感想一覧

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[良い点]
色々言いたいけど、まとまらないので。
すごく好きです。
狼子さん
ありがとうございます!
好きな要素を詰め込んだので、好きと言ってもらえて嬉しいです。
読んだ人の印象に、少しでも残ればいいなと思います
[良い点]
静かな「僕」の語り口が印象的でした。

死がどういうものか、そしていずれ自分や自分にとって身近な存在にも遅かれ早かれ起きるものである、そう悟るのは人生における通過儀礼だと思います。
お姉ちゃんはそれを自分の虚弱な身体で、弟は経験で知っているという少し特殊な状況ながら、あくまでお話のメインは寄り添う二人の姉弟愛なのがよかったです。

今の身体に馴染めないまま、こんなものかとあっさり退場した他の二人と違い、「僕」がお姉ちゃんの側に居続けた親愛や、死の恐怖を和らげようと言葉を尽くす姿は切なく、けれど温かいものに感じました。

お姉ちゃんがもし全く別の存在として生まれ変わるなら、その時は弟を探すと思うのです。自分より年上の青年相手に「おねーちゃんよ!」といきいきと名乗りを上げるのではないでしょうか。
[一言]
色々書きましたが、とにかく素敵な作品をありがとうございました。
  • 投稿者: 朱市望
  • 2022年 02月01日 20時12分
朱市望さん、ご感想ありがとうございました!
私の趣味の短編小説とのことで、どうなるかと思いましたがこうして素敵な感想いただけたこと、とても嬉しく思っています。

このあと、
弟は人として生きて、姉の墓守をするのか?
姉がいないならと化け物の一つの頭に帰るのか?
どちらの姿であったとしても、「僕」は弟として、「おねーちゃん」を弔い続けるのだと思います。

姉がもし生まれ変わったとしたら。そして上記の弟を見つけたら。
まずは「おねーちゃんよ!」と叫ぶことでしょう。
そして、弟がどんな立場で――どんな生物であったとしても、姉弟としてまた二人、喧嘩したりしなかったりしながら、寄り添い生きていくのだと思います。
>お姉ちゃんがもし全く別の存在として生まれ変わるなら、その時は弟を探すと思うのです。自分より年上の青年相手に「おねーちゃんよ!」といきいきと名乗りを上げるのではないでしょうか。

こうして未来を想像してもらえるような物語であったことが、なによりもありがたいです。

弟に感情があったのかは分かりませんが、あるとすればそれは、「おねーちゃん」に関することだけだったのかもしれません。

感想、とても嬉しかったです。読んでいただいてありがとうございました!
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