、内容に若干の偏りがあると思いますが、作者(たらこくちびる毛)の意図を汲み取っていただけたうえに、客観的に書かれた作品と評していただき、大変うれしく思います。

記事を書いた記者(作者とは違う架空の人物)が感じた怖さとは、サーファーの周囲に集まった人たちが無意識のうちに彼を礼賛し、祭り上げていることへの恐怖だったりします。
つまり、宗教的な側面を感じ取っていたわけです。

彼の周りに集まったまとまりのない集団は、何か強い意志を持っているわけでもなく、ただ楽しみのために集まっているだけかもしれません。
サロン商法に乗ってお金を支払うのも、楽しいからというただそれだけの理由が多かったりします。
いわゆるスパチャとかと同じ感覚かもしれません。

なので、彼を支援する人たちは特に強い思想などは持っておらず、空原海さまのおっしゃる通り『自らの夢だったり理想だったりを重ねてウットリする』といった楽しみ方をしているのかもしれません。

この記事を書いた記者は内部事情にあまり詳しくないので、得体のしれない不気味さを感じたのかもしれません。

頂いたコメント、大変興味深く読ませていただきました。

正直なところ、この作品を書いている時、サーファーの『個人』には着目していましたが、その周囲に集う『集団』にまで着目していませんでした。
なので、『集団』を構成する『個人』に目を向けたら、物語を広げていくヒントになると思いました。

お読みいただきありがとうございました。
そして、貴重なご意見をありがとうございました。
[良い点]
ネットではどんな虚像も本物になり得る。
信じる力は嘘を本当にする。
面白い話でした◎
虚像を信じる人って多いんじゃないですかね。
ネットの記事とか、噂とが見聞きすると、そう思えてならないです。

割とそう言った人たちを見透かしている人たちは多いと思うのですけど、気づかないうちに騙されていたりするんですよね……。

たらこも気を付けたいものです。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
 本当にありそうで怖いですね。
 嘘だとバレてからも、支持し続けるファン、そして、投稿を続ける元芸能人。
 どっちも自分を守るため、引っこみがつかなくなって、どツボにはまった感じがします。
そうなんですよ。
途中でやめたらダメなんですよね。

某著名人が、某餃子店をさらし者にして炎上させた際に、絶対に謝らなかったんですけど、もし謝ってしまったらその著名人の持つネームバリューが著しく落ちてしまうんですよ。
何故ならふてぶてしく振舞う態度が嘘になってしまうので、支持者が興味を失ってしまうんですね。
ある意味、政治家が謝らないのと理由が似ているかもしれません。

ネットで有名になった人たちは、そう言ったところをよく理解してるので、どんなにボロが出ようと己の非を認めたりはしないのだと思います。

お読みいただきありがとうございました!
[良い点]
ネットがあるから著名になれたのに、ネットがあるから特定されて、嘘であることが分かってしまう。
ネットが無い時代は便利さもチャンスも少なかったけど、嘘も暴かれずに本当で通っていたこともあったでしょうね。
考えさせられます。
昔の人と今の人、どちらが幸せなのでしょうか。
[一言]
でも私は、なろうに出会えたから、なろうを利用できるから、ネットを利用できる今が幸せです。
昔の人は有名になる機会が限られているので、有名になるチャンスが増えた現代では、一般人でもワンチャンあると思えるような時代になったのではないでしょうか。
それで成功できるのは一握りでしょうけど。

嘘が横行していたのは今も過去も同じだと思います。
単に嘘をついて人を欺き、報酬を掠め取るためのハードルが下がっただけなのかなと。
あまり良い変化だとは思えませんが……。

なろうに出会えたのはネットのおかげですもんね。
たらこも同じように思っています。
でなければ、こうして小説を読んでもらうこともなかったでしょうから。

お読みいただきありがとうございました!
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