感想一覧

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[良い点]
言語をツールとして体が認識できるようになるまでは、特にしゃべる事は大切ですよね!
[気になる点]
私は教員に恵まれませんでしたが、コロナの影響があった今はどうなんでしょうね……

[一言]
英語は日本語と違ってAが「エイ」であり「ア」である事を概念として早く理解したかったと、私は大きくなって思いましたね。省略含めですが、言えないものは聞こえませんよね~笑
こんばんは!ご感想、ありがとうございます。

そうなんですヨ。「文法」をしっかり理解して、文の構造を把握したあとは、その例文を体に覚えこませるために、「音読」「暗唱」という作業が、どうしても必要になってきます。

私たち日本人が、なぜ、「はて?朝の挨拶って、ナンだっけ?」などと考えることなく、自然に「おはようございます。」などという挨拶がスムーズに出てくるのか・・・それはもちろん、「おはようございます。」というカタチで脳にインプットされているからですよね。

でなければ、出てくるはずがない。入ってないものは、出てきようがないんですもんね。

文章だって、基本的にはこれといっしょです。

例えば、「あなたは、昨日、どこへ行ってたの・・・?」というフレーズで、浦島様が脳にインプットしていたとします。

そのとき相手が、「お前、どこへ行ってたんだってばさ、昨日よぉ!?」などと、単語や語順、表現を替えて、非難めいた詰問をしてきたとしても、ちゃんと浦島様は、相手の投げかけてきた質問の意味を理解できます。

コンピューターやAIは、人間に近づいてきたとはいえ、まだまだ、こうした微妙な言葉の「ニュアンスの違い」を理解することはできません。

よく、AMAZONの書評や、商品の説明を、たとえば中国人の方が「翻訳機能」を使って日本語の文章に「見せかけて」書き込んできたとしても、日本人である私たちには、「ん?この文章、どこか変だぞ?日本語として不自然だぞ??」と、すぐに気づくことができます。

人間の脳は、コンピューターのような、「何万桁」の計算を一瞬で行うことはできませんし、バラバラの単語を、一字一句正確に、一瞬で何十万語も記憶することはできません。

もっと、「ファジーに」・・・つまり、「あいまいに」、ネットワーク的に出来ています。「柔軟に」と言ってもいいかもしれませんね。

だから、先の例のような「一字一句同一でない文章」に出くわしても、脳がちゃんとそれに合わせて処理し、意味をつかんでくれます。ものすごく柔軟に、合理的に作られています。

そういった理由から、いろんな「表現のパターン(=例文)」を、どんどん頭にインプットし、相手がどんな質問をしてきてもそれなりに対応できるように、私たちは、生まれてきたときから、一日一日、知らず知らずに「日本語」を訓練してきたのですね。

だから今、スムーズに日本語が操れる。

そして、文法上の「間違い」を繰り返し、数限りなく「修正」されてきたからこそ、今の浦島様のような、論理的で立派な文章をも作れるようになったのです。

一方、英語をはじめとした外国語におきましては、もう私たちには、「母語である日本語を習得してきた道のり」「習得方法」を今さら再現する時間は残されていません。人生というものは、それほど長くありませんし、そんなことをやれる「ヒマ人」なんていません。

だからこそ、「文法」という、先人が研究し、整備してくれた「便利なツール」をフル活用して、システマチックに語学学習してやる必要があります。

あとは、スポーツにおける「素振り」や「走り込み」のように、繰り返し繰り返し、鍛えていくだけです。

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

たしかに、今どきの英語教師は、「音読」「暗唱」という作業は、めんどくさいし、「効率的でない」とし、嫌がって教えないかもしれませんね。「コロナ」の影響もあり、大声で全員で唱和・・・という構図も、なかなか考えにくいですし。

それでも、ここをお読みいただいた皆さんは、すでに「音読」「暗唱」という「強力な武器」を手に入れられました。あとは、実行あるのみです。

「暗唱」もさせてくれない無能な英語教師だって、大学の英文科卒の「学士」です。やせてもかれても、一応、「英語のプロ」です。

ですから今度はこっちで、そういった教師を大いに「利用」してやろうではありませんか。教科書の文法項目で分からない項目がでてきたら、積極的に質問して、「使ってやる」んですよ。

頭を下げて質問に来た生徒を、「こやつ・・・かわいいなぁ!」と感じない教師なんて、めったにいないはず。それをきっかけに、今まで「感じ悪い」と思っていた先生とだって、そこからすんごく良好な信頼関係が築けるかもしれませんヨ

 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

英語の「母音」って、やっかいですよね。

「ア」と読んだり、「エイ」と読んだり。ときには、「アとエの中間」で読んでみたり・・・。こうしたことはドイツ語やフランス語には、ほとんど見られません。だいたい、読みは「安定」していて、まず「迷う」ことはありません。「猪浦先生」によりますと、フランス語の読みは、9割以上、知らない単語、初見の単語でも読めるそうですね。英語だと、いちいち「調べないと」いけません。

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「言えないものは聞こえません」・・・まったくその通りです!

