感想一覧

サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

本エピソードの対戦相手である軍用サイボーグの少女は、人類防衛機構の少女士官のアンチテーゼ的な存在を意識して描写致しました。
どちらも軍事組織によって超人的な力を付与された存在ですが、組織の在り方や当人の合意の有無といった様々な要因によって、その運命は大きく異なってしまったのでした。

また、戦闘中に片腕を真っ先に失った軍用サイボーグと、武装サイドカーに装備された当初から片腕だったロボットアームという「鋼鉄の隻腕」という共通点を持つ両者につきましても、対比的な構造を意識しながら描かせて頂きました。
ラストにおける握手のシーンでロボットアームが軽く握り返したのは、軍用サイボーグという呪われた命から解放された少女の魂が、召される前に感謝の思いを告げるべく乗り移ったからなのかも知れませんね。

励みになる御感想、誠に感謝いたします。
数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
最後まで御付き合い頂いて、重ねてお礼申し上げます。

サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

‐理性の無い特定外来生物や能動的に悪事を働くテロリストといった「倒しても良心の呵責に苛まれない敵」ではなく、本来は善良な市民だった存在と敵対して抹殺する必要に迫られた場合、人類防衛機構の少女士官達は何を思うのだろう？
そんな疑問を下敷きにして執筆したのが、この第12話でした。

敵の軍用サイボーグがファシスト勢力の洗脳によって人間性を失っており、尚且つ敵意剥き出しで襲い掛かってくるのなら、都市防衛の大義名分を拠り所に出来るし、「相手は人間性を失った殺人機械だ」と割り切って戦えるだろう。
しかし相手が戦う力を失い、かつての人間性を取り戻していたなら？
その上、元に戻してあげられないとしたら？
そうした状況下で引き金を引く必要に迫られた時の心の動きを、この第6章で描かせて頂きました。

最後の瞬間には人間性を取り戻し、人間として葬って貰えた。
軍用サイボーグに改造された収容所の少女にとって、それはせめてもの救いだったのかも知れません。
そして少女の人間性を尊重したからこそ、吹田准佐は「両親の名前を呼ぶ虫の息の少女を射殺した」という業を背負うべく、ロボットアームに頼らずに自分の手でライフルを撃ったのですね。

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数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
ライフルや地対空ミサイルといった銃器をフル活用したバトルシーンは、本エピソードで一番描きたかった場面でした。
また、吹田准佐が相対した軍用サイボーグの武装は、「サイボーグ009」の004ことアルベルト・ハインリヒのイメージで描写させて頂きました。
8ミリモーゼル弾を使用したフィンガーマシンガンに、膝から発射するパンツァーファウスト。
004的なパーフェクトサイボーグを大戦時のドイツで作るとしたら、こんな武装になっていそうです。
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数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
愛銃であるレーザーライフルを活かせる新装備が搭載された武装サイドカーに騎乗し、オマケに相対する敵は大戦期のドイツが産んだ名銃であるMG42の使い手。
この状況は、女性軍人の家系に生まれたライフル使いの吹田准佐にとっても、やはり興奮するシチュエーションだったのですね。
そして大戦期のナチスドイツが開発した軍用サイボーグという事で、得物もグロスフスMG42とさせて頂きました。
過去の時代の猛者が現代日本に時を越えて蘇るというシチュエーションは、私も書いていて楽しかったです。
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サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

第二次大戦直前の中華民国とドイツは軍事的・経済的に協力関係にありましたが、この協力関係はナチスがドイツの実権を握る１９４０年代初頭まで続いたそうです。
この中独合作の行われていた時期に、ナチスの息のかかった研究者が中国を訪れて現地の妖怪伝説を蒐集した可能性はあり得そうです。
また、ナチス党の公的研究機関であるアーネンエルベではオカルトが研究されていたそうですが、このアーネンエルベには東アジア研究所という下部組織があったそうです。
飛頭蛮の情報を得ているとしたら、この東アジア研究所が見込みありそうですね。

単に釣り堀に沈んだだけではなく、戦闘サイボーグは水中で爆発していますからね。
バラバラになった残骸やオイル類など、釣り堀の清掃には手間がかかりそうです。

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サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

昭和の東映特撮ヒーローでは、悪の組織の権威付けとしてナチスが多用されていたイメージがありますね。
ゾル大佐にドクトルG、それに「ザ・カゲスター」のドクターサタン等はナチスの残党でしたし、「仮面ライダーZX」のバダン帝国に至っては「ナチスの残党による組織」と公言されていましたね。
おっしゃる通り、本作に登場するナチス由来の改造人間は、ショッカーを始めとする昭和の仮面ライダーシリーズをイメージしながら描写致しました。
一方で人類防衛機構の少女士官達は、特殊能力の覚醒という面では仮面ライダーアギト＋イナズマン、ナノマシンによる改造技術という側面ではTNE NEXTの次世代型ショッカー怪人という感じでしょうか。

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サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
性能テスト等で安全性は確認出来ているとはいえども、有用性の確認や思わぬ欠点の洗い出しなどには、実戦での運用が必要になってきます。
そこで人類防衛機構の各基地では、新たに開発された装備品などのモニターが募られているのですね。
武装サイドカーを運用する際には運転手を任される事が多い吹田准佐ですが、彼女の個人兵装であるレーザーライフルは両手で取りまわす必要があるため、「サイドカーの運転中はライフルを撃てない」というジレンマに悩まされていました。
そのため、側車のボンネットに固定したライフルを脳波でコントロールするロボットアームとヘルメットは、吹田准佐としては是非とも試したい新装備なのでした。
また、新装備のモニターには色々なリスクがついて回るため、モニター志願者には相応の報酬が支給されるようです。
一日も早い佐官階級への昇級を目指す吹田准佐としては、モニター志願は上層部への点数稼ぎとしても良い機会なのですね。
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数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

水渕成分様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

ファシスト勢力の軍用サイボーグとはいえ、その素体となったのは収容所送りにされた無辜の民間人。
都市防衛の使命を帯びた特命遊撃士の少女士官達の目には、軍用サイボーグ達の姿は守るべき地域住民と重なってしまうのでした。
‐脳改造による洗脳を施されているため、一思いに殺してあげる事が救いになる。
こう自分に言い聞かせる事で非情に徹していた主人公ですが、無力化した敵サイボーグが正気に戻った事で、この精神的防衛機制は使えなくなってしまいました。

目前の相手が「心を持たないサイボーグ」から「父母を慕う人間の少女」へ戻ったのを認めたからこそ、吹田千里准佐は自らライフルの引き金を引いたのでした。
そうして「自分が射殺した」という自覚を得る事で、少女型サイボーグを「人間」と認め、その尊厳を守ったのでした。
仰る通り、殺人者としての業を背負う事で、「戦う者」としての覚悟と責任を再確認するというストーリーラインを目指しました。

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数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

黒森 冬炎様、こちらの「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」の第１２話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。
前作である第１１話「大空駆ける武装ヘリ」が明るい雰囲気だったので、今回はシリアス路線を心掛けました。

右手を掲げるナチス式の敬礼は、隣の人に腕をぶつけないように気を付ける必要がありそうですね。
ショッカー戦闘員の皆さんも、「イー！」の時に互いの腕がぶつからない適度なポジショニングが必要なのかも知れません。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
改造企画という素敵な企画に参加させて頂きまして、重ねてお礼申し上げます。