エピソード449の感想一覧

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[良い点]
 戦記ものや統治もの好きで読みはじめ、ようやく追い付きました。停滞気味の保守派閥との妥協バランスを取りつつの改革はなかなかに難儀なものですね。この手のものだと結構完全にトップから(の支援)とか、それこそ革命での改革というのが多い印象なので。
[気になる点]
 前帝からの手紙はおおよそそういった類いのものとは思ってましたが、はてさてこれにどれだけの(制度的な)正統性があるのか。皇帝の世襲、それに続く強権化を防ぐための選挙及び同じ選定候は皇帝となれない決まりの中では若干難しそうにも思える。
 仮にここで立候補するにしても、どちらかの公爵は味方につけなければ(フランツ公爵になるだろうか)選挙での勝利は難しいであろうし、例え再選挙となっても一度無効となっている以上ケチがつきそうではある。
 再選挙するにしても宗教的権威の協力無しには実施事態が困難だったりもするのだろうか。
[一言]
 責任無い立場からあれこれ考察するのは楽しいなぁ。

 今回誤字報告送らせていただきましたが、もとの誤字に加えてニュアンスとか言い回し的な部分の訂正も入ってしまっているので、適当にお選びください。
  • 投稿者: Type_T
  • 2023年 04月27日 20時47分
Type_T様、ありがとうございます!
修正の方ですが、さっそく適用させていただきました。どうも熊吉のキーボード、最近Rの反応が鈍くて、正しく入力されていないことがあるようです。
短縮版ではなく、誤字を修正するだけの、元の文に近い形のものを使わせていただきました。熊吉個人の感覚ですが、ここはちょっと文章に間を取った方がいいかな、と思います。
 
今後の展開に関してですが、皇帝からの手紙の内容はすぐに明らかになります。
ただ、その内容は現在の状況を完全に想定していたものではなく、エドゥアルドの将来を見据えたメッセージとなっています。また、大々的な革命ではなく、帝国の制度内での刷新というのを考えた内容になっています。

このことからも、すぐに皇帝を目指す、という発想には至らず、まだ躊躇するのですが、決断を迫られるような新たな事件が起こる予定です。
まだ若く経験がなく、自国の改革さえまだ完成していないエドゥアルドですが、皇帝からの手紙と、新たに起こる事件を受け、とても両公爵に任せるわけにはいかないと、自分自身が立つことを決意します。

いくら皇帝からの手紙があるとはいえ、帝国の皇帝選挙という制度を無視することは、ご指摘の通り困難なものです。
熊吉としては、エドゥアルドたちには表面的には帝国の制度を保持させつつも、それまでとはまったく異なるところに大義というか、政治基盤を持たせようかなと考えています。

これからもお楽しみいただけるよう、精一杯に頑張らせていただきます。
もしよろしければ、これからも熊吉と本作とをよろしくお願いいたします。
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