感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
<< Back 1 2 3
[一言]
難しい表現に見えて読みやすい
そして雰囲気は失われていない、凄い良い

この鬼との少し芝居かかったやり取りが凄い良い
[一言]
この表現が出来る感性を持つ作者の作品が面白くないわけが無い(確信
[良い点]
本日、読了しました。
いやはや、大正時代の空気感がひしひしと伝わりました。神経の行き届いた背景描写がなされていたと思います。さぞかし下調べに苦労されたのではないでしょうか。

>ジャンルは妖怪あり戦闘ありの、とっつきやすい和風ファンタジーとなっております。


……ウソおっしゃい、ガッチガチやないけ!
血腥い剣戟アクションといい、各キャラも立っており、よく描き切ったなと舌を巻いたほどです。僕には到底マネできない完成度を誇っています。千葉さん入魂の、かなりの自信作ではないでしょうか?

これぞ文芸作品のお手本と言わんばかりの、硬質の文体によって紡がれた、しっかりと練られた世界観、ハードボイルドな物語だと思います。執筆前から世界観の構築をはじめ、キャラクターの相関関係図まで綿密に作られたのであろうと推察します。

いつぞや拝読させていただいた、フォトグラファー・伊達夢明氏が主人公で、蚕の擬人化の女の子が登場する物語(タイトルは失念)の時代背景も大正ロマンを描いておりましたよね? 大正文化には深い思い入れがあるのでしょうか。ただし、現在の若い読者にそれが伝わるかどうか、ですね……。


有体に申せば、鬼滅ブームのさなかに本作を公募に送れば、パクリとまではいかないまでも、「インスパイアを受けたな。大正時代をバックに、鬼とのチャンバラアクションだな」と十把一絡げに扱われるかもしれません。残念ながら。

たしかに、抜刀隊のくだりは鬼滅テイストを感じさせます(アニメ版を途中までしか観ていない人間の見解です)。
ですが鬼滅よりもリアリズムを追及した、表現に語弊があるかもしれませんが、限りなく劇画タッチのそれです。
悲しいかな、4年以上前に公募に送っていれば、もしかしたら……と悔やまれます。不運だとしか言いようがない。いささかタイミングが悪すぎました。吾峠呼世晴さんと感性が似ていたと慰めるしかありますまい……。

[一言]
あえて千葉さんのこの作風に苦言を呈すならば――活動報告に書かれていたように、読者ウケを狙ったファンタジーにしたつもりのようですが、いささか文体が硬く、物語も難解すぎる気がします。僕の小説も過去に指摘されたことがあるのですが、時系列も一直線な方が好まれるようです。

硬質な文、世界観、物語は評価され難い。ましてや感想を書くとなると、一般の読者なら、なんだか近寄り難くて、気後れしてしまうかもしれません。
そんな僕とて、竈門炭治郎じゃあるまいし、全集中しなければならないほど書きあぐねました^^;


よろしければ、相互お気に入りユーザさん(最近、活動が停まっている方ですが)の下記エッセイをお読みください。ちょっとしたヒントになると思います。

なろう投稿作品の賞味期限は、僅か3日間?! 作者:【自称】言霊の精練術師 (見習い) (*゜Д゜)ゞ
https://ncode.syosetu.com/n8157ee/


あくまで己の道を貫くならば、この間言ったように、10万文字以上のものを完結させ、公募に挑戦すべきです。
『なろう』で閲覧し、評価ポイントを入れるのは読書量の少ない素人です(とんがった発言で失礼)。かたや公募の選考委員は圧倒的に読書量に長けた舌の肥えたプロです。
千葉さんはプロをも唸らせる技量と力があると、僕は信じております。今回の落選にめげず、頑張ってください^^
  • 投稿者: 尾妻 和宥
  • 男性
  • 2022年 02月06日 19時47分
<< Back 1 2 3
↑ページトップへ