エピソード6の感想一覧

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[一言]
両親を呼ぶ声に気付いた時……ガチで泣いた(´;ω;`)
サカキショーゴ様、こちらの「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」の第12話「軍用サイボーグへ捧ぐララバイ」を御読み頂きまして誠にありがとうございます。

‐理性の無い特定外来生物や能動的に悪事を働くテロリストといった「倒しても良心の呵責に苛まれない敵」ではなく、本来は善良な市民だった存在と敵対して抹殺する必要に迫られた場合、人類防衛機構の少女士官達は何を思うのだろう?
そんな疑問を下敷きにして執筆したのが、この第12話でした。

敵の軍用サイボーグがファシスト勢力の洗脳によって人間性を失っており、尚且つ敵意剥き出しで襲い掛かってくるのなら、都市防衛の大義名分を拠り所に出来るし、「相手は人間性を失った殺人機械だ」と割り切って戦えるだろう。
しかし相手が戦う力を失い、かつての人間性を取り戻していたなら?
その上、元に戻してあげられないとしたら?
そうした状況下で引き金を引く必要に迫られた時の心の動きを、この第6章で描かせて頂きました。

最後の瞬間には人間性を取り戻し、人間として葬って貰えた。
軍用サイボーグに改造された収容所の少女にとって、それはせめてもの救いだったのかも知れません。
そして少女の人間性を尊重したからこそ、吹田准佐は「両親の名前を呼ぶ虫の息の少女を射殺した」という業を背負うべく、ロボットアームに頼らずに自分の手でライフルを撃ったのですね。

励みになる御感想、誠に感謝いたします。
数ある改造企画の参加作品の中で本作をお読み頂きまして、誠にありがとうございます。
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