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[一言]
大変興味深く読ませて頂きました。

近代の西欧国民国家の成立過程において、それまで王侯貴族が占有していた“英雄”に対する平民、一般国民の憧憬と、一般国民から“英雄”が生まれた、生まれ得る事への熱狂。そう言う時代の空気と言うものがあったのだと思います。

  • 投稿者: 漉緒
  • 2022年 01月05日 20時25分
漉緒様

いつもありがとうございます。

平民が力を持ち、王侯貴族たちが無視出来なくなったこの時代、平民(それも下層で少数民族の血が流れる男)が英雄に祭り上げられたのは民衆の憧憬・尊敬もあったでしょうが、間違いなく「お上」の意向でしょうね。

拙作「ミリオタで…」でもその辺を扱っていますが、こういうのはどの時代もあるもので、人間の性なんでしょうね。

これからもよろしくお願いします。
[良い点]
 既に木口小平や爆弾三勇士のような話が創り上げられていたのですね。愛国心や戦争を賛美するのは、崇高に見せ掛けて、怖いです。
 戦いの場面で、勇気と自己犠牲を立派に描くのはたやすいし、ウケるのは解っているのです。カッコ悪く、それでも心打つようにできないかと、ちと考えてしまいます。
  • 投稿者: 惠美子
  • 50歳~59歳 女性
  • 2022年 01月05日 15時20分
惠美子様

正に爆弾三勇士ですね。
彼らも爆薬筒(本作では爆薬包としました)の導火線を短くし過ぎた、との説があります。戦闘工兵(クリンケの当時は純粋に土木工兵でしたが)は常に危険が付き纏い、戦死率も高いので「軍神」を生みやすいのかも知れません。

カッコ悪く心打たれる、というのは良いですね!最近では我妻某といったところでしょうか?

これからもよろしくお願い申し上げます。
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