感想一覧

残酷と一言で片付けることは出来ないような、青春を謳歌している思春期の少年少女の危うくて非常に脆い部分が鋭利に描かれていて、自然と呼吸を忘れてしまいます。
しかし当初は症候群の病状に意表を突かれましたが、各登場人物の胸の内を踏まえると納得感があり、その結末にバッドエンドの意味を痛感させられました。
また、何よりあらすじから、一樹の身近な人物が死ぬ悲しい展開が訪れると知りつつも尚呆然としました。
そして最後に至るまで一樹が自分を責める描写が一読者にすぎないこちらも苦しかったです。
序章と終章のラストの一文で惨禍に異なる感情が溢れ出していて、感慨深く思いました。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。

[良い点]
一章まで読ませていただきました。
ホラーテイストのミステリーといった感じで、謎いっぱいの序章なので、この先、どんな展開になるのか楽しみです。
文章もきれいですし、表現力も豊富で読みやすいと思います。
[気になる点]
以下、変なツッコミです。
・地の文で『オッズ』が出てきた時に、高校生も一般的に使う言葉なのかなと疑問に思ってしまいました。
・タイムマシーンが引き出しの中にあるかないかは、一般的に表現として使えるものなのか？　などと引っかかってしまいました。

[一言]
こういうジャンルが好きなので、続きをまた読ませていただきますね。
完結目指して、執筆頑張ってください。
応援しています！