感想一覧

読んで頂きありがとうございます。尚且つ描写のない所について推察までして頂けるとはありがたい事です。
今作は結末のみにフォーカスしたものですが、メンバーの情によって居させて貰えていたニト自身が、ただの呑気なアホの子ならいつか追放されるという危惧すら抱かなかったでしょう。もしかしたら遠回しに、やんわりと匂わされることがあったのかも知れませんね。
雑用だけでも…！と表面的には縋るニト。でも実は僕のおかげで最強になれた幼馴染率いるパーティから離れるわけにいかないニト。
規格外の本当のスキルは内緒、だけどフウは好きだから守りたい。
繋がっていられたのはお互いの「情」のおかげで、「情」のせい。断ち切るのも断ち切られるのもツラい。
何回も穏便に済ませようとして失敗してきたら、もうひと思いに突き放すのが、最良となったのでしょう。目的はニトの安全だけですから、そのせいで嫌われることも厭わない。まあ、結局泣いて謝って求婚してますが。
タイトルの一人称と作中の一人称は異なっています。優しくて控えめな僕と、最強でいられるのはこのスキルのおかげだと自負する俺。こんな「俺」がいなければどこかですんなりとお別れ出来たかもですね。
回答としてどうだったでしょうか？おおよそ推察いただいた通りです！！追放された俺がハーレム作ってざまぁする物語は多いですが、わたしの好みとしては、追放劇にもそこに情があって欲しいなという願望から作ってみた妄想作品です。人間関係には勘違いからの行き違いなんてよくある事だと思います。
ちゃんと分かり合えればハッピーエンドを迎えることも出来るとそう信じたいものです。
拙い物語ではありますが、もし気に入って頂けたのなら幸いであります。