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[一言]
はじめまして。
まだ全て読み終わってないですが、面白いタイトルにひかれて読み始めました。
頑張って下さい。
はじめまして
貴重な時間を割いて読んで頂き誠にありがとうございます
少しでも面白いと思っていただければ幸いです
  • カーチスの野郎
  • 2022年 08月13日 00時14分
[良い点]
44話まで読んだ。面白かった。

以前の感想は序盤で書いたこともあってとんちんかんちんな内容も含まれていたが、話数を重ねるにつれこの作品のコンセプト等が段々理解できてきたように思う。

世界は既に救われており、全体として平和になっている。
しかし、より細部を見てみればそこには人々の(規模としては)小さいが個々人から見れば非常に難しい問題が山積しており、それを主人公が旅の道中に解決していくというテーマがはっきりしていて良かった。

かなり現代的で場合によっては繊細な問題を取り扱っているが、最終的には人の優しさや温かさで解決するという姿勢は、どちらかというと古き良き人情モノのエッセンスを感じられる。

また、そういった内容ではあるがあまり重苦しくなったり感動を誘うものというよりかは、肩の力を抜きつつ読むことが出来る。
やはり、ひとえに作者のコメディ要素の多いテンポ良い会話劇のお陰だと思う。
どことなくゆるい世界観も相俟って、ストレスなく読むことができる。

それから、10数年前の同作者の作品より顕著に良くなっていると感じた点に、戦闘シーンの描写がある。
作品のテンポに合わせガチガチに戦闘をするわけでもないが、かといってあっさりと終わるわけでもなく、非常に読みやすい。
勢い重視だった過去の作品よりも、情景描写も踏まえかなり飲み込みやすかった。

また、以前伝えた「異世界からそんな帰りたいか問題」も踏まえて葛藤が発生しているのも良かった。
これであれば主人公が帰るか帰らないか、どちらの結論に行っても納得出来ると思った。
[気になる点]
(ゼブさん失礼なこと書くけどごめんね)
44話まで読んだところで、この作品の最も問題だと感じる点は、異世界ファンタジーに対する解像度の低さにある。

この作品の中には数話に1回、「異世界だから●●みたいなファンタジー要素を期待したのに、これじゃ私が元いた世界と変わらないじゃん!」と主人公が思うというずらしのギャグが出てくる。
(もっと言うと、この作品の根幹そのものが「異世界に来たのにもう平和なんかい!」というずらしギャグから来ている。)
このギャグを成立させるためには、ずらし以外の部分は異世界ファンタジーに則った設定が出てくることが重要だが、そもそも作中世界は異世界ファンタジーというにはあまりにも要素が薄く感じる。

違和感を覚えた点はいくつかあるのだが、例としてひとつ、魔法についての概念がかなり薄い…というか生活やら戦闘やらで魔法というものを利用している描写がほとんどない。
新世組との戦闘においても、メインキャラも敵も周りにいる獣人の皆様もほとんど魔法は使わず、何故か物理に頼り続けている。
かといってこの状況について「いや物理ばっかなんかい!」というずらしのギャグを挟むものでもなく、「それはそういうもの」として話が進行し続けている。

他の妙に現代に近いのにツッコまれない様々なポイントに関しても、この「それはそういうもの」と作者が決めたことと「これじゃ私が元いた世界と変わらないじゃん!」というギャグとして扱うものの境目はどこかにあるはずなのだが、読者からそれを伺い知ることが出来ない。
結果的に上記のギャグたちは殆ど上手に機能することが出来ていないどころか、世界観そのものに対して大きな違和感を持つことになっている。

何故このような現象が発生するかというと、そもそも作者は他の異世界ファンタジー特有の「魔力のシステムや地理情報等といった設定をガチガチに固める→それを作中で開陳しながら、その設定を利用して展開を作る」という様式が多分そんな好きじゃないのと、大変失礼ながら単純に異世界ファンタジーライトノベルに対するインプットが少ないことがあると思う。

つまり、たまにはブックオフに行って気になった異世界系のラノベを買ってみてほしい。
あんまり興味のないタイトルの作品でも学び取れるものはあるかと思うし、何より比べてみれば自身がスルーしていた場所にずらしがいのあるギャグポイントが大量に眠っていることが発見できると思う。
[一言]
異修羅ってライトノベル買ってください 戦闘いっぱいあって異世界ファンタジー感薄目で多分好きだと思うので…
  • 投稿者: カヲトリス
  • 2022年 08月04日 14時30分
カヲさん感想ありがとうございます。本当にありがとうございます

