エピソード7の感想一覧

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[良い点]
本編拝読しましたm(_ _)m

ミツルにとっては傷付く過ちで、蘭にとっては固執するものができた過ちで、タカシにとっては生まれることができた過ちで、ジョンにとっては(たぶん)ラッキーな過ち。

──という印象でしょうか。

ただ、蘭というのは、決して無垢なフリをしたあざとい女ではなく、良くも悪くも素直で、心のどこかが欠けている女性だと思います。
だから、男にとっては嫌悪するような行動をとっても、嫌いにはなれませんでした。

ミツルも、恵まれているようでいてどこか欠けている。家庭の環境(というより、兄との関係)などが、特に。

そんな二人の結末は、この時点ではまだ見えておらず。

未来の展開は、たぶん番外編にあるのかなー、とか思いつつ。

引き続き、拝読いたしますm(_ _)m
  • 投稿者: 一布
  • 2023年 01月17日 20時40分
一布さま

読み込んでくださったんだなぁと、深く染み入るご感想をありがとうございます。

それぞれの立場から見た過ちについて、キャッチコピーとして用いたくなるほど(まじめに、本気で)、かっこよく簡潔にビシっとまとめてくださり、なるほどなぁと頷きました。

蘭を嫌いにならないでくださったとは、一布さま、なんて懐の大きい……!
ありがとうございます。

ランは性暴力など他様々な虐待を親から受け、尊厳を奪われて育ち。
ミツルは虐待とまでは言えずとも、目指すべき道を強要され価値観を強要され、自主性と主体性を奪われて育ち。

二人とも保護者や周囲の大人たちから存在を肯定されることなく、庇護され愛されるという認識を得られず。
自分の存在する理由について心細さを抱えながら大人になった、という設定でした。

拙い文章から読み取ってくださってありがとうございます!
さすが一布さま……!

今作の番外編では、ちょっと落ち着いた二人の日常のワンシーンを描きました。
結末については、「ゥオットゥォウスゥワァーン、ドワヨッ!」でシリーズ作に登場するおおよそのキャラクターに大団円を与えました。
どちらも、今作よりはずっとライトな話になります。

もしよろしければ、お付き合いいただけると嬉しいです。
なんて宣伝しちゃいましたが、このシリーズ、数がたくさんなので、ご無理はなさらず……。

胸糞悪かったであろう主人公にお付き合いくださり、本当にありがとうございます!
[一言]
読了しました!
これでシリーズ読破かな?

蘭さんのお話ということで身構えていたのですが、胸糞感は正直言って皆無でしたねぇ。
むしろ蘭さんが優しく仁科充に接していた(ダイビングスクールのシーン)ので、むしろ良い人なのではとすら思いました(^-^;
このシーンかなり印象的で、若かりし頃の充オジサンの姿が見られて良かったです。

蘭さんはあまり周りを振り回す感じではなく、むしろ芯が通った意志の強い人(あるいは気が強い)だと感じましたねぇ。
そんな彼女とマシューは相性最高なんだなぁと思いました(特にセッ〇スについての描写とか。すごく楽しんでそう

全編通して読んで思ったことなんですが、蘭さんこそがこのシリーズの中心人物なのかなぁと。
男女の恋愛よりも「母と息子」そして「家族」の物語としての意味合いが強いと感じました。
最初に読ませていただいたのが「身代わりの子」だったので、その時の印象が強いのかもしれませんね。

ドワヨできちんと君江が蘭さんに向き合って前に進んでいた姿を見て、彼女も自分と向き合おうと感じたのかなぁとラストを読んで思いました。
まぁ……お書きになられたのは向こうの方が後だったと思いますが……。

個人的に空原海さんの文体が好きなんですが、本作もノリノリで最高でした。
他の作品も機会があればまた読ませていただきたいと思います(*´ω`*)
たらこくちびる毛さま

この度はご感想にレビューまで、本当にありがとうございます!
この長い長ーいシリーズを読破してくださり、感無量です( ;∀;)

返信が遅くなりましたこと、大変申し訳ございませんでした。

たらこ様の印象的なシーンを教えていただけて、「ここを気に入っていただけたのかな~」と、作者としてすっごく嬉しいです♡

たらこ様のおっしゃる通り、蘭は気が強く、また実を伴わない表層的な自立心というものを意識して描いたキャラクターでした。

恋愛を交えながらも、家族や様々な人間を描きたいと考えていたことだったり、各キャラクターのイメージであったり。
書けたらいいなぁ、という願望をたらこ様が受け取ってくださったこと、すごくすごく嬉しいです……!

文体を好きと言っていただけて、また最高とのお言葉、本当にものすごく幸せです!
ありがとうございます。

もし機会があれば、また何かご覧いただけましたら、とても嬉しいです♡
[良い点]
泣けましたー。蘭さんに、ここに来てようやくチャンスが!
自分と向き合えるかもしれない! 何か救いとか癒しとか学びとか、蘭さんには無縁だったものが見えるかもー!
[気になる点]
ミツルーー!!

なんか歳とって肝がすわった!?
「見くびられている」って言うあたり、ものすごく余裕を感じる!

いける! 今ならミツル、いけるよ!
蘭さんを一生飼い慣らせるかも笑!!
[一言]
蘭さん、もう自分から逃げないね。

でも「幸せになる」って、蘭さんの幸せってなんだろうーー。考えさせられましたー。
ハピエンなのに、スッキリというより、これからもまだまだ死ぬまで(違う意味で)くずくずなんだろうなーと笑。
でも、それが蘭さんだよ!!ウンウン!!

よいお話、読ませて頂きました!!
ありがとうございます。
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2022年 01月31日 07時45分
おそらくポジティブな意味での「泣けた」というお言葉。
嬉しくて幸せでたまりません。

ミツルは、君江というこれまた情緒不安定な少女を庇護することで、少しずつ学んでいったのだと思います。
それでもやっぱり、自信と余裕のある大人の男、とは言い切れませんがw

蘭さん、たぶんこれからものっすっごく苦しいと思うのですが、若い頃のミツルとは違って、今度こそ支えてくれるんじゃないかな、と。
そしてきっと今度こそ、ミツルは蘭さんを逃さないんじゃないかな~とも思いますw
逃げられないですね~、ミツルからも自分からも。

蘭さんの幸せ、難しいですね……。
個人的には、一緒に笑い合える存在があるのなら、それは幸せなんじゃないかと思っています。
すっごく胡散臭くて上っ面で、偽善的な台詞ですがww

スッキリ! 解決! はしない蘭さんと、そして結末でしたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
とても丁寧に各キャラクターの心情を汲んでくださるばかりか、暗喩にこめたもの、一つ一つ余すことなく掬い上げてくださり、そしてそういったことをご感想として残していただいて、書き手冥利に尽きる、というのはこういうことなんだろう……と。

幸せでたまりません。
心から感謝を……!
よいお話と評してくださり、嬉しいです。
本当にありがとうございます!
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