感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[良い点]
素晴らしい世界を発見されたと思います。

灼熱のマグマを地底世界の照明代わりにしたのはナイスアイデアだと思いました。ダイナミックであり、絵になると思います。私は知識がなく全然分からないのでちょっとググってみたら、海面下2200m、218気圧以上になると「超臨界流体」というものになり、沸騰しなくなるそうです。だから、現実にありえそうな話だと思いました。
海が気泡、泡だらけになると、船は沈むのだそうです。浮かび上がれないということです。それゆえ緊迫感も感じて、読ませられました。

[気になる点]
この作品の最大のウリである超深海の世界。その環境、生物、に関してもっと科学的な考証(もちろん小説ですから、そこはもっともらしくでっちあげる。笑)を与えてくれたらよかった。また、そんな世界に臨むネオ・ノーチラス号に関しても、(製造から入手に至るまで)ドラマをもっと語ってもらいたかった。

主人公が弱い。メンバー間の葛藤やそれを乗り越えての協力、といった感動もない。ちょっと魅力が感じられない。さらには、ポールの死に様がマヌケに見えて酷すぎ。
この「登場人物の不足感」に絡むことかもしれませんが、物語として盛り上がりに欠けるように感じました。(ただ潜って浮かんできた、それだけの話。)

文章に関しても疑問に感じるところが少しありました。推敲の余地があるのでは?

[一言]
面白かった。短編であったのが惜しい。
何を一番書きたいのか見極めて、同ネタで中~長編の小説作りに挑んでほしいです。


 感想ありがとうございます。

 もともと生物や地学が好きで生物学を専攻している事もあり、発想と構想自体は10年近く温めてきた物をやっと形に出来ただけでなく、こうして感想を頂けた事に非常に感激しています。

 もともと、新世界の世界観、おきな様や他の古代・架空生物達の様子や生態等の世界観ばかりが先行し、主人公たち人物のそれは適当に後付けたばかりに、歪で残念な物になってしまった事は私自身否めません。他に連載作品を抱かえていたとはいえ、結局当初の予定が頓挫しておざなりな短編作品に落ち着かざる得なかった事も、私自身の力不足からだとしか言い様がありません。

 今はまだ、しっかりとした構想やネタが練られない、現在同時に4作品連載していて余裕が無い等、私の力量の無さの所為で、この作品をリメイクする予定はありません。が、いつかしっかりとした長編に書き直せた物を披露できる日がくればいいな、と思います。

 最後にもう一度。拙作への感想、有難う御座いました。これからも御愛顧をお願い致します。
  • fumia
  • 2011年 12月03日 22時45分
↑ページトップへ