実は、自分で「発音できない音」、「出せない音」というものは、外国語を「リスニング」する際、「雑音」として処理されてしまい、意味のある「言語」として理解できません。

たとえば、「ブラジル・ポルトガル語」で歌われる「ボサノヴァ」なんかを聴く場合、全くポルトガル語を知らない場合に何が起こるのか・・・人が歌ってはいるけど、心地よい「音の連続」として処理されてしまいます。

この場合、かえって都合がいいかもしれませんよね。ヘタにポルトガル語の意味なんかが分かってしまうと、メロディに「陶酔」できなくなるからです。

ついでに・・・というわけではありませんが、「リスニング能力」(昔で言うところの「ヒアリング能力」)を劇的に向上させる「特効薬」のようなものがあります。

それは・・・「ディクテーション」つまり、「書き取り」です。

英語なら英語の例文を耳で聞き、それを紙に「書き取る」んです。

すると、ちゃんと「聞き取れているか」という結果が一目瞭然ですし、「正しいスペリングで書けているか」といったことまで同時にチェックできます。

私の第三の「心の語学師匠」である「池田和弘」先生も「ディクテーションをすると、間違いなく耳が良くなる」とおっしゃっています。

この「池田先生」につきましては、「単語暗記」のエッセイのときに、詳しくお話しますネ。

超長くなっちゃいましたが・・・これで失礼します。 m(_ _)m
[一言]
音読して丸暗記のように覚える、というのはシュリーマンの言語学習法と同じですよね。実際有効性はあると思うのです。あと、シュリーマンが言っていたように、「翻訳しない」っていうのもありだと思います。
こんばんは!ご感想、ありがとうございます。

そうなんですヨ。

「暗唱」がいかに語学学習において重要か、ということは、いまや常識なんですが・・・ここで注意しまいといけないことがあります。

それはもちろん、教科書のすべての例文を「暗唱するわけではない!」ということです。

「暗唱」というのは、例文を「一字一句間違いなく暗記する」ということですから、ものすごい「労力」と「エネルギー」を要します。

一方、中学一年時のN先生のように、例文を「暗記するぐらい」声に出して読む・・・というのとでは、投下するエネルギーの量が全く違ってきます。

「鬼教師」と異名をとったT先生だって、生徒に完全に暗唱させる英文というものは、「必要最小限」に絞って提示していました。「これだけは完全に覚えてこい!」というわけですね。

あとで書くエッセイで、その「暗唱」に適した教材を・・・古い書籍ですが、若い方にも紹介していきたいと思いますので、よかったら、また読んでやってください。では・・・。  m(__)m
[良い点]
他言語(誤字ではない)が苦手な私には耳に痛いエッセイでしたね(笑)
国語は好きなので、真面目に取り組めば、同様に好きな筈なんですが、予習復習というか、勉強嫌いな私には英語は進んで覚えようと思えなかったんですよね(-_-;)

興味あることしか出来ない人間なんで(サルか)

さて、感想というには酷い自分語りついでに、学生時代(中学)の頃に聞いた、先生の学生時代のお話を。

先生は名古屋出身だったんだそうですが、中学時代に英語教諭からクラス全員に一喝が
「お前らの発音はなってない」
こんなことを怒鳴ったそうです。
実際には
「おみゃーらの発音はなってにゃー」
だったそうですが、すでにネタ臭い(笑)
で、例文が
bird is fly in the Sky
だったそうで、こっからは始めから名古屋弁で(オチかもう見え見えですね(笑))
「よーく聞け、いいきゃー、『バード イズ フリャー インザ スキャー』」

 エビフリャーなのかな。
 それにしてもスキャーって、

 やっぱり、話盛ってるか、そもそもネタだよなーと思ってます(笑)
こんばんは!いつも、あたたかいご感想、ありがとうございます。

いや~、なんと「名古屋弁」の英文!?ゲラゲラ笑ってしまいました。スミマセン(笑)。

そう。このへんが、語学の面白いところでもあるんですヨ。

私なんか、ここでは「一応」標準語になっていますが・・・普段の会話なんて、「おめ、どこにほだごどかいであんだ?(=あなた、どこにそんなことが書いてあるんですか?)」とか「ほら、でごさまみでーにだまってねーで、こっちさこお!(=ほら、人形みたいに黙っていないで、こちらへ来なさい!)」てな調子です(笑)。

でもですね、英語になりますと、不思議に「訛り」が取れちゃうんですヨ。

学生時代にゴツゴツの、いわゆる「ジャパングリッシュ」のきったない発音だった私の英語もですね・・・数年にわたる徹底的な自己訓練(=発音矯正)の末に、なんとか「聞ける」レベルにはなってきたかな・・・って感じです。

たぶん、愛猫家様もよくご存知かとは思いますが・・・とかく語学と言うものには、変な「常識」がつきまといがちです。

次回は、そんな話を紹介していきたいな、なんて計画しておりますので、よかったら、また読んでやってください。では、失礼します。 m(_ _)m



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