なるべくくどくならないよう、かといってアッサリしすぎないように意識してアクション描いてるので、読みやすいと言ってもらえてとても嬉しいです

異世界ファンタジーへの解像度、私はいわゆる異世界転生モノのラノベを全然読んでないので、世界観への解像度が浅いのが露呈しているのですね
むしろ読んでて「この作者、異世界モノあんま読んでないな」というのがわかるもんなんですね。すごいなあ

異世界の世界観設定がガチガチに固まってないのは、むしろ意識しているところではあります
あまり設定面を長々と語るのは読みにくいだろうというのと、異世界の仕組みを固めてしまうと窮屈に感じるからです
しかし読者からすれば魔法というシステムの詳細やら細かい世界観を楽しみたいものなのですね。そこも自分が現代異世界モノに触れていない弊害ですね

ということで、異世界の魔法周りの設定説明を「第5話」と「第26話」の本文中に追加しました
また、後々のエピソードで改めて魔法についての設定を語ろうかと思います
指摘されてる「なんで魔法使わず物理で戦うだけやねん」というのも、「魔法使いにしか魔法は扱えない」という設定があるのと、「魔法を生活に利用する」というのもそれなりの設定は考えてあったのですが、あんまりちゃんと説明してなかった(どうしても説明文が続くのでボカしてた)のですが、修正した第5話と第26話、そして今後のエピソードで説明します

貴重なご意見ありがとうございます
ずいぶん気を遣ってくれてるけど、全然失礼じゃないですよ!むしろ本当にラノベ読んでないからめっちゃ正確な指摘だなーって感心しちゃうくらい
今後も精進したいのでアドバイスあればぜひぜひくだせえ!
  • カーチスの野郎
  • 2022年 08月08日 23時33分
[良い点]
面白かった。
作者が昔別名義で小説を書いていたときより、情景描写などが分かりやすかった。
主人公とエルフの掛け合いもほのぼのするほか、転生者が名前的に多分女性なこともあって、メインキャラクターに女性を据えてがっつりまんがタイムきららみたいなコメディやるぞ! という強い意志を感じた。
また、無能力者が旅をしながら各地で問題を解決するという水戸黄門ライクな話も分かりやすくていいと思った。
既に平和になった世界というのも舞台設定として好き。
[気になる点]
主人公が元の世界に戻ることを目的としているが、読んでいてあまりその目的に共感できなかった。
私はなろうをそれほど読まないが、他作品で異世界転生した際元の世界に帰ることを目的とする主人公はほぼいないイメージがある。
大体の主人公はその世界でエンジョイし始めるし、それは読者の望みでもある(そりゃ読んでる方からしたら元の世界に帰るより異世界で美少女と戯れたい)。
この作品を読む読者は無能力でも優しさで問題を解決するショーコに自分を重ね合わせて、異世界で美少女ときららみたいなコメディやることを期待するんじゃないだろうか?
コメディだから元の世界に帰るなんて目的は大して意味を持たないのかもしれないが…。
小目標でもいいので、もっと次の話はどうなるんだ!? と思える目標が欲しいと思った。

後、美少女とわちゃわちゃコメディ路線か、主人公が問題を解決する路線どちらがメインなのかよく分からなかったので、早めに決め打って欲しい。
前者なら美少女の数と種類とえっちなお風呂回とか水着回が欲しいし、後者なら異世界の社会問題に対する深い掘り下げが必要だと思う。
どちらの路線も追うというのは相当キツい気がする。
[一言]
応援しております。
  • 投稿者: カヲトリス
  • 2022年 01月26日 07時25分
感想ありがとうございます。本当に参考になります

「元の世界に帰りたい理由」というのは全く盲点でした。誰もが家に帰りたいもの、というのを不変の目的というか誰もが共感するものと漠然と考えていましたが、異世界転移モノの作品においては「異世界で楽しく幸せに暮らいたい」というのが大半の読者の方が持つであろう不変の目的なんですね。言われてみれば納得ですし、自分では辿り着けなかった考えです
いずれその辺りを是非キチンと描けるように努めます

コメディ路線なのかシリアス路線なのか決めきるのは自分でも悩んでおりました
ただ、各パートごとにそれなりの問題をテーマにして真面目に考えながら主人公なりの解決を導き出そうと考えております。基本的にはコメディですが、シリアスな部分もある、というスタイルになると思います
「ゴールを決めた上でのコメディ」ということになるので、カワイイ女キャラがいっぱいいてひたすらワイワイするという作風にはならないと思います。申し訳ありません

非常に貴重な意見、本当にありがとうございます。真面目に受け止め、自分なりに試行錯誤しながら精進していきたいです

応援してくれてありがとう。感想くれてありがとう。また俺の作品を読んでくれてありがとう
がんばるべ!
  • カーチスの野郎
  • 2022年 01月26日 12時22分
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